オブジェクトデータ管理の用語集

2 次状況
システム定義の状況にもとづいて管理者が ODM オブジェクトに割り当てる状況。ユーザ定義の状況とも言います。
ERP エンティティとのリンク
ODM 内の ERP オブジェクトにリンクされている事前定義のエンティティオブジェクトは ODM 内で事前定義され、その状況に応じて文書改訂/変更提案/フォルダへのリンクが可能となります。
ODM
埋込型のデータ管理機能により、製品開発シナリオにおける効果的なデータ管理ソリューションを提供する、LN 内の独立したパッケージ。ODM によって、製品データが適切に扱われ、最も厳しいライフサイクル管理処理が適用されるようになります。ODM は LN ユーザに、完全統合された文書管理、変更管理およびフォルダ管理機能を提供します。ODM は LN から直接アクセスすることができ、ユーザは LN オブジェクトに文書を添付したり、文書に添付されたファイルを表示できます。
アクション
ユーザが ODM オブジェクト上で特定の作業を実行できるようにするコマンドで、特定の役割が割り当てられます。たとえば、「変更要求作成」 アクション (CR_NEW) は、「変更要求」 オブジェクトに割り当てられます。すべてのオブジェクトに複数のアクションを割り当てることができます。同様に、アクションを複数のオブジェクトで共通にすることもできます。
アプリケーションデータロック
アプリケーションデータを消去する機能が、ライフサイクルまたはネットワークの問題により、システムによってロックされます。
エクスポートおよびインポート
エクスポート: ODM のシステムテーブルリストからデータを選択して、その ODM システムデータを保管ディレクトリに転送する、「データ管理」 モジュールのプロセス。インポート: 指定されたディレクトリのダンプファイルから ODM のシステムテーブルにデータをインポートする、「データ管理」 モジュールのプロセス
エリア
「文書管理」 モジュールによって登録済ファイルの保存先として認識されるディレクトリ
エリアタイプ
ファイルの登録や作業を行う作業エリア、保管を行う保管エリアなどの、エリアの分類
オブジェクト
ODM 内に定義される非物理エンティティで、製品のライフサイクルを簡単に管理できます。たとえば、LN メインテーブルはオブジェクトとみなされます。オブジェクトは、ODM オブジェクトと ERP オブジェクトに分類されます。ODM オブジェクトはライブラリ、文書、変更、フォルダ、クエリなど、ODM に関連するものです。非 ERP オブジェクトは品目、BOM、販売オーダ、購買オーダなどです。
オブジェクトの参照
オブジェクトのリンクを水平のツリー状構造で表示することのできる、オブジェクトエクスプローラ
オブジェクトの所属先ファミリ
オブジェクトは、指定されたオブジェクトファミリのメンバーです。
オブジェクトファミリ
ファミリ所有者にリンクしている 1 つ以上のオブジェクトをファミリメンバーとして持つファミリ
オブジェクトマスク
一意のマスクコードで表されるオブジェクトの属性に対して、一意の識別番号を生成するメカニズム。実際に生成される番号は、ユーザによってマスクコードに対して定義されるマスク構成によって異なります。オブジェクトマスクに対してマスク構成が定義されていない場合は、オブジェクトマスクのデフォルト値を考慮して番号が生成されます。有効なオブジェクトマスクを使用して、オブジェクトの属性に対する番号が生成されます。
オブジェクト統計
文書改訂にリンクしているハードコピーやファイルの数、改訂にリンクしているファイルの合計サイズなどの、統計明細を表示する機能
オブジェクト別のオブジェクト状況
文書または変更のライフサイクルにおける別のシステム定義オブジェクトの状況に依存する、オブジェクトの 2 次状況
オブジェクト履歴
オブジェクトに対して行われた改訂の履歴
クエリ
与えられた条件にもとづいてレコード一式をフィルタリングする、汎用メカニズム
クエリ条件
