販売スケジュールに関連する自己請求請求書

請求可能ラインの一部請求

受領した請求書の数量が、請求可能ラインの数量より少ない場合があります。この場合は、一部照合請求可能ラインについて請求を実行できます。

承認時の数量の差異

照合済の自己請求請求書と請求可能ラインの承認において、2 とおりの数量差異が発生する可能性があります。

  • 自己請求請求書の数量が請求可能ラインの数量を超過しています。

    この場合、承認は取り消されます。

  • 自己請求請求書の数量が請求可能ラインの数量より少ないです。

    この場合、承認が可能になるように請求可能ラインが分割されます。請求可能ラインの残りの数量は、後で照合できます。

中間原価

請求可能ラインを分割すると、レポート通貨で中間原価の勘定が合わない場合があります。このため、請求可能ラインを完全に請求した後に差異がある場合は、統合勘定に対する丸め為替差の計算 (tfgld4295m500) セッションを実行します。

中間収益と売上原価の転記

自己請求請求可能ラインの場合、中間収益および中間売上原価の統合取引は、請求可能ラインの承認時に転記されます。LN で請求書が転記されると、中間収益および原価が反転します。

価格差異

自己請求請求書と請求可能ラインの間に価格差異がある場合、自己請求請求書の価格が請求および売掛金取引の作成に使用されます。また、価格差異は価格差異統合取引として転記されます。価格差異は、請求書ライン (cisli3110m000) セッションの請求額差異フィールドに保存されます。

注意
  • 割引差異は無視されます。受領された自己請求請求書と請求可能ラインの間の差異は、すべて価格差異に起因するものとみなされます。
  • 価格差異を正確なものにするため、照合コードを定義して、自己請求請求書ラインと請求可能ラインの間の一意のリンクを作成します。これを行わないと、差異金額がいずれかの請求可能ラインに配賦されます。その場合、間違った販売スケジュールラインが価格差異の原因とみなされる可能性があります。
数量差異

請求可能ラインが顧客によって完全には請求されない場合があります。原因として、配送中の紛失や品質の問題などが考えられます。その場合は、該当する請求可能ラインをクローズできます。

注意
  • 数量差異を正確なものにするため、照合コードを定義して、自己請求請求書ラインと請求可能ラインの間の一意のリンクを作成します。これを行わないと、差異がいずれかの請求可能ラインに配賦されます。その場合、間違った販売スケジュールラインが数量差異の原因とみなされる可能性があります。
請求可能ラインの償却

請求可能ライン (cisli8110m000) セッションで、償却が必要な請求可能ライン (回収請求がオンで状況が確認の販売スケジュール) を選択し、適切なメニューから自己請求請求書の償却を選択できます。この請求可能ラインの残りの数量について、請求書訂正が作成および確認され、請求に発行されます。償却の対象として選択された請求書訂正請求可能ラインおよび元の請求可能ラインは、構成参照を介して結合され、合わせて請求されます。

請求可能ライン償却の取引タイプ

償却で作成される請求書は本当の請求書ではありませんが、統合取引の転記のために作成されます。請求取引タイプ (cisli0101m000) セッションでこれらの請求書を区別し、請求可能ラインをプラスおよびマイナスの金額と結合できるように、ソースタイプ販売オーダおよび請求シナリオ自己請求請求書の償却に取引タイプが存在することを確認してください。

構成

請求シナリオ自己請求請求書の償却について指定された取引タイプは、償却対象として選択された請求可能ラインを処理するときに、構成で使用されます。請求回数を最小限にするため、償却対象として選択されたすべての請求可能ラインは、単一の請求バッチで、単一の構成参照を使用して処理されます。

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