特徴基準 AQL 切換

サンプリングルールが標準テスト手順内のテストグループに関連付けられます。その結果、個々の検査オーダ (オーダレベル) または検査オーダにリンクされた特徴分類ごとに、切換ルールを定義できます。合格品質基準は、指定された特徴の深刻度によって異なります。特徴基準の切換では、特徴分類についてデフォルト AQL を表示、作成、および指定できます。

たとえば、品目が信号機の場合、ディスプレイ特徴 (赤、緑、黄のライトを表示する) はクリティカルです。ディスプレイの明るさは、重度の特徴とみなされます。外装の色は軽度の特徴とみなされます。

この場合、個々のサンプルについて、標準の合否条件に加えて、検査オーダに以下のシナリオが設定されます。

  • クリティカルの欠陥: 欠陥 0 を承認し、欠陥 1 で不合格とする
  • 重度の欠陥: 欠陥 5 を承認し、欠陥 6 で不合格とする
  • 軽度の欠陥: 欠陥 10 を承認し、欠陥 11 で不合格とする

検査オーダ結果は、同じ欠陥分類を組み合わせることによって決定されます。

つまり、検査オーダでクリティカルの欠陥がなく、重度の欠陥が 5 まで、軽度の欠陥が 10 までであれば、そのサンプルは承認されます。

マスタデータの設定
  1. 品質管理パラメータ (qmptc0100m000) セッションで特徴基準 AQL チェックボックスをオンにします。
  2. サンプリング計画 (qmptc0670m000) セッションで、サンプリング計画について次の操作を行います。 
    • サンプルを表す文字にサンプルサイズを指定します。
    • 欠陥分類について AQL を指定します。
    • 検査オーダテスト結果の合否の基準となる AQL マトリックスを確認します。
  3. サンプリングルール (qmptc0160m000) セッションで、特定のサンプリングルールおよびサンプリング計画について次の操作を行います。 
    • AQL 切換フィールドを特徴に設定します。
    • 深刻度の異なる特徴について、データを指定します。
  4. 品目の標準テスト手順 (qmptc0110m100) セッションの [テストグループ特徴] タブで、データを指定します。このタブで、特徴の欠陥分類タイプを指定できます。
AQL 基準切換の導入
  1. 購買オーダ (tdpur4100m900) セッションで、指定の品目に対する購買オーダを作成します。
  2. 購買オーダを承認し、発行します。
  3. 入庫 (whinh3512m000) セッションで、入庫を確認して [検査] をクリックします。マスタデータセッションで指定されたデータに基づき、オーダ検査が作成されます。
  4. 検査オーダ (qmptc1100m100) セッションで、テストデータラインの値を指定します。AQL マトリックスに基づいて、テスト結果が入力されます。
  5. 検査オーダを完了します。
  6. オーダ検査を完了し、処理します。

[品目サンプリングルール検査詳細 (qmptc1580m000)] セッションで、品目検査の AQL 基準切換トランザクションを表示できます。