輸送レートの取得

輸送レートは、価格設定に保存され、次の項目でリストされる品目の輸送原価の計算に使用されます。

  • 輸送オーダライン
  • 輸送オーダクラスタ
  • 販売オーダライン
  • 販売見積ライン
  • 積荷
  • 出荷

たとえば、販売オーダラインの輸送原価を決定するために、輸送レート帳から輸送レートが取得されます。正しい輸送レート帳簿の検出のために、輸送レートマトリックスが使用されます。

輸送レートマトリックスは、次のフィールドに基づいて取得されます。

  • オーダヘッダまたは請求先取引先 (tccom4112s000) セッションで選択した請求方法。請求方法がクライアントレートの場合、運送業者レートが検索されます。請求方法が輸送費または輸送費 (更新可能) の場合、運送業者レートが検索されます。請求方法が適用なしに設定されている場合、輸送レートは検索されません。
  • 価格設定パラメータ (tdpcg0100m000) セッションの運送業者輸送レート管理パラメータおよびクライアント輸送レート管理パラメータ。最初のレートまたは最低レートに設定できます。

輸送レートマトリックスから輸送レートを取得するために、LN により、マトリックス連番が定義された輸送レートマトリックスで有効な輸送レート帳簿が検索されます。販売オーダライン、出荷、輸送オーダクラスタなどのプロパティと一致するマトリックス定義およびマトリックス属性の輸送レートマトリックスが検索されます。すべてのマトリックス属性が販売オーダライン、輸送オーダクラスタ、出荷などのプロパティと一致する必要があります。検出時には、マトリックス定義とマトリックス属性が保存されている輸送レートマトリックスの輸送レート帳簿が、販売オーダラインの輸送原価の計算に使用されます。

注意

積荷と出荷については、複数の輸送レート帳簿から取得された輸送レートを使用して輸送費を計算できます。この計算は、対象の積荷や出荷のプロパティによって決まります。