物流オーダ数量を計算するには

企業計画で物流計画を実行する場合、発注関係に対して計画される量は、供給戦略 (cprpd7120m000) セッションの引当ルールフィールドの値に依存します。

結果の数量は、ロットサイズ規則と照合してチェックされます。ロットサイズの結果、オーダ数量は複数の物流オーダにわたって分割されます。ロットサイズを参照してください。

割合

引当ルールフィールドが割合の場合、次のとおり計算されます。

 OQ = min (REQ, RQ × PE ÷ 100.0) 

略語の意味は次のとおりです。

OQオーダ数量
REQ残数量
RQ最初に要求された数量
PE割合

 

割合は供給関係 (cprpd7130m000) セッションの割合フィールドで定義されます。

供給関係が、有効期間が (部分的に) 重複する 2 つ以上のラインで構成される場合、合計が 100% にならないときには LN でそれらのラインの割合を設計し直す必要があります。

倉庫 D に、品目 X に対して 3 つのラインで構成される供給関係があるとします。

受取品目供給品目倉庫割合期間
品目 XD--
品目 XB80%1/1/2003 から 7/1/2003
品目 XC70%7/1/2003 から 12/31/2003
品目 XA30%1/1/2003 から 12/31/2003

 

1/1/2003 から 7/1/2003 までの期間に倉庫 D で品目 X に対して 100 個の需要があった場合、結果は以下のようになります。

  • 倉庫 B から倉庫 D へ 73 個納入: (0.8 × 100) ÷ (0.8 + 0.3)
  • 倉庫 A から倉庫 D へ 27 個納入: (0.3 × 100) ÷ (0.8 + 0.3)

7/1/2003 から 12/31/2003 の期間に同じ需要があった場合、結果は以下のようになります。

  • 倉庫 C から 70 個納入 (100 個の 70%)
  • 倉庫 A から 30 個納入 (100 個の 30%)

7/1/2003 から 12/31/2003 までの期間の倉庫 D における品目 X 100 個の需要については、合計がちょうど 100% なので LN で供給関係のラインの割合を再設定する必要はありません。

割合/使用可能

引当ルールフィールドが割合/使用可能の場合、次のとおり計算されます。

上記の公式とほぼ同じで、次のようになります。

 OQ = min (OQ, MQ)

略語の意味は次のとおりです。

MQオーダ可能な最大数量

 

可能

引当ルールフィールドが可能の場合、次のとおり計算されます。

 OQ = min (MQ, REQ)
注意

LN では確約可能在庫を使用して、供給計画クラスタからオーダできる最大数量を決定します。