カレンダー作業時間 (tcccp0120m000)

セッションの目的:  利用性タイプカレンダーコードの特定の組合せに割り当てられた作業時間タイプの表示およびメンテナンスを行います。また、その組合せに定義されている生産能力詳細をメンテナンスすることもできます。

このセッションでカレンダーコードと利用性タイプの組合せに関連付ける作業時間タイプによって、そのカレンダーと利用性タイプの組合せで使用できる時間と能力が決まります。

LN で次のそれぞれの期間に作業時間を表示できるようにするには、適切なメニューで表示区分をクリックします。

  • 4 週間
  • 四半期
  • 半年
  • 年度

適切なメニューには他にも、カレンダーの詳細なデータが含まれるセッションにズームする各種オプションが用意されています。

 

カレンダー

カレンダー作業時間を定義するカレンダーコード利用性タイプの組合せ

基準週労働時間

指定した利用性タイプと共に使用されるデフォルトの週労働時間

注意
  • 日付有効週労働時間が定義されている場合、選択した週労働時間が変更されることがあります。
  • 週労働時間 (tcccp0105m000) セッションで、基準週労働時間を定義できます。
カレンダー開始日

カレンダーコード (tcccp0110m000) セッションで定義したカレンダーの開始日および終了日

期間

作業時間と能力データを表示する期間

期間をから次のいずれかの値に変更するには、ツールバーの該当するアイコンをクリックします。

  • 年度

次の期間ごとに作業時間と能力データを表示できるようにするには、適切なメニューで表示区分をクリックします。

  • 4 週間
  • 四半期
  • 年度
期間日付

指定した期間の開始日と終了日

日付

指定したカレンダー/利用性タイプの組合せに対して、特定の作業時間タイプが定義されている日付

注意
  • 作業時間タイプは、同じの日付に複数のものを定義できます。
  • ただし、特定の日付に対して指定した作業時間タイプが重複している場合、警告メッセージが表示されます。

曜日

開始時間

作業時間タイプ (tcccp0103m000) セッションで定義されている作業時間タイプの開始および終了時間

注意

このデフォルト値はマニュアルで変更できます。

連番

物理的な実体のある単一の品目を識別する固有の番号。マスクを使用してシリアル番号が生成されます。シリアル番号は、たとえば日付、モデルや色の番号、連番などを示す複数のデータセグメントによって構成されます。

シリアル番号は品目および工具に対して生成することができます。

シフト名

指定されたシフトの名前

注意

シフトは、シフト (tcccp0102m000) セッションで定義する必要があります。

効率係数

残業、技術者の追加採用、異なるシフトでの勤務などに関して、特定資源の利用性の変動を日ごとの差異で考慮するために使用される変数。たとえば、あるプロジェクトの利用可能な時間が 8 時間で、ある従業員がその中で 6 時間作業する場合、効率係数は 0.75 になります。

効率係数は、企業計画でのリードタイム計算に影響します。

注意
  • 作業を実施する追加リソースを雇用した場合、作業のリードタイムが短くなります。
  • 効率係数は、関連するカレンダーを使用したリードタイム計算の結果に影響します。つまり、この係数は作業の速さに関係します。

関連トピック

生産能力

ワークセンタ利用率を表示およびレポートするための基本となる利用可能な製造能力の割合。たとえば、ワークセンタの作業時間が 06:00 - 16:00 (10 時間) の場合、効率係数は 1.0、生産能力は 80% になります。8 時間の製造オーダの実行が、生産能力 100% に相当します。

デフォルトの生産能力は 100% です。

デフォルト

作業時間タイプ (tcccp0103m000) セッションの生産能力フィールドから取得されます。

たとえば、ここで 80 と入力すると、現行の時間間隔タイプの時間間隔の 80% を超えて資源を使用できなくなります。

作業時間タイプ

カレンダーの利用性タイプにリンクする作業時間タイプ

注意
  • カレンダーパラメータ (tcccp0100m000) セッションの作業時間タイプの使用チェックボックスがオンの場合にのみ表示されます。
  • カレンダーに指定された利用性タイプシフトが使用されている場合、作業時間タイプを選択することはできません。
記述

作業時間の記述

デフォルト

カレンダー例外 (tcccp0144m000) セッションまたは非稼働日 (tcccp0119m000) セッションから取得されます。

派生元

作業時間の派生元である周期コード、または親カレンダーの名前

注意

カレンダーコード (tcccp0110m000) セッションで親カレンダーを指定しない場合、あるいはカレンダー周期または特定日付の使用不能期間を定義していない場合、その日付のカレンダー設定は週労働時間から派生します。

関連トピック

利用可能

このチェックボックスがオンの場合、このカレンダーコードおよび利用性タイプの組合せにリンクしている資源を利用できます。

デフォルト

選択済

注意

指定した日を 24 時間完全に使用不能にするには、その日に対して指定した各利用性タイプ利用可能チェックボックスをオフにするか、非稼働日 (tcccp0119m000) セッションでその日が使用不能になるように選択してください。

関連トピック

時間数

この作業時間タイプに利用可能な時間数

時間数フィールドの値は、次の公式を使用して計算されます。

(終了時間 - 開始時間) x 効率係数
能力 [時間]

このラインの作業時間タイプに対して利用可能な能力 (時間)

能力の計算に使用される公式は、次のとおりです。

時間数 x 能力利用率

 

派生作業時間の非表示

週労働時間、親カレンダー、カレンダー周期、および使用不能期間から派生した作業時間が非表示になります。表示されるのは、カレンダー作業時間 (tcccp0120m000) セッションを使用してマニュアルで定義した作業時間と生産能力詳細だけになります。