子オーダの更新 (tcitr3200m500)

セッションの目的:  選択した関係会社間取引オーダの子関係会社間取引オーダを更新します。

このセッションは、選択した関係会社間取引オーダの状況がオープンまたは処理準備完了である場合に利用できます。

このセッションでチェックボックスをオンにして、リンクされた子関係会社間取引オーダの該当するフィールドを更新します。すべて選択またはすべて消去オプションを使用して、すべてのチェックボックスをオンまたはオフにできます。

 

合意

このチェックボックスがオンの場合、リンクされた子関係会社間取引オーダの該当するフィールドが親関係会社間取引オーダの値によって更新されます。

関係会社間取引オーダ

同一の組織に属する組織単位間で、商品の購入、販売、輸送、またはサービスの提供を行うための指示

たとえば、販売オフィスと倉庫が同一の組織に属しているとします。販売オーダを処理するため、販売オフィスは、倉庫に対し、外部顧客に商品を納入するよう指示します。倉庫は納入した商品の費用を負担し、販売オフィスには倉庫への負債が発生します。

関係会社間取引オーダは、ヘッダと取引ラインで構成されます。ヘッダデータには、関係する組織単位と適用する振替価格設定ルールが含まれます。取引ラインには、個々の品目の金額と日時が表示されます。振替価格設定ルールに応じて、一部の価格詳細のメンテナンスが可能です。

関係会社間取引オーダライン
関係会社間取引オーダ状況
関係会社間取引シナリオ

エンティティとして定義されている組織の二者を含む、外部資材納入販売などの業務プロセス。関係会社間取引シナリオは、関係会社間取引合意にリンクされます。関係会社間取引シナリオおよび関係会社間取引合意は、関係会社間取引関係にリンクされます。

販売オフィス S1 と倉庫 W1 は組織 A の一部ですが、所在地の国が異なります。外部顧客への販売オーダを処理するため、S1 は W1 に対し、商品を顧客に出荷するよう指示します。W1 は商品と出荷の費用を賄うため、S1 に内部請求を送ります。内部請求の金額は、販売オーダ価格に基づきます。

販売原価構造の適用

このチェックボックスがオンの場合、販売エンティティの品目またはプロジェクトの原価構造が購買エンティティによって適用されます。

これは、さまざまなタイプの原価および利益率分析に使用されます。

この設定はデフォルトで関係会社間取引合意 (tcitr1100m000) セッションの販売原価構造の適用チェックボックスの値に設定されます。

注意

関係会社間取引シナリオ外部資材納入購買で、かつ次の場合、このチェックボックスはオンにできません。

売上原価の原価構成要素

関係会社間取引 COGS (売上原価) が課される原価構成要素

マージン原価構成要素

販売エンティティの関係会社間取引マージンを記帳する原価構成要素

注意
  • このフィールドは、次の場合に無効になります。

    • 販売原価構造の適用チェックボックスがオフである
    • 販売原価構造の適用チェックボックスがオンで、シナリオ仕掛品振替である
  • このフィールドは、次の場合に有効かつ必須となります。

    • 販売原価構造の適用チェックボックスがオンである、または、
    • 売上原価の原価構成要素フィールドが指定されている
  • 販売原価構造の適用チェックボックスがオンの場合、関係会社間取引シナリオについてこのフィールドは必須です。

    • 外部資材納入販売
    • 外部資材納入購買
    • 外部資材直送
    • 内部資材納入
    • プロジェクト (PCS) 納入
  • このフィールドのデフォルト値は、関係会社間取引オーダセッションのマージン原価構成要素フィールドから取得されます。
更新済オーダ

このチェックボックスがオンの場合、更新された子オーダが出力されます。

エラー

このチェックボックスがオンの場合、出力処理のエラーレポートが作成されます。

 

更新

指定した設定に従って、子関係会社間取引オーダを更新します。

すべて選択

出力オプション以外のチェックボックスをすべてオンにします。

すべて消去

出力オプション以外のチェックボックスをすべてオフにします。