調整要素のログ

パフォーマンスとデータ増加に関しては、 調整グループ (tcfin0120m000) セッションの次のパラメータを確認してください。

  • 調整データの書込は大幅なデータ増加につながるため、パフォーマンスが低下します。このため、詳細な分析を必要とする調整グループに関してのみ、調整データの記録チェックボックスをオンにしてください。中間勘定については、調整データの記録を有効にすることが推奨されますが、終了勘定については、通常必要ありません。

    注意 デフォルトでは、終了勘定のほとんどに対してこのチェックボックスがオンになっています。

    さらに分析を必要としない場合は、統合とマッピングはすべて正しいため、調整データの記録チェックボックスをオフにしてかまいません。その後、この調整グループの調整データは、 調整データのアーカイブ/削除 (tfgld4295m200) セッションを使用してアーカイブ、および削除できます。

  • 調整グループごとに、調整データを記録する必要がある調整要素を指定できます。ただし、運用時にはまだ、すべての調整グループにおいて必要な調整要素が定義されているとは限りません。さらに、ある時点で、正しい調整のために新しい調整要素を追加する必要が生じることもあります。これを行うには、運用時に必要な調整要素が不足なく定義されていない調整グループすべてに関して、すべての調整要素の記録 チェックボックスをオンにしておく必要があります。このチェックボックスがオンの場合、すべての調整要素が記録されるため、データ量が大幅に増加し、深刻なパフォーマンスの低下につながります。このため、この設定は、一時的な解決策としてください。

    安定した環境では、調整グループレベルのすべての調整要素の記録 チェックボックスは、常にオフにしてください。このチェックボックスが特定の調整グループに関してオンの場合は、できるだけ速やかに、一般的には運用後数週間以内にオフにします。このチェックボックスをオフにする際、ログ済調整要素を削除するには、ログ済調整要素の削除 (tfgld4296m000) セッションを実行します。すべての調整グループのすべての調整要素の記録 チェックボックスがオフになれば、テーブル tfgld498 をデータベースレベルで削除できます。

  • このチェックボックスがオンの場合、調整取引の状況は記録時に自動的に最終受入に設定されます。分析を必要とするが、詳細な受入手順は必要ない調整グループにこの設定を使用できます。このチェックボックスをオンにすると、時間のかかる受入および最終受入調整ステップを省略できます。

パフォーマンスについての注意
  • CPU への影響: Yes
  • データベース拡張への影響: Yes