価格ステージ - 概要

価格交渉に長い時間がかかる業界では、価格ステージを使用して、価格交渉処理のフェーズに基づいて価格を分類できます。価格が最終ではない限り、価格ステージを使用してオーダ処理の継続を許可したり、この処理の間に実行できる活動を制限したりします。

会社 X は、厳格な契約の規制や、関係取引先との間で数多くの交渉が必要な複雑なビジネス環境で営業活動を行っています。したがって、最終的な品目価格は交渉を始めてから数ヶ月後に合意されます。

品目 ZZ の価格を見積りましたが、関連するオーダには長いリードタイムが必要です。結果的に、会社 X は品目 ZZ を含むオーダ A の作業を開始できます。

オーダ A を実行するオーダ活動を制限するために、次の価格ステージを適用できます。

  • 価格が依然として見積で、暫定ではない場合に倉庫管理へのオーダの発行を防止する価格ステージ
  • 価格が依然として暫定で、最終ではない場合に出荷の確認を防止する価格ステージ
マスタデータ

価格ステージを設定するには:

  1. 保留理由 (tcmcs2110m000) セッションで分類フィールドを価格ステージチェックに設定し、保留理由を指定します。
  2. ブロック定義 (tcmcs2111m000) セッションで、ブロック定義を指定し、保留理由をブロック定義にリンクします。
  3. 価格ステージ (tcmcs2112m000) セッションで、価格ステージを指定し、ブロック定義を価格ステージにリンクします。
ビジネス文書

価格ステージは、価格帳やさまざまなビジネス文書にリンクできます。

注意

価格ステージは、次のセッションの適切なビジネス文書で、価格ステージ必須チェックボックスがオンの場合にのみ必須です。

  • 販売見積パラメータ (tdsls0100s100)
  • 販売オーダパラメータ (tdsls0100s400)
  • 見積依頼パラメータ (tdpur0100m100)
  • 購買契約パラメータ (tdpur0100m300)
  • 購買オーダパラメータ (tdpur0100m400)
  • 契約パラメータ (tpctm0100m000)