販売オーダのブロック販売では、販売オーダまたは販売オーダ (構成要素) ラインをブロックできます。 ブロックは次のような理由で発生します。 ブロックは、ある特定の時点における、おおよその状況を示すものです。オーダ入力時に顧客の請求書の支払期限が切れていても、指定された納期までに支払われている場合があります。 設定と手順
注意
信用評価 販売オーダが継続するかどうかは、取引先の信用チェックにより決まります。すべての顧客について、請求先取引先 (tccom4112s000) セッションで信用評価を選択する必要があります。信用評価は、取引先の販売オーダを処理するとき、および処理後の未決済請求金額が取引先の与信限度額を超えるときに行うアクションを決定します。 販売オーダが信用チェックのためにブロックされた場合、ブロック販売オーダ (ライン) (tdsls4520m000) セッションで次の発行タイプを使用できます。
注意
マージン管理 販売オーダパラメータ (tdsls0100s400) セッションのマージン管理チェックボックスがオンの場合、オーダラインまたは見積ラインの品目の販売価格が目標価格と大きく異なっていないかどうかがチェックされます。 マージン管理パラメータ (tdsls0120m000) セッションで、実行するアクション (ブロック、シグナル、またはログ) を決定できます。目標価格は、販売オーダパラメータ (tdsls0100s400) セッションのマージン管理の目標価格フィールドで指定します。
注意
マージン管理については、目標価格からの許容偏差を品目 - 販売 (tdisa0501m000) セッションの上限マージンと下限マージンで指定できます。 コンプライアンスチェック不合格 ブロック販売オーダ (ライン) (tdsls4520m000) セッションには、輸出コンプライアンスチェックまたは信用状 (L/C) チェックで不合格となったためにブロックされた販売オーダラインが表示されます。その保留理由値は、販売オーダパラメータ (tdsls0100s400) セッションの事前定義保留理由 - 貿易コンプライアンスチェックフィールドまたは事前定義保留理由 - 信用状チェックフィールドから取得されます。 ブロックされたラインをブロック販売オーダ (ライン) (tdsls4520m000) セッションで解除することはできません。ラインをブロック解除するには、必要なコンプライアンスデータを更新して、コンプライアンスチェックを再実行する必要があります。また、権限のあるユーザは、伝票のコンプライアンスチェック結果 (tcgtc1510m000) セッションまたはコンプライアンスチェック結果の上書きワークベンチ (tcgtc1610m100) セッションを使用して、ブロックをマニュアルで無効にすることができます。 価格ステージ 価格ステージによってブロックされている販売オーダラインは、ブロック販売オーダ (ライン) (tdsls4520m000) セッションに表示されます。保留理由フィールドの値が、価格ステージにリンクされたブロック定義から取得されます。 販売オーダラインは、次のフェーズの間に、ブロック定義のブロックフェーズに基づいてブロックできます。
注意
ブロックフェーズが発行 (倉庫管理) に設定されている場合でも、取引先タイプ別保留理由 (tdsls0193s000) セッションの保留理由および取引先タイプで倉庫へ発行可能チェックボックスがオンになっているときには、販売オーダラインを倉庫管理に発行することができます。この場合、ブロックは関連する出庫オーダラインに適用されます。 ブロックされたラインをブロック販売オーダ (ライン) (tdsls4520m000) セッションで解除することはできません。ラインのブロックを解除するには、価格ステージを更新する必要があります。新しい価格ステージを基に、オーダ処理を継続するか、または新しいブロックを作成できます。あるいは、シグナルの表示のみを行うことも可能です。
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