購買オーダのブロック

調達では、購買オーダまたは購買オーダラインをブロックできます。

購買オーダと購買オーダラインは、マニュアルでブロックできますが、コンプライアンスチェックまたは価格ステージチェックで不合格となった場合には自動的にブロックされます。

設定と手順
  1. 保留理由 (tcmcs2110m000) セッションで、購買オーダまたは購買オーダラインをブロックする理由とその理由の分類を指定します。
  2. 購買オーダパラメータ (tdpur0100m400) セッションで、オーダブロックチェックボックスをオンにして、貿易コンプライアンス保留理由フィールドと信用状保留理由フィールドに値を指定します。
  3. 価格ステージを使用する場合は、価格ステージと関連するブロック定義を指定します。次を参照してください。 価格ステージの設定
  4. 購買ユーザプロファイル (tdpur0143m000) セッションで、オーダを発行 (ブロック解除) する権限のあるユーザのブロックオーダの発行の承認チェックボックスをオンにします。
  5. ブロックされた購買オーダまたは購買オーダラインが購買オーダ (ライン) ブロック (tdpur4120m000) セッションに表示されます。
購買オーダのマニュアルブロック
  • 購買オーダをブロックするには、購買オーダ (tdpur4100m900) セッションの適切なメニューにあるブロックオプションをクリックします。購買オーダラインを個別にブロックするには、ラインを選択して、同じセッションのブロックオプションをクリックします。
  • 購買オーダをブロックすると、そのオーダの状況がブロックに設定されます。ブロックされた購買オーダラインでは、ブロックチェックボックスがオンになります。
  • 購買オーダがブロックされた場合、リンクされている購買オーダラインもすべてブロックされます。未決済入庫が購買オーダラインにリンクされている場合は、その購買オーダラインをブロックすることができません。この場合でも、購買オーダはブロックすることができます。
  • 購買オーダまたは購買オーダラインをブロックした理由を保留理由に指定する必要があります。
  • ブロックされた購買オーダまたは購買オーダラインに関して、購買オーダ (ライン) ブロック (tdpur4120m000) セッションにレコードが作成されます。権限のあるユーザは、発行ブロックオプションをクリックして、購買オーダまたは購買オーダラインのブロックを解除できます。
注意

変更要求の機能が購買オーダに導入されている場合、購買オーダ (ライン) の変更要求をブロックおよび発行することもできます。

コンプライアンスチェック不合格

購買オーダ (ライン) ブロック (tdpur4120m000) セッションには、舟生コンプライアンスチェックまたは信用状 (L/C) チェックで不合格となったためにブロックされた購買オーダラインが表示され、購買オーダパラメータ (tdpur0100m400) セッションの貿易コンプライアンス保留理由フィールドまたは信用状保留理由フィールドから保留理由値が取得されます。

ブロックされたラインを購買オーダ (ライン) ブロック (tdpur4120m000) セッションで解除することはできません。ラインをブロック解除するには、必要なコンプライアンスデータを更新して、コンプライアンスチェックを再実行する必要があります。また、権限のあるユーザは、伝票のコンプライアンスチェック結果 (tcgtc1510m000) セッションまたはコンプライアンスチェック結果の上書きワークベンチ (tcgtc1610m100) セッションを使用して、ブロックをマニュアルで無効にすることができます。

価格ステージのチェック

価格ステージによってブロックされている購買オーダラインは、購買オーダ (ライン) ブロック (tdpur4120m000) セッションに表示されます。保留理由フィールドの値が、価格ステージにリンクされたブロック定義から取得されます。

購買オーダラインは、ブロック定義のブロックフェーズに基づいて次のフェーズの間にブロックできます。

  • オーダ入力
  • 倉庫管理への発行
  • 入庫確認

ブロックされたラインを購買オーダ (ライン) ブロック (tdpur4120m000) セッションで解除することはできません。ラインのブロックを解除するには、価格ステージを更新する必要があります。新しい価格ステージを基に、オーダ処理を継続するか、または新しいブロックを作成できます。あるいは、シグナルの表示のみを行うことも可能です。