それぞれのオブジェクト属性値にもとづいて、クエリを設定するためにユーザによって与えられる条件。クエリは、1 つ以上の条件にもとづきます。たとえば、特定のタイプのすべての文書を検索するために条件を設定することができます。
サイズ
用紙サイズの A2 や A4 などの、ハードコピーの大きさ
システムテーブル
ODM 構成に関するすべてのオブジェクトを、情報のエクスポート用に連番別、パッケージ別およびモジュール別に一覧にしたテーブル
システムのアクション
ODM におけるすべての作業に適用される基本的なアクション。デフォルトでは、ODM オブジェクトに関するすべてのアクションはシステムのアクションであり、削除や変更はできません。ユーザは、システムのアクションを作成できません。
ソースオブジェクト
2 次オブジェクトがリンクされたメインオブジェクト。たとえばファミリ所有者など。
ターゲットオブジェクト
ソースオブジェクトにリンクしているオブジェクト
タイプに所有されているファミリ
所有者として特定のオブジェクトを持つ、すべてのオブジェクトファミリ
タスク
規定された日付に行われる実際の変更。提案の状況が作成であれば、タスクを変更提案に直接リンクすることができます。
タスクグループ
タスクグループはオプションですが、Infor ではタスクグループの使用を強くお勧めします。タスクグループのビジネス機能によって、タスクグループおよびそのグループのタスクをメンテナンスします。タスクの目的、タスクの結果、またタスクをいつどのように実施するかについては、タスクグループでメンテナンスできます。タスクグループの設定はオプションです。しかし、多数のタスクを有する組織においては、一連の関連タスクを円滑に実施する上でタスクグループは不可欠です。
タスクの状況
タスク実行のライフサイクルにおけるさまざまな状況を示します。状況には、「作成」、「実行中」、「完了」 および 「スキップ」 があります。
チェックアウト
作業エリアにあるファイルの状況。チェックアウト状況にあるファイルは編集可能です。
チェックイン
保管エリアにあるファイルの状況。チェックイン状況にあるファイルは編集できず、表示のみ可能です。
デフォルト作業エリア
ファイルの登録用にデフォルトでユーザに割り当てられる作業エリア。ユーザに対して作業エリアが定義されていない場合、システムによって作業エリアが自動的に生成され、デフォルト作業エリアが割り当てられます。ユーザのデフォルト作業エリアとして割り当てられる作業エリアは 1 つだけです。システム管理者は、すべてのユーザにデフォルト作業エリアを割り当てることができます。個々のユーザは、自分のデフォルト作業エリアを割り当てることができます。
ハードコピー
文書のハードコピーなど、物理的性質を示すオブジェクト。ハードコピー文書の内容は紙に出力されます。カセットやフィルムなどの保存媒体は、ハードコピーとみなされます。
ファイル
物理ファイルを示すオブジェクト。すべてのファイルには、LN によって自動的にバージョンが割り当てられます。ファイルが最初に文書改訂に添付されるときに、最初のバージョンが割り当てられます。このバージョンは、ファイルが保管エリアからチェックアウトされるまで保持されます。保管エリア内のファイルを編集するには、ユーザはファイルを作業エリアにチェックアウトする必要があります。チェックアウトされたファイルは、そのファイルの新規バージョンとしてデータベースに登録されます。
ファイルタイプ
登録されると、ファイルにはファイルタイプが割り当てられます。各ファイルタイプは、1 つまたは複数のファイル拡張子に関連付けられます。特定の文書タイプにファイルタイプが指定されている場合、指定されたファイルタイプのファイルは、その文書タイプの文書にのみ添付することができます。システム管理者は、特定の文書タイプの文書改訂に添付可能なファイルタイプを制限することができます。たとえば文書処理ファイルには、.txt や .doc などのファイルのタイプを示す 3 文字の拡張子が付きます。同様に、グラフィックファイルにも .jpg、bmp といったさまざまな拡張子が付きます。
