取引先許可の属性に対する例外

「取引先タイプ」、「地域」 および 「業種」 などの一部の属性は、複数の役割について定義できます。ただし、これらの属性は、同じ取引先のそれぞれの役割について異なる値となる場合があります (一次オブジェクト)。取引先は、以下の場合に権限を与えられます。

  • 取引先権限が属性 (地域など) について設定され、権限値が役割の 1 つについて利用可能であり、取引先に権限が与えられている
  • 許可が同じ属性の異なる値について設定されており、同じ取引先の別の役割がその値を持ち、取引先に権限が与えられている

取引先 ABC について、役割セットが 2 つ定義されています。1 つは、購買元役割として設定され、「優先発注先」 タイプとなっており、出荷元役割は 「発注先」 タイプとなっています。

  • 従業員が 「優先発注先」 タイプのすべての取引先を使用する権限を持つ場合、この従業員は取引先 ABC を使用することが認められています。
  • 従業員が 「優先発注先」 タイプのすべての取引先を使用する権限を持つものの、「発注先」 タイプは認められていない場合、この従業員は取引先 ABC を使用することが認められていません。
企業単位

権限エンティティの企業単位属性について権限を持つ従業員は、管理者、監査担当、ハイレベルマネージャとして定義できます。選択された従業員は、データを分析し、権限を与えられた部署の取引先を表示できます。

取引先が企業単位に基づいて承認されている場合、LN では、取引先についてこのデータで指定されているすべての部署設定の企業単位を備えたすべての取引先を承認します。

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