品目データ

会社には、場所や国が異なる複数のビジネス単位を含めることができます。場所ごとに、品目のロジスティックや管理上の取扱が異なる場合があります。次にいくつかの例を示します。

  • 品目は、異なる発注先から異なる価格で購入されます
  • 品目は、異なる半完成の製品を使用して製造されます
  • 品目は、異なる機械を使用して製造されます
  • 品目は、購買オーダ、販売オーダ、またはサービスオーダに対して異なる方法で処理されます

会社で、マルチサイト機能を使用する場合は、場所がサイト部署 (オフィス) を使用してモデル化されます。これらの場所で使用される品目も、サイトおよびオフィス別に設定する必要があります。このため、マルチサイトを使用する場合、品目データはグローバル (会社) レベルと現地 (サイト、オフィス) レベルで指定する必要があります。マルチサイトを使用しない場合、品目データはグローバルレベルのみで指定します。

グローバルおよび現地品目データ

グローバル品目データには、会社レベルで集中管理する品目データが含まれ、そのデータには、品目コードと説明、品目タイプ、品目グループ、測定単位、さらには構成、カスタマイズ、有効化構成、オーダシステム、トレーサビリティ、ペギング、および設計変更管理の設定などがあります。マルチサイトを使用する場合は、品目を保管、購入、製造、販売できるサイトとオフィスを指定します。

現地品目データはマルチサイトを使用している場合にのみ指定できます。このデータには、現地で管理しているサイトおよびオフィスレベルの品目データが含まれ、そのデータには製品グループ、供給ソース、およびすべての国固有のデータなどがあります。品目の保存、購買、製造、および販売方法を指定します。

グローバルおよび現地レベルの両方で、品目データのサブエンティティを指定できます。品目のサブエンティティには、さまざまな LN パッケージに固有の品目データが含まれ、そのデータには、サイト別の品目販売データ、品目製造データ、および品目購買データなどがあります。

注意

会社で使用されているすべての品目が、品目 (tcibd0501m000) 概要セッションに表示されます。

品目データを現地レベルではなく、グローバルレベルのみで、複数の品目データをサイト別に、さらに品目データをオフィスセッション別にメンテナンスする場合は、サイトまたはオフィスのグローバル品目データを使用するように指定できます。これにより、会社レベルでの明細データの変更が、サイトまたはオフィスレベルに自動的に同期されます。

品目データの設定 - マルチサイト有効

会社でマルチサイトを使用する場合、品目データはグローバル (会社) レベルと現地 (サイト、オフィス) レベルで指定する必要があります。

次の表は、マルチサイト用の品目の設定について概要説明するトピックへの参照を示しています。

品目処理フロー 次を参照してください。 マルチサイト環境での新規品目 - 処理フロー
品目のデフォルト
品目データ

 

品目データの設定 - マルチサイト無効

会社でマルチサイトを使用しない場合、品目データは、グローバルレベルのみで指定します。次を参照してください。 品目データの設定

品目データのコピー

品目のデフォルトを基にして新規品目を作成する代わりに、既存の品目をコピーして新しい品目を作成することもできます。次を参照してください。 品目データのコピー

オプションの品目データ

いくつかの品目データは、状況に応じてオプションで使用することができます。次を参照してください。 オプションの品目データ