時差委託の評価額と請求額

時差委託の場合、LN は完成キットの最終価格を決定する際、請求価額を構成要素の各納入で配分します。

キット K は 3 つの構成要素、つまり、C1、C2、C3 で構成されます。

キット K 1 つに、C1 が 1、C2 が 2、C3 が 4 必要です。

キット K の販売価格は、EUR 1,000 です。

C1 の評価価額 = EUR 100

C2 の評価価額 = EUR 60

C3 の評価価額 = EUR 80

LN は価格レートを以下のように判断します。

  • C1: 3 × 100 = 300 (300 ÷ 1400)
  • C2: 5 × 60 = 300 (300 ÷ 1400)
  • C3: 10 × 80 = 800 (800 ÷ 1400)

3 つのキット K が納入されています (2 つは完成、1 つは一部)。

  • 合計請求額 = 2,000 EUR

請求額は以下のように配分されます。

連番出荷構成要素数量金額
11C11142.86
21C22171.43
31C34457.14
42C11142.86
52C22171.43
62C34457.14
73C11142.86
83C2185.71
93C32228.57

 

請求額は以下のように計算されます。

  1. (300 ÷ 1400) × (1 ÷ 3) × 2,000 = 142.8571429
  2. (300 ÷ 1400) × (2 ÷ 5) × 2,000 = 171.4285714
  3. (800 ÷ 1400) × (4 ÷ 10) × 2,000 = 457.1428571
  4. (300 ÷ 1400) × (1 ÷ 3) × 2,000 = 142.8571429
  5. (300 ÷ 1400) × (2 ÷ 5) × 2,000 = 171.4285714
  6. (800 ÷ 1400) × (4 ÷ 10) × 2,000 = 457.1428571
  7. (300 ÷ 1400) × (1 ÷ 3) × 2,000 = 142.8571429
  8. (300 ÷ 1400) ×(1 ÷ 5) × 2,000 = 85.7142857
  9. (800 ÷ 1400) × (2 ÷ 10) × 2,000 = 228.5714286