オーダ検査

オーダ検査は、購買済、製造済、移動済、または販売済の各製品に対する検査を構造化するために使用される検査オーダを対象としています。在庫製品については、標準検査オーダではなく保管検査オーダを使用します。

標準検査処理:

  1. 検査オーダは事前定義されたテストの組合せによって自動的に作成されますが、オーダの発生元に基づいて検査オーダをマニュアルで追加、削除、またはメンテナンスすることができます (オーダ検査 (qmptc1120m000) セッションを参照してください)。
  2. 検査オーダごとに、検査オーダサンプル (qmptc1110m000) セッションでサンプルサイズと日時が異なるさまざまなサンプルを作成します。Infor LN は、すべてのサンプルの合計がサンプルサイズに一致するかどうかをチェックします。
  3. 検査オーダテストデータ (qmptc1115m000) セッションでテストデータを入力します (特徴別に)。テストデータを入力するセッションは、品質管理パラメータ (qmptc0100m000) セッションの設定によって決定されます。テストデータを入力すると、その特定の特徴に対して定義された全体的な結果が生成されます。
  4. オーダ検査の完了/処理 (qmptc1202m000) セッションを使用して、検査をオーダ別、発生元別、または保管別に一括完了します。検査オーダが完了すると、すべてのテストデータが入力されているかどうかチェックされます。まだ入力されていないテストデータがある場合は、検査オーダは完了できません。
  5. 検査オーダは、検査オーダ別、発生元別、および保管検査別に処理できます。Infor LN により、サンプルサイズ中の合格品および不合格品が判定されます。この評価に基づいて、実際の承認数量および不合格数量が計算されます。この承認数量および不合格数量は、テストグループ (qmptc0136m000) 詳細セッションで指定された合格品質基準 (AQL) と比較されます。承認数量の割合が AQL 未満の場合は、オーダ全体またはロット全体が不合格となります。連続サンプリングの場合は、オーダの一部分、つまり頻度フィールドに表示された数量が不合格となります。

特徴についてアルゴリズムが定義されている場合は、このアルゴリズムが検査時に計算されます。各アルゴリズムは、アルゴリズムに必要な変数 (特徴) が指定されている場合のみ計算されます。