販売における納入パターン

納入パターンを使用して販売オーダの計画納期を計算することで、顧客が利用可能なときにオーダ商品を顧客の住所に納入することができます。

注意

納入パターンを販売オーダラインに対して使用できるのは、販売オーダパラメータ (tdsls0100s400) セッションの拡張在庫チェックチェックボックスがオンの場合のみです。

販売オーダラインに納入パターンを使用するには:

  • 納入パターン (tdisa0121m000) セッションで納入パターンを定義します。パターン (tcccp0690m000) セッションからパターンを選択できます。
  • 納入パターンシナリオ (tdisa0120m000) セッションで、サイト、倉庫、品目、販売先取引先、出荷先取引先の組合せに関する納入パターンシナリオを定義します。これらのシナリオは、販売オーダの納入パターンを選択するために考慮されます。
  • オーダタイプ (tdsls0694m000) セッションの納入パターンの使用チェックボックスをオンにして、選択したオーダタイプの納入パターンを使用します。

メンテナンスシナリオに基づいてこの検索優先順位が使用され、販売オーダ、販売オーダライン、および関連する構成要素の納入パターンが決定されます。

検索優先順位サイト倉庫販売先取引先出荷先取引先品目
1ありありありありあり
2ありありありありなし
3ありありなしなしなし

 

納入パターンについて納入パターン (tdisa0121m000) セッションで指定された 納入日時の範囲が考慮され、販売オーダラインに適用される納入パターン時が決定されます。最初に決定された納入時に倉庫がクローズしている場合は、指定された納入日時の範囲における次の納入日時が考慮されます。

販売オーダの納入パターン

次の場合にのみ、販売オーダに納入パターンを適用できます。

  • 販売オーダにリンクされているオーダタイプについて、オーダタイプ (tdsls0694m000) で納入パターンの使用チェックボックスがオンになっている
  • 販売オーダにリンクされているサイトについて、サイト別販売設定 (tdsls0511m000) セッションの拡張在庫チェックチェックボックスがオンになっている

販売オーダに適用される納入パターンを決定するために、Infor LN では、品目が指定されていない納入パターンシナリオのみが考慮されます。販売オーダについて決定された納入パターンは、販売オーダラインのデフォルトとしてのみ使用され、計画納期の計算には考慮されません。

販売オーダラインおよびライン構成要素の納入パターン

次の場合にのみ、販売オーダラインおよび販売オーダライン構成要素に納入パターンを適用できます。

  • 関連する販売オーダにリンクされたオーダタイプについて、オーダタイプ (tdsls0694m000) の納入パターンの使用チェックボックスがオンになっている
  • 関連する販売オーダにリンクされているサイトについて、サイト別販売設定 (tdsls0511m000) セッションの拡張在庫チェックチェックボックスがオンになっている
  • 販売オーダライン (tdsls4101m000) セッションの販売から輸送オーダを生成チェックボックスがオフになっている
  • 在庫チェックが適用される

販売オーダラインおよびライン構成要素の納入パターンは、納入パターンシナリオに基づいて決定されます。納入パターンが存在する場合は、このパターンが、販売オーダライン/ライン構成要素のデフォルトに設定されます。適用されていない場合は、関連する販売オーダにリンクされている納入パターンが、販売オーダライン/ライン構成要素のデフォルトに設定されます。

納入パターンは、販売オーダライン (tdsls4101m000) セッションの オーダ確約状況フィールドが合格に設定されている場合に適用されます。

オーダ確約状況フィールドが合格に設定された後に納入パターンが変更されると、在庫再チェックが再度実行され、計画納期が決定され、納入パターンが指定されます。

納入パターンが販売オーダまたはラインにリンクされている場合:

  • 販売オーダ - ライン - 同期化 (tdsls0280m000) セッションの納入パターンチェックボックスをオンにすることで、販売オーダデータを販売オーダラインと同期させることができます。
  • 既存の販売オーダ、販売オーダライン、または販売オーダライン構成要素をコピーして作成された販売オーダ、販売オーダライン、または販売オーダライン構成要素に、納入パターンをコピーすることもできます。販売オーダのコピー (tdsls4201s000) のコピーテンプレートにリンクされたヘッダ例外およびライン例外で納入パターンを追加し、納入パターンのコピーアクションデフォルト取得プロンプト、またはコピー元...に設定できます。
  • バックオーダの納入パターンは、販売オーダラインからデフォルト設定されます。
  • 販売オーダ、販売オーダラインおよび販売オーダライン構成要素で納入パターンが変更されると、履歴がログに記録されます。