ブロック販売オーダ (ライン) (tdsls4520m000)

セッションの目的:  ブロックされたオーダまたはオーダ (構成要素) ラインをリスト表示または発行します。

オーダ入力時に、LN により複数の理由で販売オーダ (構成要素) ラインをブロックできます。

適切なメニューにある次のいずれかのオプションをクリックしてオーダ (構成要素) ラインを発行できます。

  • 確定発行
    オーダが発行されます。同じ理由でオーダが再度ブロックされることはありません。
  • 予備発行
    信用チェックによってオーダがブロックされたときにこのオプションを選択すると、ブロックの原因となった基準が引き続き販売オーダ (ライン) に当てはまる場合、オーダは次のフェーズで再度ブロックされます。オーダが別の理由でブロックされた場合、このオプションを使用してのみオーダを発行できます。
注意
  • コンプライアンスチェックの失敗のためにオーダがブロックされた場合、現在のセッションでそのオーダを発行することはできません。必要なデータを更新するか、伝票のコンプライアンスチェック結果 (tcgtc1510m000) セッションまたはコンプライアンスチェック結果の上書きワークベンチ (tcgtc1610m100) セッションを使用して、エラーを上書きし、オーダをブロック解除できます。
  • 信用チェックのためにオーダがブロックされる場合、信用評価 (tcmcs0564m000) セッションでオーダをブロックするさまざまなフェーズを定義できます。この場合、発行の確定タイプおよび予備タイプの差異は、信用チェックにのみ適用されます。他のブロック理由の場合、発行のこれらのタイプは同じ結果になります。

LN では、以下のフェーズに関して信用チェックを行います。

  • フェーズ 1
    オーダ (構成要素) ラインは、オーダ (構成要素) ラインの入力時にブロックされます。
  • フェーズ 2
    オーダ (構成要素) ラインは、販売オーダ (構成要素) ラインの倉庫管理への発行時にブロックされます。
  • フェーズ 3
    オーダ (構成要素) ラインは、出荷の確認時にブロックされます。

オーダ (構成要素) ラインがオーダ (構成要素) ラインの入力時 (フェーズ 1) にブロックされた場合、予備発行をクリックして、製造オーダ手順をフェーズ 2 まで続行できます。保留理由が引き続き有効である場合、LN によりフェーズ 2 でオーダ (構成要素) ラインが再度ブロックされます。販売オーダ (構成要素) ラインを倉庫管理に発行し、製造オーダ手順をフェーズ 3 まで続行するには、予備発行をクリックします。結果として生成される出庫オーダラインはブロックされません。保留理由が引き続き有効である場合、出荷および積荷の凍結/確認 (whinh4275m000) セッション (フェーズ 3) での出荷の確認時に、LN によりオーダ (構成要素) ラインがブロックされます。これは最終フェーズなので、予備発行の後で出荷を確認することはできません。保留理由が引き続き有効である間に出荷を確認するには、確定発行をクリックします。

 

オーダ

特定の条件にしたがって取引先に品目またはサービスを販売するために使用される合意。販売オーダは、1 つのヘッダおよび 1 つ以上のオーダラインから成ります。

取引先データ、支払条件、受渡条件などの一般オーダデータは、ヘッダに保存されます。価格合意や納期など、発注される実際の品目についてのデータは、オーダラインに入力されます。

ライン

販売オーダまたは購買オーダでのオーダラインの位置を識別するために使用する番号

連番

販売オーダ (納入) ラインまたは購買オーダライン (詳細) の位置番号を詳細に識別するために使用される番号

構成要素連番

販売オーダライン構成要素連番

保留理由

オーダまたはオーダラインのブロック理由

オーダは、オーダ手順のいかなる時点でも 2 つ以上の理由で保留することができます。たとえば、販売オーダは信用チェック (オーダ残高が顧客与信限度額を超える) およびマージン管理 (オーダの総マージンを超える) によってブロックできます。

発生元ライン

販売オーダのブロックの原因となった、オーダラインの位置番号

フェーズ (信用評価)

LN によって信用チェックが行われるフェーズ

以下のフェーズがあります。

  1. フェーズ 1:
    販売オーダ入力時
  2. フェーズ 2
    倉庫管理への販売オーダラインの発行時
  3. フェーズ 3
    倉庫管理での出荷確定時
注意

信用チェックのフェーズは、信用評価 (tcmcs0564m000) セッションで定義できます。

予定発行日

販売オーダのブロック解除が予測される日付

デフォルトの予測発行日は、システムの日付と一致します。日付はブロック販売オーダ (ライン) の選択 (tdsls4220m000) セッションでマニュアルで上書きできます。

注意

販売オーダ (ライン) は常にブロック販売オーダ (ライン) (tdsls4520m000) セッションまたは販売オーダ (ライン) ブロック (tdsls4120s000) セッションでマニュアルで発行されます。

 

予備発行

信用チェックによってオーダがブロックされたときにこのオプションを選択すると、ブロックの原因となった基準が引き続き販売オーダ (ライン) に当てはまる場合、オーダは次のフェーズで再度ブロックされます。オーダが別の理由でブロックされた場合、このオプションを使用してのみオーダを発行できます。

確定発行

このオプションを選択すると、オーダは同じ理由で再度ブロックされることはありません。