課税標準値の公式を定義するには

税額が購買請求書の正味金額または購買請求書の正味金額にもとづいていない税金分類には、課税標準額を決定するためのアルゴリズムを定義できます。 たとえば、税金が正味金額の割合にもとづいている場合、課税標準値の公式を定義する必要があります。

課税標準値の公式を定義するには

課税標準値の公式を定義するには、次の順に各セッションを使用します。

  1. 課税標準値の変数 (tctax0110m000)

    課税標準値公式の変数を定義します。 変数には、ABC などのアルファベットのコードのみを使用できます。 記述フィールドで、公式を定義する作業またはサービスを指定します。

    課税標準値タイプ商品の金額にのみ設定できます。 したがって、定義する必要があるすべての課税標準値公式に対して 1 つの変数を定義および使用できます。 ただし、簡単に参照できるようにするために、複数の公式を定義する必要がある場合は、複数の変数を定義し、記述フィールドでその用途を示すことが可能です。

  2. 課税標準値の公式 (tctax0111m000)

    課税標準値公式を定義します。 数値および算術演算子 (+、-、*、/) を使用できます。

    公式をテストするには、公式を選択し、適切なメニューで公式計算のシュミレートをクリックします。 公式計算のシュミレート (tctax0211m000) セッションが開始されます。

  3. 公式計算のシュミレート (tctax0211m000)
    公式の結果を検証します。 変数の入力をクリックすると、公式のそれぞれの変数の値を入力できるダイアログボックスが表示されます。 処理をクリックすると、これらの値が設定された公式と、計算された値が LN に表示されます。
課税標準値公式を税金コードにリンクするには

国別税金コード (tcmcs0136s000) セッションの課税標準値の公式フィールドで課税標準の公式を選択します。

注意

税金分類を使用している場合は、1 つの国の同じ税金カテゴリに属する税金コードの課税標準値公式は同じでなければなりません。

課税標準値公式の例

たとえば、請求額の 80% を超えた部分が源泉徴収される源泉社会献金の場合は、次のように定義します。

  • 課税標準値変数: SERV
  • 課税標準値変数の記述: サービス (低)
  • 課税標準値公式: SRL
  • 記述: 社会献金 (低)
  • 課税標準値公式: 0,80 * SERV