倉庫オーダに関する輸送オーダの生成

発生元オーダに対して輸送オーダの作成がたとえ指定されていなくても、このオーダに輸送オーダを作成することが望ましい場合があります。たとえば、以下のようなケースが考えられます。

  • 発生元オーダについて [輸送オーダの生成] チェックボックスをオンにしないで、販売オーダまたは購買オーダを倉庫管理に発行したものの、この販売オーダまたは購買オーダについて生成された倉庫オーダの倉庫オーダタイプに輸送オーダの作成が指定されていない場合
  • 該当する倉庫オーダタイプで輸送オーダを作成するよう指定されていない状態で、倉庫管理転送オーダがプロジェクトにより生成された場合

このような場合でも、輸送オーダの生成 (fmfoc1234m000) セッションで輸送オーダを作成できます。このセッションでは、発生元オーダに関連する倉庫オーダに対して輸送オーダを生成できます。このためには、倉庫管理オーダ発生元を選択し、該当する範囲の倉庫オーダを指定する必要があります。

このようにして倉庫オーダの範囲を指定して輸送オーダを作成すると、倉庫管理からの輸送オーダの生成チェックボックスがオフになっている設定 (倉庫オーダラインで輸送オーダを作成しない) が無効になります。この設定は、倉庫オーダの倉庫オーダタイプにより決まります。倉庫オーダタイプで輸送オーダを作成するように指定されている場合、倉庫オーダを保存したときに輸送オーダが作成されるので、この問題が生じることはありません。倉庫オーダタイプで輸送オーダを作成しないように指定されている場合は、輸送オーダの生成 (fmfoc1234m000) セッションで輸送オーダを作成する必要があります。

これは、販売購買、または企業計画のオーダ発生元には適用されません。なぜなら、発生元オーダが倉庫管理に発行される前に、発生元オーダラインの販売から輸送オーダを生成または購買から輸送オーダを生成チェックボックスのオン/オフを変更できるからです。これらの発生元のオーダを倉庫管理に発行すると、そのオーダの倉庫オーダについて輸送オーダを生成できます。企業計画オーダが倉庫オーダに転送される際に輸送オーダの作成についての設定を無効にできるので、企業計画オーダは考慮されません。

輸送オーダの生成 (fmfoc1234m000) セッションで指定した選択基準と一致する倉庫オーダについて輸送オーダの生成を起動した場合、LN は以下のステップを行います。

  1. 倉庫オーダのいずれかが進行中であるかどうかをチェックします。状況がオープンでない場合に、倉庫オーダは進行中になります。進行中の倉庫オーダはスキップされます。このような倉庫オーダについて状況が原因で輸送オーダが生成されない旨のメッセージがエラーレポートに示されます。
  2. いずれかの倉庫オーダに輸送オーダが存在しない場合、この倉庫オーダに対して輸送オーダが生成されます。輸送オーダは、入庫または出庫のオーダラインに保管されます。倉庫オーダの発生元が販売または購買である場合、この販売オーダまたは購買オーダのリンク情報が更新されます。
  3. 生成された輸送オーダは、成功レポートに出力されます。
  4. 倉庫オーダのいずれかに無視状況の輸送オーダが存在する場合、この輸送オーダの状況が無視から予定に戻されます。この輸送オーダの状況が変更された旨のメッセージが成功レポートに表示されます。