サイト別品目 - 販売 (tdisa0181m100)

セッションの目的:  サイトの品目販売データを表示、指定、およびメンテナンスします。

注意
  • このセッションは、マルチサイトを使用する場合のみ利用できます。
  • 品目販売データが品目 - 販売 (tdisa0601m000) セッションのグローバルレベルで利用できない場合、サイトレベルでは品目販売データが指定できません。

 

品目

購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具

品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。

非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。

  • 原価品目 (電気代など)
  • サービス品目
  • 外注サービス
  • リスト品目 (メニュー/オプション)
サイト

自社のロジスティックデータをメンテナンス可能な企業の営業所。同じ場所に倉庫、部署および組立ラインが集まっています。マルチサイト環境では、サイトはサプライチェーンのモデル化に使用されます。

サイトには次の制約が適用されます。

  • サイトは国をまたがることはできません。サイトの倉庫と部署はサイトと同じ国に存在している必要があります。
  • サイトは計画クラスタの一部です。そのためサイトの倉庫とワークセンタはすべて同じ計画クラスタに属している必要があります。
  • サイトは、1 つのロジスティック会社にリンクされます。

サイトを企業単位にリンクする、または企業単位をサイトにリンクすることができます。

企業単位をサイトにリンクすると、サイトのエンティティが企業単位の配下になります。このため、サイトを企業単位にリンクすると、企業単位のエンティティがサイトの配下になります。

倉庫

品目の納入元サイトにおける倉庫

デフォルト

  1. サイト別品目 - 販売デフォルト (tdisa0182m100)
  2. サイト別品目 - オーダ処理 (tcibd2150m000)
約定引当方法

品目についてオーダ数量の自動的な約定引当を行うかどうか、また、行うとしたらいつ引き当てるかを指定します。

注意

倉庫オーダ (whinh2100m000) セッションで品目の約定を行っていない限り、約定引当方法は変更できます。

指定可能な値

約定引当方法

最小約定引当数量

部分引当の場合に約定引当をする必要がある最小数量

最小約定引当数量フィールドと最小約定引当レートフィールドの両方に有効な値を設定している場合、約定引当の数量は両方のフィールドと照らし合わせて確認されます。大きい方の数字が使用されます。

  • 最小約定引当数量フィールドの値が 5
  • 最小約定引当レートの値が 10%

オーダが 100 の場合、最小数量は 5 で、最小レートは (数量に変換すると) 10 です。この結果、部分引当として最小限 10 が引き当てられます。オーダが 20 の場合、最小数量はやはり 5 ですが、最小レートは (数量に変換すると) 2 です。この場合は、部分引当として最小限 5 が引き当てられます。

棚卸単位

品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。

棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。

最小約定引当レート

部分引当の場合に納入しなければならない最小レート

最小約定引当数量フィールドと最小約定引当レートフィールドの両方に有効な値を設定している場合、約定引当の数量は両方のフィールドと照らし合わせて確認されます。大きい方の数字が使用されます。

  • 最小約定引当数量フィールドの値が 5
  • 最小約定引当レートの値が 10%

オーダが 100 の場合、最小数量は 5 で、最小レートは (数量に変換すると) 10 です。この結果、部分引当として最小限 10 が引き当てられます。オーダが 20 の場合、最小数量はやはり 5 ですが、最小レートは (数量に変換すると) 2 です。この場合は、部分引当として最小限 5 が引き当てられます。

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