取引先 (tccom4500m000)

セッションの目的:  取引先を表示、入力、およびメンテナンスします。

レコードをダブルクリックするか、[新規] ボタンをクリックすると、取引先 (tccom4100s000) セッションが開始されます。

注意

取引先を削除する場合、取引先の役割、銀行、および残高も削除されます。

取引先役割は、承認済取引先 (tcsec2530m000) セッションで権限レベル修正に設定されている場合にのみ作成できます。

 

取引先

顧客または発注先などの、商取引を行う当事者。顧客や発注先となる部署を組織内で取引先として定義することもできます。

取引先の定義には次の情報が含まれます。

  • 組織の名前と主要な住所
  • 使用される言語と通貨
  • 税務および法定 ID データ

取引先の担当窓口担当者を取引先とします。取引先の状況によって、処理が実行可能かどうかが決まります。処理のタイプ (販売オーダ、請求書、支払、出荷) は取引先の役割で定義します。

役割

取引先との関係

注意
  • 関係に対応した取引先役割だけを定義することができます。
  • 取引先役割は、承認済取引先 (tcsec2530m000) セッションで権限レベル修正に設定されている場合にのみ作成できます。
状況

取引先に割り当てられた状況。これにより、取引先に対して実行するアクションが決まります。

たとえば、状況が見込客の取引先に対しては販売オーダを指定できません。また、状況が無効の取引先に対しては商品を出荷できません。

取引先に未決済販売オーダあるいは未決済請求書がある場合は、状況を有効から見込客に変更できません。

この取引先に対して取引先役割を定義すると、状況が見込客から有効に変更されます。

指定可能な値

取引先の状況

関連トピック

都市コード

取引先が所在する都市のコード

取引先が所在する国

電話番号

取引先の電話番号

注意

このオプションは、承認済取引先 (tcsec2530m000) セッションでユーザの権限レベル修正に設定されている場合にのみ有効になります。

検証対象

このチェックボックスがオンの場合、取引先の詳細または状況を検証する必要があります。

取引先の詳細または状況を検証する場合は、このチェックボックスをオフにします。

親取引先

分散型の取引先組織内で、複数の取引先に異なる役割をリンクする親取引先

ある会社の複数の支店をそれぞれ別個の取引先として定義する場合は、これらの取引先をすべて同じ親取引先にリンクさせる必要があります。

注意

取引先が取引先階層に属している場合は、適切なメニューの取引先ツリーボタンをクリックして、その取引先の階層内での位置を取引先ツリー (tccom4700m000) セッションで表示することができます。

関連トピック

検索キー

取引先の検索キー

デフォルト

取引先の名前フィールドの先頭の 16 文字。その前にあるピリオドおよび文字は検索キーに含まれません。

作成日

取引先データ、取引先役割データ、または取引先住所データが作成された日付

地区

取引先のデフォルトの住所

郵便番号

取引先の郵便番号

都市

取引先が所在する都市の名前

州/地方

取引先が所在する州または地方

番地

取引先の番地

ファックス番号

取引先のファックス番号

注意

このフィールドは、承認済取引先 (tcsec2530m000) セッションでユーザの権限レベル修正に設定されている場合にのみ有効になります。

Web サイト

取引先の Web サイト

窓口

この取引先の第 1 窓口

関連トピック

開始日

取引先の状況が有効になる日付と時刻

このフィールドに入力しない場合、状況は直ちに有効になります。

関連トピック

終了日

取引先の状況の有効期日と時間

このフィールドに入力しない場合、状況は続行されます。

関連トピック

敬称

取引先宛の文書に記載された敬称

言語

取引先宛の文書に用いられる言語。この言語を用いた文書が使用できない場合は、会社の言語を用いた文書が使用されます。

通貨

見積依頼販売見積など、取引先との初期取引に使用される通貨

請求書では、請求先取引先および請求元取引先の役割に対して指定したデフォルト通貨が使用されます。

関連トピック

インコタームコード
テキストの関連取引先

このフィールドで取引先を選択すると、この取引先にリンクされているテキストが外部文書へ出力されます。

たとえば、販売先取引先 (特定の納入合意) とリンクされているテキストを出荷先取引先のために出力された出荷オーダに出力できます。

このフィールドに入力しない場合、現在の取引先とリンクされているテキストのみが取引先の文書に出力されます。

単発の取引先

取引先が単発の取引先の場合は、このチェックボックスをオンにしてください。

注意

請求バッチを処理して請求書を出力すると、単発の取引先の請求先住所が請求に入力されます。

ファクタリング会社

このチェックボックスがオンの場合、取引先がファクタリング会社の機能を果たします。ファクタリング会社によって請求書を処理して顧客から支払を回収する場合は、ファクタリング会社が回収先役割を持つ必要があります。ファクタリング会社によって発注先の代わりに支払を回収する場合は、ファクタリング会社が支払先役割を持つ必要があります。

