不適合レポート (qmncm1100m000)

セッションの目的:  不適合資材レポート (NCMR) を表示およびメンテナンスします。NCMR は、倉庫または品質検査処理が販売、購買、製造、組立オーダ、または倉庫移動に適用される場合に生成されます。

注意

NCMR はマニュアルで作成することもできます。

トレーサビリティを維持するため、2 つの NCMR の親子関係を定義できます。[NCMR の分割] を使用した場合、既存の NCMR が親として、その後の NCMR が子として参照されます。

[NCR の分割] オプションを使用して、要件に基づいて隔離検査の品目ごとに個別の不適合レポートを作成することもできます。

検査オーダの特定の品目、シリアル、またはロットの組合せに関連するトランザクションイベント、オーダ検査、不適合レポートを倉庫管理の品目、ロットおよびシリアル処理 (whltc3510m000) セッションで参照できます。

NCR 機能は、品目が繰返生産品目の場合のみ連続生産に適用できます。

 

不適合レポート

NCMR 番号。

注意

不適合レポートの生成にはシリーズが必要です。不適合レポートを生成するためのデフォルトは、この優先順位に基づく、次のセッションで指定されたシリーズです。

  1. 品質ユーザプロファイル (qmptc0130m000) セッション
  2. 品質管理パラメータ (qmptc0100m000) セッション
記述

コードの記述または名称

状況

NCMR の状況。

指定可能な値

状況

資材
品目識別番号
プロジェクト

プロジェクトのコード。

品目

製造品目または購買品目の部品表 (BOM) である品目

記述

コードの記述または名称

設計品目改訂

設計品目 (E 品目) または改訂管理品目のバージョンまたは改訂バージョン。設計品目の複数の改訂が存在する可能性があります。

有効化コード

識別のために完成品にリンクされ、標準完成品からの偏差を表す可能性があるコード。有効化コードを製造品目と購買品目にリンクできます。

関連トピック

部品表品目

品目の部品表 (BOM) 構成要素。

発生元オーダ
倉庫検査

不適合材料が登録された倉庫検査オーダ番号。

倉庫検査連番

倉庫検査オーダ番号に対応する倉庫検査連番。

発生元

オーダ発生元。

指定可能な値

オーダ発生元

発生元オーダ

発生元のオーダ番号。

注意

これは、オーダ発生元の保管検査には適用されません。

位置

検査オーダがリンクされる発生元オーダラインの位置番号。

注意

これは、NCMR が製造作業または保管検査向けに作成された場合は適用されません。

連番

オーダの連番

計画納期

発生元オーダの計画済納期

作業

NCMR が生成される作業番号。品質検査は、作業の実行中または実行後に行う必要があります。

取引先

オーダで指定された取引先のコード。

記述

コードの記述または名称

倉庫

不適合材料が配置される倉庫のコード。

記述

コードの記述または名称

サイト

不適合が報告されるサイト

注意
  • このデフォルト値は、発生元オーダから取得されます。

発生元フィールドが適用なしに設定されている場合、このデフォルト値は倉庫から取得されます。

保管場所

不適合材料が特定された倉庫の場所

注意

オーダ発生元が適用なしで、倉庫フィールドが空白の場合、どの値でも入力できます。

不適合資材
処分

不適合レポートにリンクされた処分コード

注意

このフィールドは、品質管理パラメータ (qmptc0100m000) セッションの構成可能資材処分コードチェックボックスがオンになっている場合にのみ使用できます。

