企業モデルの概要

企業モデル管理モジュールは、次のエンティティの企業構造データを表示およびメンテナンスするために使用します。

  • 会社: 導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0500m000) セッションで定義します。
  • 内部取引先: 取引先 (tccom4100s000) セッションで定義します。
  • 部署: 企業単位 (tcemm0630m000) セッションで定義します。マルチサイトが導入されている場合、サイト (tcemm0650m000) セッションで部署も定義できます。
  • 倉庫: 企業単位 (tcemm0630m000) セッションまたはサイト (tcemm0650m000) セッションで定義します。
  • プロジェクト: 一般プロジェクト (tcmcs0552m000) セッションで定義し、プロジェクト (tppdm6600m400) セッションまたはプロジェクト (tipcs2101m000) セッションでさらに詳細に定義します

各種のエンティティを企業単位にリンクする場合、および企業単位を通して財務会社にリンクする場合には、以下のルールに従います。

  • 各企業単位は、1 つのロジスティック会社および 1 つの財務会社にリンクします。
  • 各部署、倉庫、またはプロジェクトは、1 つの企業単位にリンクします。
  • 企業単位のロジスティック会社は、その企業単位にリンクしているロジスティック部署、倉庫、およびプロジェクトの運営会社です。
  • 各企業単位には、1 つ以上の会計オフィスを含めることができます。企業単位の財務会社は、すべての会計オフィスの運営会社です。
  • 各財務会社には、複数の会計オフィスを含めることができます。会社のデフォルトの会計オフィスは、財務会社パラメータ (tfgld0503m000) セッションで定義できます。または、会計オフィスフィールドを空にしておくこともできます。 

    デフォルトの会計オフィスは、以下の目的に使用されます。

    • 財務取引先グループの詳細から統制勘定を取得する
    • 請求残高を更新する
    • 構成済請求残高を更新する

また、企業モデル管理モジュールを使用して以下を定義できます。

  • 企業計画で物流所要量計画 (DRP) に使用する計画クラスタ
  • 会社で使用するタイムゾーン
マルチサイト

マルチサイトが導入されている場合は、会社構造のエンティティをサイトと企業単位の両方にリンクする必要があります。事業拠点で行われるロジスティックおよび商業活動をモデル化するためと、それらの活動の実行方法を決定するマスタデータを定義するために、エンティティをサイトにリンクします。

企業計画を導入している場合、ロジスティックと製造計画が、計画クラスタに基づいて作成されます。この目的で、サイトが会社内で計画クラスタ別にグループ化されます。