ファミリメンバー
オブジェクトファミリに関するオブジェクト。オブジェクトファミリは、オブジェクトをメンバーとして持つことができます。
フォルダ
一連の関連オブジェクトを保存するデータ項目コンテナ。すべてのフォルダに、ライフサイクルのメカニズムがあります。フォルダを使用すると、さまざまな状況における製品データ間の関係、リンクおよび依存性を、オブジェクト形式で柔軟に定義することができます。フォルダには、個人用と共有とがあります。
フォルダにリンクしたオブジェクト
フォルダにリンク可能な任意の ERP エンティティ。たとえば、エンジニアリングフォルダ、営業提案書、従業員ファイルなど。
フォルダ管理
フォルダをメンテナンスして、製品情報の管理を簡素化するモジュール。「フォルダ管理」 モジュールにより、リンクおよび依存性の問題を解決するための、汎用的で柔軟なソリューションが提供されます。フォルダを ERP オブジェクトにリンクさせることにより、オブジェクトのデータドメインを拡張し、オブジェクトに関するあらゆるタイプの情報の迅速な取得を簡単かつ効率的に行うことができます。
ホスト
ネットワーク内で認識されるネットワークノード。文書ファイルサーバまたは保管サーバの構成要素によってアクセス可能なネットワークノードはすべて、ホストとして定義できます。
マウントエリア
リモートの作業エリアにローカルホストからアクセスできる方法を定義する手順
マスクコード
オブジェクトの属性に対して定義されたコード。オブジェクトの属性に対して一意のマスクコードをメンテナンスできます。
マスク構成
マスクの詳細な構成で、組織で使用されるフォーマットで ID を生成します。マスクを構成するには、属性に関連付けられているマスクコードを構成する必要があります。
メインファイル
文書改訂に複数のファイルが添付されている場合は、システムによってメインファイルが確認され、ファイル操作 (表示/出力/編集) が実行されます。
ユーザ権限
ユーザに割り当てられる権限レベルで、文書の作成、削除、編集、表示など、ODM で実行可能なさまざまなアクションについて決定します。
ライブラリ
データを階層的に保存する論理場所。ライブラリにより、関連オブジェクトの集合体や文書の分類を定義できます。それらのオブジェクト自体も、ライブラリとすることができます。ライブラリには、保管領域をリンクすることができます。
リリース済
文書が正式な承認を受け、公開する準備ができていることを示す状況
リレーション
特定のオブジェクトに対する一連のアクション
レビューに送出済
文書または変更が、承認または不合格の判定のため送出済であることを示す状況
レビュー担当者
変更提案や文書改訂のレビュー担当者
レビュー担当者
変更提案または文書改訂をレビューし、適切な推奨を与えるために変更または文書管理担当グループに割り当てられた個人
レビュー担当者のメカニズム
変更または文書管理担当グループのレビュー担当者が採用するメカニズム。このメカニズムにより、担当グループのレビュー担当者による、処理の実行管理が可能になります。
レビュー中
作成された変更が、レビューのため送出済であることを示す状況
レポート
情報を構造化した形で表す、基本的な形式
レポートパラメータ
データの選択基準を指定するために使用され、既存レポートに表示されるパラメータ
改訂
改訂では、ユーザは既存の承認済 (変更/フォルダ) またはリリース済 (文書改訂) の状況から、新規の改訂を作成できます。たとえば、文書改訂の場合の新規改訂や、変更提案の場合の新規提案などです。
改訂モード
各文書タイプには、その文書タイプのすべての文書に適用される改訂モードが割り当てられます。指定される改訂モードは、01 や A1 といった英数字の改訂になります。また改訂モードを、たとえば 1998-05-12 のように、自動的に改訂のリリース日に設定することもできます。
割当エリア
ホスト上に置かれるエリアで、作業エリアなどファイルの指定保存場所を定義します。
