要件 - 有効化コード (tcuef0107m000)

セッションの目的:  要件を有効化コードにリンクして、有効化コードを構成します。

名前が GER である要件は、ドイツ市場に対応した安全機能を表します。要件 GER にリンクされている例外が示す安全機能は、部品表、工順などの調整に反映されます。要件 GER を有効化コードにリンクすると、ドイツの安全機能が有効化コードに適用されます。ドイツの安全機能が変更された場合、要件 GER にリンクされている適切な例外のみを変更する必要があります。こうすると、要件 GER が指定されているすべての有効化コードに変更が適用されます。

表示メニューで以下のセッションの表示方法を選択できます。

  • 要件別の有効化コード
  • 有効化コード別の要件

ツールバーまたはファイルメニューにある新規をクリックして有効化コードの新しい要件を定義する場合は、以下のいずれかのセッションで要件を選択できます。

  • 要件 (tcuef0106m000) セッション: 既存のすべての要件から要件を選択できます。
  • 要件詳細 (tcuef0108m000) セッション: 有効化コードの品目にリンクされている要件のいずれかを選択できます。
要件のインポート

要件詳細 (tcuef0108m000) セッションで特定の品目に対して定義したデフォルト要件をインポートするには、適切なメニューの要件のインポートをクリックします。

要件詳細 (tcuef0108m000) セッションで、分類および排他性インジケータが同一であるデフォルト要件を定義できます。また、その要件をこのセッションにインポートすることも可能ですが、このセッションで保存することはできません。特定の有効化コードに対して選択された要件はいずれも、分類と排他性インジケータの組合せが固有でなければなりません。

注意

このセッションは、有効化コード (tcuef0102m000) セッションの一部です。このセッションの要件タブで、特定の有効化コードの要件を表示、メンテナンス、選択できます。

 

有効化コード

有効化構成品目に関する差異をモデル化するために使用する、販売オーダラインやプロジェクト成果物ラインなどの参照番号

完成品

倉庫に納入する準備が完了している品目。完成品は、従属的な工順 (副製品および副産物) またはメイン工順の最後に製造されます。

有効化コードシリーズ

同一の有効化構成品目に適用される 1 つまたは複数の有効化コードのグループを示すコード番号

連番

有効化コードシリーズにおける有効化コードの連番

構成処理可能

このチェックボックスがオンの場合、有効化構成品目に必要な要件がすべて選択されます。

要件

有効化構成で使用される例外を記述するために定義する業務上の理由。たとえば、特定の市場、モデル、顧客などを要件として定義できます。

分類

要件を分類するコード。たとえば、CUSTOMER、MARKET、MODEL、SIZE、COLOR、などのカテゴリがあります。この分類コードとは別に、要件 (tcuef0106m000) セッションの排他性インジケータフィールドにコードを定義して、どの要件を有効化コードにリンクするかを指定することもできます。

排他性インジケータ

ある要件を特定の有効化コードにリンクする場合に、その要件と同じ分類および排他性インジケータを持つ別の要件を組み合せることはできないことを示すコード。排他性インジケータおよび分類を定義するには、要件 (tcuef0106m000) セッションを使用します。

以下は、分類と排他性インジケータの使い方の一例です。

要件 (tcuef0106m000) セッションのデータ:
要件分類排他性インジケータ
HEAVYMODELA
NORMALMODELA
LIGHTMODELA
W16MODELB
W32MODELB
BLUECOLORA
REDCOLORA

 

この表の例では、HEAVY、NORMAL、LIGHT の要件に、同じ分類と排他性インジケータが割り当てられています。つまり、特定の有効化コードには、これらの要件の 1 つのみを割り当てることができます。この制約は、要件 BLUE と RED にも適用されます。つまり、特定の有効化コードにリンクできるのはこの 2 種類の要件のうちのいずれか一方だけです。

更新価格

有効化構成 (UEF) の要件に対して定義されている価格。この要件が有効化コードの構成で使用されている場合、更新価格は有効化コードの販売価格に加算されます。

更新価格はプラスの値またはマイナスの値にすることができます。更新価格がマイナスである場合、割引とみなすことができます。

通貨

財務会社グループに属するすべての会社で共有されるエンティティの残高を表す通貨。たとえば、LN では取引先残高に参照通貨が使用されます。

注意
  • 参照通貨は、複数会社構造の会社の共通基準通貨です。
  • 標準通貨システム以外の通貨システムでは、参照通貨が通貨を使用したすべての計算のための会社の基準通貨になります。
係数

品目または商品を管理する物理量。たとえば、木材の数量は、メートル単位で長さまたは体積の単位でボリュームとして表すことができます。

 

要件のインポート

クリックすると、要件詳細 (tcuef0108m000) セッションで有効化構成品目に定義したデフォルト要件がインポートされます。