顧客の供給計画の実行 - 手順

このトピックでは、予測の受取から始まり、顧客サイトでの在庫の補充まで、顧客に対して品目を計画する上での発注先側の手順について記述します。

手順のすべてのステップで計画の概要を表示するには、品目顧客計画 - 検索 (cpvmi0520m000) セッションを使用します。

ここでは、手順に関して最も包括的なバリアントについて記述します。パラメータ設定により、特定のステップをスキップできます。

ステップ 1.  顧客からの改訂別予測 (cpvmi0506m100)

条件ライン (tctrm1620m000) セッションで、計画タブの、該当する条件合意顧客からの予測受取チェックボックスがオンになっている場合、顧客は計画スケジュール BOD を使用して予測を含むメッセージを送付してきます。

顧客が予測について別の改訂を送付してきた場合、顧客からの改訂別予測 (cpvmi0506m100) セッションを使用してこの改訂を検査できます。

ファックスまたはメールにより受け取った予測データを入力するには、顧客からの予測 (cpvmi0107m000) セッションを使用します。(ただし、LN では通常、予測を電子メッセージングにより自動で受け取ります。)

ステップ 2.  顧客からの予測の承認 (cpvmi0206m000)

予測改訂が承認されるまで、計画処理はその改訂を考慮しません。

予測を承認するには、以下の方法のいずれか 1 つを使用します。

  • すべての受け取った予測をチェックなしで自動で承認するには、計画パラメータ (cprpd0100m000) セッションで、予測の自動承認チェックボックスをオンにします。
  • 品目範囲の予測を承認するには、顧客からの予測の承認 (cpvmi0206m000) セッションを使用します。合意済凍結ゾーン - または凍結ゾーン + に準拠しない改訂を除外するには、凍結ゾーンでの予測変更の承認チェックボックスをオフにします。
  • 特定の品目に対する予測を承認するには、顧客からの改訂別予測 (cpvmi0506m100) セッションを開始し、品目および改訂を見つけ、予測の承認をクリックします。改訂が合意済凍結ゾーン - また凍結ゾーン + に準拠しない場合、LN は、違いを承認するかどうか質問してきます。

条件ライン (tctrm1620m000) セッションで、計画タブの、関連する条件合意供給の確認チェックボックスがオフになっている場合、以下のステップをスキップし、ステップ 7 のオーダ計画の生成 (cprrp1210m000) を進めます。

ステップ 3.  予測にもとづく計画供給の生成 (cpvmi1211m000)

条件ライン (tctrm1620m000) セッションで、供給の確認チェックボックスがオンの場合、予測にもとづく計画供給の生成 (cpvmi1211m000) セッションを使用すると、顧客の計画品目計画オーダが生成されます。

注意: 品目コードの計画クラスタセグメントは、顧客拠点にある倉庫と関連した計画クラスタである必要があります。品目 - 計画 (cprpd1100m000) セッションの VMI 関係フィールドは、発注先予測の作成である必要があります。

ステップ 4.  確認済供給の生成 (cpvmi1210m000)

条件ライン (tctrm1620m000) セッションで、計画タブの、関連する条件合意供給の確認チェックボックスがオンになっている場合、確認済供給を含む顧客メッセージを送付する必要があります。

確認済供給を生成するには、確認済供給の生成 (cpvmi1210m000) セッションを使用します。LN は、前のステップで生成された計画オーダに基づいて確認済供給を生成します。

ステップ 5.  顧客への確認済供給 (cpvmi0108m000)

確認済供給をマニュアルでチェックして調整するには、顧客への確認済供給 (cpvmi0108m000) セッションを使用します。

計画条件 (tctrm1135m000) セッションの供給範囲の確認フィールドで、確認済供給メッセージで指定された納入を保証する必要のある日数を決定します。

ステップ 6.  顧客への確認済供給の承認 (cpvmi0208m000)

LN により送付確認済供給メッセージが顧客に送信される前に、それを承認する必要があります。

確認済供給を承認するには、以下の方法のいずれか 1 つを使用します。

  • 品目の範囲に対して確認済供給を承認するには、顧客への確認済供給の承認 (cpvmi0208m000) セッションを使用します。確認済供給を承認する前に、セッションがどのチェックを適用する必要があるかを指定します。
  • 特定の品目に対する確認済供給を承認するには、顧客への確認済供給 (cpvmi0108m000) セッションを開始し、品目および改訂を見つけ、承認をクリックします。
ステップ 7.  顧客への確認済供給の送付 (cpvmi0208m100)

確認済供給を送付するには、顧客への確認済供給の送付 (cpvmi0208m100) セッションを使用します。

確認済供給を顧客に送付するには、次の方法のいずれかを使用します。

  • 送付方法の下で、発行または出力および発行を選択します。
  • LN で制御しない
    送付方法の下で、出力を選択します。LN からは情報が送信されません。その代わり、ファックスなどの手段で対応する必要があります。
ステップ 8.  オーダ計画の生成 (cprrp1210m000)

確認済供給を生成し、承認した後に、品目の供給を計画する必要があります。品目の供給を計画するには、オーダ計画の生成 (cprrp1210m000) セッションを使用します。計画の処理では、関連する条件合意を考慮に入れます。計画条件 (tctrm1135m000) セッションの計画基準フィールドで、品目を計画する方法を決定します。

ステップ 9.  品目顧客計画 (cpvmi0520m000)

計画の結果を表示するには、品目顧客計画 - 検索 (cpvmi0520m000) セッションを使用します。品目顧客計画には特定の顧客に対する需要と供給が表示されるのに対し、品目オーダ計画には、すべての発注先または顧客からの需要と供給が表示されます。

ステップ 10.  オーダの転送計画 (cppat1210m000)

計画オーダを実際の製造オーダ購買オーダ、および倉庫移動に変えるには、オーダの転送計画 (cppat1210m000) セッションを使用します。計画条件 (tctrm1135m000) セッションの補充基準フィールドの値により、一部の計画オーダは発行予定外とマークされ、実行レベルへの転送をブロックされます。

LN により、顧客倉庫への出荷に対する計画物流オーダが、倉庫移動または販売転送に変換されます。該当の条件合意内のオーダ条件 (tctrm1130m000) セッションの転送タイプフィールドにより、使用される転送のタイプが決まります。

履歴データのレビュー

予測および確認済供給の保存された全改訂の概要を表示するには、顧客からの予測改訂 (cpvmi0506m000) セッションを使用します。改訂をダブルクリックすると詳細が表示されます。