納入済商品の承認

販売オーダ実際納入ライン (tdsls4106m000) セッションで実際納入ラインが挿入された後に、販売オーダ請求ライン (tdsls4106m100) セッションによってこの実際納入ラインに対応する請求ラインが作成されます。このとき、請求数量は納入数量と同じ値になります。

導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションに顧客承認チェックボックスを導入すると、販売オーダ請求ライン (tdsls4106m100) セッションで請求ラインの処理方法を決めるために使用できます。

顧客承認が導入されている場合

顧客承認が導入されている場合、次のようになります。

  • 納入数量のどの部分を承認 (請求) できるようにするか、およびどの部分を不合格にできるようにするかを指定する必要があります。

    これにより、次の各フィールドをメンテナンスできます。

  • 不合格商品についての返品オーダを生成する必要がある場合、返品オーダのフィールドが指定済であれば、ユーザが請求ラインを承認した後に、返品オーダが生成されます。
  • 納入数量の一部が承認されているか、不合格になっている場合に、ユーザが請求ラインを承認すると、承認済数量および不合格数量が実際納入ラインに累計されます。この累計数量が納入数量より少ない場合、残りの数量のための新しい請求ラインが生成されます。つまり、1 つの実際納入ラインに対して複数の請求ラインを作成できます。
  • 指定販売オーダラインの発行または適切なメニューの販売オーダ/スケジュールの請求への発行をクリックして、承認済の請求ラインを請求に発行する必要があります。
注意
  • 販売オーダ請求ラインを承認するには、目的のラインを選択して、販売オーダ請求ライン (tdsls4106m100) セッションの適切なメニューで承認をクリックします。この結果、請求ラインの状況がフリーから承認済に変わります。
  • 販売納入 (tdsls4101m200) セッションで、原価品目およびサービス品目の納入をメンテナンスする必要があります。この結果、販売オーダ請求ライン (tdsls4106m100) セッションで請求ラインの状況がただちに承認済に設定されます。

記述されているすべてのアクションは、販売オーダ (tdsls4100m900) セッションおよび販売オーダライン (tdsls4101m900) セッションの請求ラインタブで実行することもできます。

顧客承認が導入されていない場合

顧客承認が導入されていない場合、次のようになります。

  • 1 つの実際納入ラインに対して作成できる請求ラインは 1 つのみです。
  • 請求ラインをメンテナンスできません。
  • 生成された請求ラインを承認する必要はありません。このような請求ラインは自動承認されます。
  • 販売オーダ/スケジュールの請求への発行 (tdsls4247m000) がオーダ手順内の自動活動ではない場合、販売オーダ (tdsls4100m900) セッションおよび販売オーダライン (tdsls4101m900) セッションの請求への発行タブで、請求ラインを請求に発行できます。