在庫バッファおよび需要の季節パターン

季節パターンは、販売での (想定される) 変動を示します。

在庫バッファの季節パターンを使用すると、販売ピーク時に能力上の問題が発生することを回避し、在庫の陳腐化のリスクを軽減することができます。在庫バッファは現在の期間の季節係数に基づいて調整されます。次に在庫の調整が発注点に追加されます。保管在庫は、在庫を系統的に増加させることにより構築することができます。

季節需要変動パターンは、次の 2 ~ 3 期間ぶんの品目需要予測に使用されます。

季節パターン (tcmcs0116m000) セッションで季節パターンを指定でき、さらに季節パターン係数 (tcmcs0117m000) で各期間中に需要がどのように変動するかを指定できます。

品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000) やサイト別品目 - オーダ処理 (tcibd2150m000) セッションなどのさまざまな品目 - オーダ処理セッションで品目にパターンをリンクできます。

予測機能を使用する場合は、新しい期間の初日に需要予測の計算 (whina2202m000) セッションを実行する必要があります。予測方式に基づいて、このセッションでは次の期間の各品目の需要予測が計算され、そのときに季節需要変動パターンが読み取られます。

結果として、このパターンが品目の発注点に組み込まれます。品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000) セッションのロットサイズ計算の許可チェックボックスのオン/オフにより、在庫バッファフィールドおよび発注点フィールドに新しい値が入力されます。

注意

Infor LN で DEM Content Pack を使用する場合は、MPL1020 (時間フェーズ在庫バッファの計算) ウィザードを使って在庫バッファ計算データを設定します。会社の業務機能モデルを指定した後、プロジェクトモデル別ウィザード (tgwzr4502m000) セッションでこの事前定義ウィザードを実行できます。