完了
変更が行われたことを示す状況
完了
タスクの実行が完了したことを示す状況
規則
従属するイベント/エンティティをトリガするためのワンポイント条項として使用できる、原則または条件
共通 ODM パラメータ
共通 ODM パラメータは、ODM 内のパラメータにデフォルト値の設定に使用されます。
再設計
不合格な状況の文書改訂の再設計を可能にするアクション。文書改訂の状況は、不合格から設計中に変更されます。
作業エリア
すべてのファイルが作成され、ユーザが表示や編集を行う前に保管される非管理エリア。このエリアには、各ファイルの 1 バージョンが入っています。ユーザは、作業エリアとして割り当てられているファイルの編集ができます。1 つ以上の作業エリアが同一ユーザに割り当てられたり、同一の作業エリアに 1 人以上のユーザが割り当てられる可能性があります。ファイルの作業を行うユーザには、それぞれデフォルトの作業エリアが割り当てられます。ユーザが保管エリアからファイルをチェックアウトすると、ファイルはこの作業エリアにコピーされます。デフォルトの作業エリアは、ファイルが ODM に登録される場合などにも使用されます。
作成
変更要求または変更自体の最初の状況
参照オプション
参照オプションでは、選択したオブジェクトのオブジェクトエクスプローラを表示します。エクスプローラには、選択したオブジェクトのメンバー、所有者ファミリおよびメンバーファミリが表示されます。
参照文書
参照用に ODM に保存される、変更要求の明細を記述した文書
子変更オーダ
親変更オーダにリンクしている変更オーダで、親変更オーダ日付を自動的に継承します。
実行中
作業中であることを示すタスクの状況。実行済のタスクが再実行アクションを使用して改訂された場合は、この状況が割り当てられます。
取下げ済
文書改訂がリリース後に取り下げられたことを示す文書改訂状況。文書が取り下げられた後は、改訂は使用できません。
従業員別役割
ODM で定義される役割は、組織内で規定される権限の一部として従業員に割り当てられます。
所有者
ファミリ所有者は、ファミリに属するリンクのソースオブジェクトです。
承認済
それぞれのオブジェクトが実行に対して承認済であることを示す状況
設計中
新規の文書改訂に割り当てられる状況
相対変更オーダ (RCO)
相対変更オーダ (RCO) は、リンクされた ERP エンティティに関する発効日を管理します。この発効日により、基準変更オーダ日について期間に応じてトリガされます。
属性
マスクを生成する必要があるセッション内のフィールド
添付ハードコピー
文書改訂に添付される、ハードコピー情報
添付ファイル
文書改訂に添付される、物理ファイル
凍結
変更エンティティが何らかの理由で無効または延期となったことを示す、変更ライフサイクルにおける状況
凍結解除
無効な変更エンティティ (凍結変更) が有効化され、現在、変更の実施を処理中であることを示す変更状況
動的ホスト
ユーザがローカルホストから ERP サーバへの接続を行う際に、ローカルホスト名の動的な取得を可能にします。
排他的改訂
文書改訂の改訂処理を、1 人の個人に制限するオプション。このオプションが各文書で使用されている場合は、文書の複数文書改訂を同時に改訂することはできません。
媒体
保管するハードコピーの物理的実体 (たとえば紙、マイラー、ディスク、CD-ROM、アパーチャカードなどのデータ)
標準レポートレイアウト
標準的で読みやすいレポートの配置。レポートレイアウトには、[会社番号]、[会社名]、[日付/時間]、[ユーザ]、[ページ番号] および [レポートヘッダ記述] の各フィールドが含まれます。
不合格
オブジェクトが不合格となり、それ以降のレビューが不要なことを示す状況
複数メインテーブル (MMT)
単一のセッション内で複数のテーブルを書き込んだり、編集したりする概念。MMT では、ヘッダの関連セッションを MMT セッションの従属セッションとして表示することにより、ERP アプリケーションを使いやすくします。
文書
