品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000)

セッションの目的:  品目のオーダに必要な、グローバル品目オーダデータの表示、指定およびメンテナンスを行います。

品目オーダデータには、次のものがあります。

  • オーダ可能な数量の制限
  • LN でオーダの生成に使用されるデフォルト値
注意

品目オーダデータは、対応するグローバル品目データが品目 (tcibd0501m000) セッションで定義されている場合にのみ指定できます。

 

品目

購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具

品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。

非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。

  • 原価品目 (電気代など)
  • サービス品目
  • 外注サービス
  • リスト品目 (メニュー/オプション)
注意

セグメント化品目コードは、プロジェクトコードセグメントと品目基準セグメント (品目コード) から構成されます。

品目コードセグメントは、品目コードセグメント (tcibd0500m000) セッションで定義できます。

方法

品目のオーダ方法

関連トピック

倉庫

品目を保管するデフォルトの倉庫

デフォルトの品目倉庫は、以下の処理に使用されます。

  • 品目の標準原価の計算
  • 計画品目の作成
  • 購買オーダの生成

以下のタイプの品目に、デフォルトの品目倉庫を指定する必要があります。

  • 製品
  • 購買
  • 製造
  • 一般
  • リスト (タイプキット)
単位オーダ数量

オーダ数量が増加できるステップのサイズ

推奨オーダ数量は、単位オーダ数量として指定した数量の倍数でなければなりません。この検証は、計画オーダの生成時に行われます。

所要オーダ数量が 62 で、単位オーダ数量が 8 の場合、推奨されるオーダ数量は 64 になります。

注意
  • 計画オーダが生成されると、この数量が検証されます。
  • ロットサイズ計算の許可チェックボックスがオンの場合、在庫パラメータの一括更新 (whina2200m000) セッションを実行するとこのフィールドが更新されます。
最小オーダ数量

品目の最小オーダ数量

注意

ロットサイズ計算の許可チェックボックスがオンの場合、在庫パラメータの一括更新 (whina2200m000) セッションを実行するとこのフィールドが更新されます。

  • 経済在庫を 100 とします。
  • 発注点を 230 とします。
  • オーダ方法をロットフォーロットとします。
  • 最小オーダ数量を 800 とします。

この場合、LN では、数量 130 (230-100) についてオーダが生成されるのではなく、数量 800 について計画オーダが生成されます。

最大オーダ数量

品目の最大オーダ数量

注意

ロットサイズ計算の許可チェックボックスがオンの場合、在庫パラメータの一括更新 (whina2200m000) セッションを実行するとこのフィールドが更新されます。

  • 経済在庫を 100 とします。
  • 発注点を 530 とします。
  • オーダ方法をロットフォーロットとします。
  • 最大オーダ数量を 400 とします。

この場合、LN では、数量 430 (530-100) について 1 つの計画オーダが生成されるのではなく、数量 400 ずつのオーダが 2 つ生成されます。

固定オーダ数量

品目の固定オーダ数量

注意

ロットサイズ計算の許可チェックボックスがオンの場合、在庫パラメータの一括更新 (whina2200m000) セッションを実行するとこのフィールドが更新されます。

オーダ方法を固定オーダ数量とし、固定オーダ数量を 20 とします。

この場合、70 単位が必要であると、20 単位ずつ 4 つのオーダ (合計 80 単位) が生成されます。

パフォーマンスについての注意

このフィールドの設定は、システムパフォーマンスやデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 固定オーダ数量

経済発注量

品目の経済発注量

SIC オーダシステムおよび経済発注量オーダ方法によって、品目の 20 単位の計画オーダが生成されます。

  • 経済発注量を 30 単位とします。
  • 最小オーダ数量を 25 とします。

この場合、オーダは 30 単位に調整されます。

発注点

手持在庫とオーダ済在庫の合計がこの点を下回ると、在庫を補充するアクションが実行される一定の在庫レベル

オーダ間隔

オーダ計画実行時に、特定の品目のすべての所要量が 1 つの (計画) オーダにまとめられる作業日数または作業時間数。最初の所要量が発生した日を起点にしてオーダ間隔が計算されます。オーダ間隔は、ある期間に計画オーダ数が必要以上に多くなるのを防ぐために使用します。

