GDPR 匿名化GDPR の消去権を順守するには、制約があるために削除できない個人データを匿名化できます。 匿名化とは、文字をアスタリスクやユーザが選択できる他の記号に置き換えることで、名前や住所などを認識できないようにすることを意味します。 また、レコードを匿名化する場合、そのレコードに関連する、参照制約のないデータが削除されます。たとえば、取引先レコードを匿名化すると、備考や活動などの関連データが削除されます。次を参照してください。 GDPR 匿名化 - 関連データの削除 参照制約は、他のデータへのリンクによる制約です。参照制約のあるデータを削除すると、リンクされているデータにアクセスできなくなり、データベースが破損します。 設定 匿名化機能を使用するには、COM パラメータ (tccom0000s000) セッションで 匿名化 チェックボックスをオンにし、匿名化文字 フィールドで匿名化文字を選択します。これにより、次に挙げるセッションで匿名化コマンドが利用可能になります。 この機能を使用するには、ユーザは完全権限を持つ必要があります。 セッション 個人用データは、次のセッションで匿名化できます。
個人用データの匿名化 上記のセッションでデータを匿名化するには
これにより、LN で次のステップが実行されます。
注意
匿名化および個別の個人用データの関連データの削除を取り消すことはできません。匿名化データを復元するには、匿名化フィールドに新しい情報を指定し、削除済の関連データを再作成する必要があります。 従業員レコードに制約が適用される場合、匿名化コマンドは利用できません。購買元または販売先取引先に制約が適用される場合、メッセージが表示され、匿名化処理が取り消されます。
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