時間見積

処分の計画に必要な見積時間。

時間単位

見積時間が表される単位

記述

コードの記述または名称

計画開始日

処分計画の開始予定日。

計画完了日

処分計画の終了予定日。

時間見積 - 非資材

処分の計画に必要な見積時間。

時間単位 - 非資材

見積時間が表される単位

計画開始日 - 非資材

処分計画の開始予定日。

計画完了日 - 非資材

処分計画の終了予定日。

親 NCMR

不適合資材レポートのコード。親不適合資材レポートが存在する場合にのみ、このフィールドにデータが入力されます。

数量

検査する必要がある NCM 数量。

注意

この値は 0.0000 になるのは、NCR 状況オープンまたは取消済の場合で、非資材のみチェックボックスがオンの場合です。

単位

NCM 数量を表す単位

不適合タイプ

不適合の分類。

深刻度

検査時に見つかった不適合の厳しさのレベル。

不合格理由

倉庫管理検査または品質検査で定義された不合格理由のコード。

記述

コードの記述または名称

理由

不適合処分の理由

終了品目

不適合品目の再コード化または再作業後の品目コード

注意

このフィールドは、処分が [再コード化] または [再作業 (新しい仕様)] に設定されている場合にのみ使用できます。

記述

コードの記述または名称

記述

コードの記述または名称

非資材
内部窓口詳細
部署

不適合レポートにリンクされた部署のコード

部署

不適合が特定された作業ワークセンタのコード。

記述

コードの記述または名称

非資材のみ
非資材のみ

このチェックボックスがオンの場合、 Infor LN では、数量ゼロの不適合を作成するか、資材を拒否せずに数量 (ロットおよびシリアル詳細を含む) を指定できます。

注意

資材が不合格になった場合、新しい不適合を作成するか、このチェックボックスをオフにして、在庫を隔離検査に移動します。

デフォルトで、このチェックボックスはオフです。

このチェックボックスが有効になるのは、次の場合のみです。

  • NCR 状況オープン
  • 部署 が指定されている
深刻度
非資材の深刻度

不適合の厳しさのレベル。デフォルトは [軽度] です。

指定可能な値

厳しさ

レポート

特定された不適合に関する追加情報

属性

標準方針、手順、作業指示書など、適合していない属性に関する追加情報

客観的証拠

特定のオーダ詳細、追加コメントなど、特定された不適合に関する追加情報

内部テキスト

特定された不適合に関する追加の内部情報

再審委員会
再審委員会

検査後の資材の処分を担当するチームのコード。

所有者

NCMR の処分を担当する従業員のコード。

記述

コードの記述または名称

処分の MRB責任者

このチェックボックスがオンの場合、材料の処分が MRB の責任になります。

計画レビュー日

存在する場合は、NCMR の将来の確認日。

資材不適合の記述
資材不適合の記述

不適合に関連する詳細な記述。

処分
権利放棄
販売先取引先(権利放棄)

NCMR での処分アクションの権利放棄を提供する販売先取引先のコード。

記述

コードの記述または名称

権利放棄適用可能

このチェックボックスがオンの場合、 販売先取引先からの権利放棄が必要になります。

販売先取引先(権利放棄)

販売先取引先から権利放棄を受領した日付。

顧客品目コードシステム

販売先取引先が使用する品目コードシステム

注意

このフィールドは、権利放棄適用可能チェックボックスがオンの場合のみ有効です。

相互参照品目

外部取引先品目コードが格納されている内部品目コード。内部品目コードと外部品目コードは同じ品目を指します。

注意

このフィールドは、顧客品目コードシステムフィールドで品目コードシステムを指定した場合にのみ有効です。

文書番号

権利放棄文書番号。

文書受取日

権利放棄文書を受け取った日時。

資材処分
隔離検査処分

在庫の処分中に、不適合レポートに対応する隔離検査在庫が存在することを示します。

このチェックボックスがオフの場合、 Infor LN では、隔離検査を不適合レポートにリンクできません。検査時に在庫が不合格になり、隔離検査に移動された場合、Infor LN では、隔離検査在庫で処分するか、新しい不適合を作成できます。

注意

デフォルトで、このチェックボックスはオフであり、変更できません。

原因

MRB により観察された、不適合の原因のコード。

記述

コードの記述または名称

不適合資材の責任者

不適合を担当するユーザのコード。

記述

コードの記述または名称

担当取引先

不適合を担当する取引先

発注先品目コードシステム

購買元取引先が使用する品目コードシステム

注意

このフィールドは、権利放棄適用可能チェックボックスがオンの場合のみ有効です。

相互参照品目

外部取引先品目コードが格納されている内部品目コード。内部品目コードと外部品目コードは同じ品目を指します。

注意

このフィールドは、発注先品目コードシステムフィールドで品目コードシステムを指定した場合にのみ有効です。

処分

NCMR 分析に基づく、実行する必要があるアクションの種類。

指定可能な値

処分

処分オーダ発生元

処分を実行するために作成されたオーダタイプ。

指定可能な値

オーダ発生元

処分オーダ

処分を実行するために作成された処分オーダの番号。

処分オーダ状況

処分を実行するために作成された処分オーダの状況。

処分オーダ位置

処分オーダラインの位置番号。

修正措置計画

将来の不適合を回避するために開始された修正措置計画 (CAP)。

非資材処分
原因

再審委員会で認められた、非資材不適合の原因のコード。

責任者

非資材不適合の責任を負うユーザのコード。

処分

非資材不適合レポートにリンクされた処分コード

記述

コードの記述または名称

修正措置計画

将来の非資材不適合を防止するために開始された修正措置計画 (CAP)