注意

このチェックボックスをオンにする前に、取引先の回収先役割と支払先役割を定義する必要があります。

関連トピック

所轄税務署

このチェックボックスがオンの場合、取引先は所轄税務署とみなされます。

部署ごとの与信限度額チェック

このチェックボックスがオンの場合、現在の会社のタイプが財務または両方のときに、現在の会社に適用される取引先の請求先役割の与信限度額を定義できます。

このチェックボックスがオフの場合、複数会社環境のすべての部署およびすべての会社に適用される取引先の請求先役割の与信限度額を定義できます。

注意

このチェックボックスは、請求元取引先役割には影響しません。請求元取引先については、各部署の与信限度額を指定できます。

BP 残高/与信限度額の通貨

取引先残高および与信限度額を表す通貨

注意

取引通貨が取引先残高通貨と一致しない場合、指定レート日付および内部レートタイプを使用して、次のいずれかから取引先残高通貨に金額が変換されます。

デフォルト

参照通貨

商工会議所

商工会議所での取引先の識別番号

事業 ID

情報フィールド。信用保証会社での取引先の識別番号などに使用できます。

企業体の識別子

SEPA 直接借方ファイルでオプションとなる直接借方会社の ID

内部取引先

取引先が内部取引先の場合は、このチェックボックスをオンにしてください。

請求では、取引先に対してのみ請求書の送受信が可能です。そのため、自社の企業単位に対して請求書を送受信したい場合は、その企業単位を内部取引先として定義しておく必要があります。企業単位にリンクできる内部取引先は 1 つだけです。

注意
  • このチェックボックスをオンにできるのは、取引先の新規作成時のみです。
  • 最初に取引先役割をすべて定義しておかないと、このチェックボックスをオンにできません。
  • 取引先と企業単位間のリンクを削除するには、このチェックボックスをオフにして、データを保存してください。

関連トピック

系列会社

このチェックボックスがオンの場合、取引先は系列会社です。

系列会社は次の箇所で使用します。

  • マルチサイトマスタ計画。企業計画でオーダファイルを分析する際に依存需要と独立需要を区別します。
  • 複数会社の電子データ交換。内部 EDI メッセージの宛先となる会社を決定します。
  • 財務会計。LN での関係会社間精算の生成対象となる会社に関する調整レポートを生成します。
注意

このチェックボックスが有効になるのは、取引先に対応する取引先の役割が定義済の場合です。

系列会社番号

取引先で表される系列会社の会社番号

ロジスティック会社は、1 つの取引先にのみリンクできます。

関係会社間精算

このチェックボックスがオンの場合、取引先に対する会社間精算取引を生成できます。

注意

取引先が関係会社間精算取引に関与する場合、請求元取引先を外注先にしないでください。

このチェックボックスをオンにした場合、結果は次のとおりです。

  • 単発の取引先チェックボックスがオフになる
  • 購買元取引先 (tccom4120s000) セッションの自己請求チェックボックスをオフにできなくなる
EDI

このチェックボックスがオンの場合、取引先に対して電子データ交換 (EDI) を使用できます。

Front Office ID

フロントオフィスアプリケーションで生成される取引先の ID

作成者固有システム ID

取引先を定義したユーザのシステム ID

EU 会社番号

取引先が内部取引先の場合は、企業単位の運営会社になります。

作成者

取引先を定義したユーザ

最終修正者

取引先データ、取引先役割データ、または取引先住所データを最後に修正したユーザ

最終修正日

取引先データの日付、取引先役割データ、および取引先住所のデータは最終修正済です。

 

検証対象

取引先詳細または取引先状況を検証する必要のある取引先だけが表示されます。これらの取引先では、検証対象チェックボックスがオンになっています。

匿名化

選択されたレコードを匿名化します。

次を参照してください。 GDPR 匿名化