識別情報、文書タイプ、タイトル、作成者、役割担当者、および改訂情報を表示します。文書情報は電子的なコンピュータファイル (物理ファイル) または紙などの非電子媒体 (ハードコピー) で保存できます。文書情報へのアクセスは常に、ユーザに対する管理単位である、文書から行います。ファイルやハードコピーが添付されていない場合の文書は純粋な論理エンティティであり、通常は文書のグループ化に使用されます。
文書タイプ
文書タイプは、すべての文書に割り当てられます。各文書タイプには、その文書タイプのすべての文書に適用される改訂モードが割り当てられます。文書マスクおよび文書改訂マスクは、文書タイプによって異なる場合があります。文書タイプにより、文書改訂に添付されるハードコピーやファイルに対して改訂を割り当てるべきかどうかが決まります。会社が保管する文書タイプの例としては、安全規則、組立説明書、配線図、保守説明書、図面文書、標準文書などがあります。
文書タイプ添付
文書タイプに対する、テンプレート形式での文書またはファイルの添付
文書マスク
文書に対する一意の識別番号を生成する汎用システム。「文書管理」 モジュールでは、マスクは文書 ID、文書改訂値、ハードコピー ID、およびファイル ID に対して定義できます。文書 ID マスクおよび文書改訂マスクは、文書タイプによって異なります。
文書ライフサイクル
概念段階から完成段階までの文書のライフサイクル。文書ライフサイクルには、「設計中」、「送出済」、「承認済」、「リリース済」、「取下げ済」、「期限切れ」、「不合格」 など、さまざまな段階があります。
文書ライブラリ
データを階層構造で整理するため、文書に対して作成される論理ライブラリ。文書ライブラリは、文書をカタログするために使用されます。文書ライブラリに含めることのできるオブジェクトは、サブライブラリ、文書および保管エリアです。
文書改訂
文書改訂は、文書に添付されたファイルやハードコピーに対する変更を追跡します。文書が作成されると、文書改訂がデフォルトで作成されます。文書に関する作業の多くは、文書改訂によって行われます。文書改訂には、ライフサイクルにおける改訂の段階を示す状況が割り当てられます。文書改訂で行うことができる作業は、改訂の状況によって異なります。
文書改訂の状況
文書ライフサイクルにおける文書改訂の状況は、以下のとおりです。
  • 作成
  • 送出済
  • 承認済
  • リリース済
  • 不合格
  • 期限切れ
  • 取下げ済
文書改訂リンク - 参照
2 つの文書改訂間の、一方向または双方向のリンク。リンクが一方向である場合、文書改訂は一方向でリンクされます。つまり、文書改訂 2 は文書改訂 1 にリンクされます。文書改訂 1 も文書改訂 2 にリンクされている場合は、そのリンクは双方向リンクと呼ばれます。
文書改訂リンク - 親/子
2 つの文書改訂間の親/子リンク。子文書は、論理的には親文書の 1 要素です。
文書管理
文書への管理されたアクセス、文書内容の安全な保管、文書ライフサイクルサポート、文書と ERP システム内のその他のオブジェクト間の関係管理など、全般的な文書管理機能を提供する、ODM 内のモジュール。「文書管理」 モジュールにより、一貫した信頼できる文書情報の、効率的かつ安全な使用が可能になります。
文書管理担当グループ
「変更管理」 モジュールを使用して文書を承認または不合格とするグループリーダとレビュー担当者の担当グループ。文書管理担当グループを作成できるのは、権限のあるユーザのみです。
変更
特定の変更に対する一意の識別子。変更ヘッダは、類似した変更要求で構成される変更で、これらの変更要求は、グループ化して 1 つの変更ヘッダに送出することができます。この識別子は、変更を表すデータベースエンティティです。
変更オーダ
変更管理 ERP にリンクされたエンティティを変更するための、汎用メカニズム。変更オーダ日を指定して、リンクされたエンティティがその指定日に有効または期限切れになるよう設定します。
変更オーダ日