処分テキスト
非資材追加詳細

非資材処分に関連付けられた追加情報。

権利放棄 (付与)
購買元取引先

権利放棄の送付先の購買元取引先のコード

注意
  • 適用可能チェックボックスがオンの場合、このフィールドは必須です。
  • 不適合レポートの状況を処分済に設定する前に、このフィールドに値を指定する必要があります。
適用可能

このチェックボックスがオンの場合、権利放棄を購買元取引先に送付する必要があります。

文書送付日

権利放棄文書を受け取った日時

注意
  • 適用可能チェックボックスがオンの場合、このフィールドは必須です。
  • 不適合レポートの状況を処分済に設定する前に、このフィールドに値を指定する必要があります。
文書番号

権利放棄文書番号。

注意
  • 適用可能チェックボックスがオンの場合、このフィールドは必須です。
  • 不適合レポートの状況を処分済に設定する前に、このフィールドに値を指定する必要があります。
ログ
報告者

NCMR を作成したユーザの ID。

レポート日

NCMR が作成された日付。

最終提出者

NCMR を提出するユーザの ID。

提出日

NCMR が提出された日付。

最終割当実行者

NCMR を割り当てるユーザの ID。

割当日

NCMR が割り当てられた日付。

最終処分実行者

NCMR を処分するユーザの ID。

処分日

NCMR が処分された日付。

最終リセット実行者

NCMR をリセットするユーザの ID。

リセット日

NCMR がリセットされた日付。

最終分割者

NCMR を分割するユーザの ID。

分割日

NCMR が分割された日付。

クローズ実行者

NCMR をクローズするユーザの ID。

クローズ日

NCMR がクローズされた日付。

取消実行者

NCMR を取り消すユーザの ID。

取消日付

NCMR が取り消された日付。

子不適合レポート
...

子 NCMR のコード。

注意

NCR の分割オプションを使用すると、親 NCMR ID からこの ID が生成されます。

記述

コードの記述または名称

状況

子 NCMR の状況。

指定可能な値

状況

 

状況別フィルタ

状況別に不適合資材レポートをソートします。

すべて表示

すべての状況の不適合資材レポートが表示されます。

オープン

状況がオープンのみの不適合資材レポートが表示されます。

提出済

状況が提出済のみの不適合資材レポートが表示されます。

割当済

状況が割当済のみの不適合資材レポートが表示されます。

処分済

状況が処分済のみの不適合資材レポートが表示されます。

取消済

状況が取消済のみの不適合資材レポートが表示されます。

クローズ

状況がクローズのみの不適合資材レポートが表示されます。

取消

不適合レポートを取り消します。取消を確認するメッセージが表示されます。[Yes] をクリックして不適合レポートを取り消します。

状況のリセット

不適合レポートの状況をオープンまたは提出済にリセットします。

提出

NCMR が MRB に提出されます。

割当

NCMR が MRB のメンバーに割り当てられます。

クローズ

NCMR がクローズされます。

資材不適合

選択された NCMR の修正措置計画 (CAP) が生成されます。

ロット/シリアル/ストックポイント詳細
隔離検査在庫の更新

隔離検査在庫の不適合処分の詳細が存在する場合、隔離検査在庫の詳細を更新します。これにより、不合格在庫を隔離検査に移動する前に、処分が類似する場合に、処分された不適合レポートを再使用できます。

このオプションは、次の場合にのみ有効です。

  • 不適合レポートに隔離検査在庫が存在する
  • NCR 状況処分済
  • 隔離検査処分 チェックボックスがオフ
隔離検査在庫との同期

倉庫検査にリンクされたオープンの不適合レポートを使用して、隔離検査在庫の詳細を同期します。

このオプションを実行した場合、隔離検査詳細は、倉庫検査 (隔離検査在庫で使用可能なストックポイント) にリンクされたすべてのオープンの不適合レポートと照合されます。一致しない在庫詳細は、現在の不適合で更新されます。