サイトの有効化 - 準備中、品目デフォルトデータの生成

サイトの有効化処理の第 2 段階の最初のステップでは、サイトを品目デフォルトデータに追加します。以下のステップは省略可能であり、複数会社構造に品目デフォルトデータが定義されていない場合には、これらのステップをスキップしてください。

ステップ 1. 

マルチサイトコンセプトの有効化 (tcemm4600m000) ワークベンチセッションのサイトタブで準備中をクリックします。これにより、コンセプトの状況が準備中に変更されます。

ステップ 2. 
  1. サイト別のデフォルト品目データの生成

    この処理はマスタデータの生成 (tccom0231m000) セッションで実行されます。このセッションは、サイトの有効化の状況が準備中の場合のみ使用できます。

    推奨手順:

    1. 次のチェックボックスをオンにします。

      • 品目デフォルト (品目デフォルト列)
      • シミュレーション
      • 処理レポート
      • エラーレポート
    2. 生成をクリックします。
    3. 実際にマスタデータを生成する前に、処理およびエラーレポートを確認し、エラーを修正します。エラーレポートは、エラーが発生した場合にのみ生成されます。シミュレーションの実行は、すべてのエラーを修正するまで繰り返すことができます。
    4. 計画デフォルトチェックボックスをオンにして、これらのステップを繰り返します。

    サイトのデフォルトデータによって生成されたアイテムは、サイト別品目管理およびデフォルト (tcibd1552m000) セッションでメンテナンスします。次を参照してください。 サイト別の品目デフォルトデータの生成

  2. 販売、購買、またはサービスオフィスによって品目デフォルトデータを定義します。

    購買オフィスおよびサービスオフィスの場合、これは、オフィス別のデフォルトデータが現地のデフォルトデータと異なる場合にのみ必要です。ただし、一般サービスパラメータ (tsmdm0100m000) セッションでオフィス別品目サービス必須が選択されている場合は、サービスオフィスに対して、品目デフォルトデータを定義する必要があります。

    これは、次の手順によりマニュアルで実行します。

    1. 品目デフォルト (tcibd0502m000) セッションで、品目タイプと品目グループの組合せを定義します。
    2. この組合せに対してデフォルトデータを追加します。
    3. 販売、購買、およびサービスオフィスをこの組合せに対して追加します。

    これにより、次の処理が実行されます。

    • デフォルトデータに基づいて、販売オフィス別の品目データが有効化処理中に生成されます。一般サービスパラメータ (tsmdm0100m000) セッションでオフィス別品目サービス必須が選択されている場合は、この処理がサービスオフィスについても実行されます。購買オフィスの場合、品目データが生成されないため、このデータをマニュアルで指定する必要があります。
    • サイトコンセプトが有効化されると、品目デフォルトに基づいて新しい品目を作成するときに、販売またはサービスオフィス別の品目データが生成されます。購買オフィスの場合、品目データが生成されないため、これをマニュアルで作成する必要があります。
  3. サイトおよびサブエンティティによって品目デフォルトデータを定義します。 

    これは、次の手順で実行します。

    1. 品目デフォルト (tcibd0502m000) セッションで、サイトを指定します。
    2. サイト別品目管理およびデフォルト (tcibd1552m000) セッションで、該当する作成チェックボックスをオンにして、サイトに関連するデフォルト品目データの生成対象のサブエンティティを指定します。
ステップ 3. 

マルチサイトのマスタデータの検証 (tccom0230m100) セッションの品目デフォルトチェックボックスをオンにして、検証をクリックすることで、デフォルトデータを検証します。

このセッションの検証情報レポートに、実行した検証チェックがリストされます。