リンクしている ERP エンティティに対して変更が行われる日付。変更オーダ日は変更オーダで指定します。リンクしている ERP エンティティは、指定した日付に有効または期限切れになります。
変更に影響されるオブジェクト
ODM で定義されるオブジェクトのリストは、「変更管理」 モジュールで使用されます。ODM における変更ライフサイクルの処理で使用可能な、変更に影響されるオブジェクトには、品目、部品表、工順作業手順などがあります。
変更の分類
任意の変更を分類するため、システム管理者によって定義されるコードとその記述のリスト
変更の優先順位
変更の優先順位を決めるため、組織的要件によって定義されるコードと記述のリスト
変更管理
ライフサイクルにおける製品変更の処理について管理する、LN ODM 内のモジュール。「変更管理」 モジュールにより、製品変更が視覚的でわかりやすい整然と管理された方法で実行されます。また、柔軟な方法で変更処理を作成して組織の ERP (Enterprise Resource Planning) システムを最適化することができます。
変更処理
変更の作成、レビュー、承認または不合格、および完了を行う処理
変更状況
ライフサイクルにおける変更の状況。変更状況は、以下のとおりです。
  • 作成
  • 取消済
  • 凍結/凍結解除
  • レビュー中
  • 承認済
  • 不合格
  • 完了
変更担当グループ
「変更管理」 モジュールを使用して変更を実施するグループリーダとレビュー担当者の担当グループ。変更担当グループを作成できるのは、権限のあるユーザのみです。
変更提案
変更に対する提案の記述。この提案には、影響を受ける ERP エンティティ、レビュー担当者のリスト、取引先リンク、タスクとタスクグループ、変更オーダがすべて含まれます。変更が作成されると、デフォルトの新規変更提案が自動的に作成されます。
変更提案の状況
変更提案の状況は、以下のとおりです。
  • 作成: 新規提案の最初の状況です。
  • レビュー中: 提案はレビュー用に送出されます。
  • 承認済または不合格: 提案は承認済または不合格です。
  • タスク完了: 提案にリンクしているすべてのタスクは実行されました。タスクの状況は、凍結、凍結解除、取消、完了のいずれかとなります。
変更要求
変更要求により、変更処理が開始されます。変更要求は、製品の技術革新や改良を行うための、市場の需要、製品レビュー、顧客の反応など、さまざまな要求ソースから記録されます。各変更要求フォームに保存されている情報により、さまざまなソースから要求されたさまざまな変更を追跡することができます。
変更要求の状況
変更要求の状況は、以下のとおりです。
  • 作成
  • 変更にリンク済
  • 不合格

変更にリンク済状況の変更要求は不合格とすることができません。また、不合格の変更要求を変更することはできません。

保管エリア
分類エリアの 1 つで、文書がレビュー用に送出されるとき、またはクイック承認文書の場合はリリースされたときに、チェックインしたファイルが保管されます。ユーザは、このエリアに対して読取専用でアクセスできます。
保管サーバ
要件に応じて、クライアントシステムまたはサーバシステムにインストールされるソフトウェアプログラム。保管サーバプログラムを実行することで、特定の作業中に ODM 内で指定されたエリア間でのファイル転送が可能となり、さらにマウントエリアの場合はファイルの登録およびアクセスが可能になります。
保管場所
文書などのハードコピーの保管場所
役割
役割とは、従業員の職位、および従業員が特定のアクションや処理を行う、または特定のデータにアクセスするための権限を指します。
役割任務
特定の役割に対する、ニーズに応じた適切なアクションの割当。たとえば設計者、エンジニア、プログラマ、管理者など。これにより、ODM 内でそれぞれのアクションが実行されます。
理由コード
変更に関する理由を表すコードと記述のリスト。このコードと記述は、システム管理者によって定義されます。