EDI ビジネス文書 「請求」

ビジネス文書 「請求」 は、商品の請求および支払について記述し、EDI メッセージ請求 (INV)、自己請求請求書 (SBI)、および送金通知 (RAD) を含みます。

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請求 (INV)

請求 (INV) メッセージを生成するには

  1. 請求に請求日を発行した後、請求バッチを請求バッチ (cisli2100m000) セッションで作成します。
  2. 請求書の構成/出力/転記 (cisli2200m000) セッションを使用して関連データの請求書を作成し、請求書の原本を出力するなどの請求バッチを処理します。請求書の出力 (cisli2400m000) セッションを使用して請求書を出力することもできます。請求書の原本を出力することで、EDI 送信用の請求 (INV) が作成されます。

ネットワーク (ecedi0120s000) セッションの接続前の送信メッセージを生成チェックボックスがオンの場合、直接ネットワーク通信 (ecedi7205m000) セッションを使用して送信メッセージを生成し、生成メッセージを表示するレポートを提供してください。ネットワーク (ecedi0120s000) セッションで接続前の送信メッセージ生成のオプションを使用しない場合、EDI メッセージの生成 (ecedi7201m000) セッションで送信メッセージの ASCII ファイルを作成できます。

外部 EDI メッセージはネットワークで指定されている appl_from サブディレクトリに置かれ、変換ソフトウェアがそのメッセージを取得します。内部 EDI メッセージは変換する必要がなく、送受信メッセージ用の appl_comm サブディレクトリに保管されます。

発注先 (販売会社) から請求 (INV) メッセージを受信するには、直接ネットワーク通信 (ecedi7205m000) セッションを使用します。購買請求書が作成され、2 つのレポートが生成されます。コピーメッセージの注釈レポートは、関連する注釈とともに生成された請求書番号を示します。受信 EDI 購買請求レポートは、ラインレベルで請求数量と請求額、および該当するものがある場合に税金コード ID による課税額をリストします。

請求 (INV) メッセージを受信する前に商品を受領した場合、自動請求照合が行われます。オーダを受領する前に請求メッセージが届いた場合、購買請求書は照合されず、商品を受領したときにマニュアルで照合することができます。

請求書照合は、受信購買請求メッセージに応じて請求書ヘッダまたは請求書ラインで行うことが可能です。

  • 請求書ヘッダで請求書照合
    ヘッダで請求書照合を行うには、買掛金パラメータ (tfacp0100m000) セッションの自動照合チェックボックスがオンになっている必要があります。受信メッセージで請求書ヘッダに有効顧客購買オーダ番号があり、請求書ライン情報がない場合、受領した商品のすべてのオーダラインでオーダ全体が照合されます。許容範囲を超えた場合、購買請求書全体が照合されないままになります。
  • 請求書ラインで請求書照合
    受信したメッセージでオーダライン情報がある場合、受領した商品の顧客オーダラインと各請求書ラインが照合されます。商品を受領していない請求書ラインは照合されないままになります。

請求書データは購買請求書の処理 (tfacp2107m000) セッションで見ることができます。

自己請求請求書 (SBI)

商品を顧客 (購買会社) に出荷し、商品が受領された後、顧客は支払と時期について決定します。通常、支払は出荷を基準とし、自己請求が発注先 (販売会社) に送信されます。SBI メッセージを顧客から受信するには、直接ネットワーク通信 (ecedi7205m000) セッションを使用します。その結果、自己請求請求書が作成されます。これは、自己請求ワークベンチ (cisli5620m000) セッションで表示できます。

送金通知 (RAD)

顧客から発注先への支払は納入を基準とします。

次の納入データの組み合わせに対して、支払が発行されます。

  • 出荷先取引先
  • 出荷 ID
  • 顧客製品番号
  • コールオフ参照 (カンバン番号など)

支払は送金通知メッセージ (RAD) により通知されます。これは、発注先 (販売会社) に送信されます。RAD メッセージを顧客 (購買会社) から受信するには、直接ネットワーク通信 (ecedi7205m000) セッションを使用します。その結果、送金通知が作成されます。これは、送金通知 (tfcmg2150m000) セッションで表示できます。