資材 - 工順関係

ワークセンタは多くの機械で構成されており、複数の製造オーダが同時に実行されます。構成に応じて、複数の機械を特定のタスクまたは 1 つの機械で実行される複数のタスク専用にすることができます。

これらの要件に対応できるようにするためには、標準の工順からの逸脱を介して使用可能な機械を柔軟に使用できること、および状況依存作業を柔軟に定義できることが必要になります。

品目 - 製造 (tiipd0101m000) セッションの数量依存工順チェックボックスがオンの場合、指定された数量に達すると、品目 - 工順 (tirou1101m000) セッションで品目に対して定義した数量依存工順の 1 つが選択されます。どの工順が選択されるかは、製造オーダ (tisfc0501m000) セッションのオーダ数量フィールドで指定した値によって決まります。この場合、資材 - 工順関係は考慮されません。

品目 - 製造 (tiipd0101m000) セッションの数量依存工順チェックボックスがオフの場合、ジョブショップマスタデータパラメータ (tirou0100m000) セッションのデフォルト工順フィールドで定義した工順が考慮されます。

企業計画は、オーダ計画実行中に特定の資材 - 工順関係を考慮でき、部品表ライン - 資材-工順関係 (tibom0140m000) セッションで主品目の特定部品表 (BOM) ラインにリンクされた工順作業に基づいて計画オーダを作成します。すなわち、部品表 (BOM) における資材 - 作業リンクは工順依存になります。主品目に複数の工順をリンクし、各個別工順について、部品表ライン - 資材-工順関係 (tibom0140m000) セッションの部品表ラインで関連する構成要素に対して特定作業をリンクできます。

企業計画は、次の場合に工順固有の資材/作業リンクを考慮します。

  • 品目 - 工順 (tirou1101m000) セッションで複数の工順を主品目にリンクした
  • 部品表 (tibom1110m000) セッションで特定部品表ラインの作業フィールドを 0、すなわちフィールドを空に設定した

これらの条件に該当し、部品表 (tibom1110m000) セッションの資材-工順関係チェックボックスがオンの場合、部品表ライン - 資材-工順関係 (tibom0140m000) セッションで特定部品表に対応する工順作業に基づいて計画オーダが作成されます。

部品表 (tibom1110m000) セッションの資材-工順関係チェックボックスをオフにすると、工順の最初の作業の開始時に、該当する部品表にリストされるすべての品目に対して、オーダが計画されます。