[...]
オーダ間隔単位

オーダ間隔を表す時間単位として、時間またはを選択します。

オーダ原価

オーダを発行するための (管理) 原価。オーダ原価には処理および輸送原価が含まれます。製造オーダまたは購買オーダによって発生する購買部署、製造計画部署および管理部署の原価です。

通貨

原価を表す通貨

安全時間

リードタイムの変動から商品の納入を保護するために通常のリードタイムに追加できる時間。これによって、オーダの実際の必要日より前にオーダが完了できるようにします。

サービスレベル

サービスレベルの割合により、どの範囲まで品目を在庫から直接納入できるかが決まります。

サービスレベルが 95% であるということは、全ケースの 95% で顧客からの需要に応じて即時納入できなければならないことを意味します。言い換えると、全ケースの 5% では対応不能が認められます。

注意

在庫バッファが無制限に多くなるため、100% のサービスレベルはお勧めできません。

在庫バッファ

品目の在庫バッファ

注意

在庫バッファは、最大在庫または発注点と同じかそれ以下でなければなりません。

最大在庫

オーダ方法が最大在庫まで補充の場合、この在庫レベルに到達するまでに必要な品目の数量に関して購買オーダまたは製造オーダが生成されます。

在庫バッファの季節パターン
予測の季節パターン

品目の季節需要パターン

オーダ可能開始日

品目についてオーダを作成できる最初の日付

購買オーダまたは製造オーダのマニュアル指定時、また企業計画でこの品目の計画オーダの作成時に、この日付がチェックされます。

倉庫別品目データ (whwmd2510m000) セッションのこのフィールドについて値も指定できます。そのフィールドは、品目および倉庫の特定の組合せに適用されます。

ロットサイズ計算の許可

このチェックボックスがオンの場合、 在庫パラメータの一括更新 (whina2200m000) セッションを実行すると、品目の在庫およびオーダデータが自動的に更新されます。

プロジェクト推奨オーダ数量

PCS プロジェクトに対する推奨オーダ数量。推奨オーダ数量は、プロジェクト構造に指定されたカスタマイズ品目の合計所要量です。推奨オーダ数量は、プロジェクト別標準原価の計算 (tipcs3250m000) セッションで計算されます。

関連トピック

プロジェクトオーダ数量

PCS プロジェクトに対する品目のオーダ数量。

次の目的のためにオーダ数量が必要になります。

推奨数量の使用

このチェックボックスがオンの場合、次のいずれかのセッションを実行すると、プロジェクトオーダ数量プロジェクト推奨オーダ数量に置換されます。

  • プロジェクト別見積原価の計算 (ticpr2211m000)
  • プロジェクト別標準原価の計算 (tipcs3250m000)
期間タイプ

選択した季節パターンの期間に対する時間の単位

指定可能な値

有効値

期間数

選択した季節パターンの 1 期間中の日数、週数、または月数 (選択した期間タイプ)

計画者

品目の製造、購買、および分配の計画を担当する従業員または部署。計画者は、在庫レベル、資材の利用可能性、およびリソースの能力を考慮して、生成される再スケジュールメッセージなどのシグナルに対応します。

倉庫管理および製造で製造オーダを選択またはグループ化するための基準としてこの計画者を使用できます。

時間単位

安全時間を表す時間単位として、時間またはを選択します。

オーダ可能最終日

品目についてオーダを作成できる最後の日付

購買オーダまたは製造オーダのマニュアル指定時、また企業計画でこの品目の計画オーダの作成時に、この日付がチェックされます。

倉庫別品目データ (whwmd2510m000) セッションのこのフィールドについて値も指定できます。そのフィールドは、品目および倉庫の特定の組合せに適用されます。