割当 (bpmdm0130m000)

セッションの目的:  従業員ごとの割当の定義および変更を行います。割当を使用することで、時間会計セッションでの効率的なデータ入力が可能になります。

このセッションでは、プロジェクトの時間会計の割当の更新 (tpptc2211m000) セッションで作成された割当が表示されます。状況が有効であるプロジェクトだけが割当を更新できます。プロジェクトタブの割当発生元フィールドに、プロジェクトが表示されます。プロジェクトの割当を変更した場合、予算ラインは更新されません。

周期を指定するには、一般タブの周期フィールドで、周期 (tcccp0143m000) セッションにズームします。

注意

割当の使用方法

割当 (bpmdm0130m000) セッションで入力した割当により、時間会計セッションにおける事前定義済タスクのリストが従業員に与えられます。その従業員は、当期の割当だけを取得することを決定できます。たとえば、週次の会議など、周期的な割当が表示された場合、従業員は割当がタスクであるかのように、選択した割当について時間を記帳することができます。

新しい割当を入力する場合、すべてのフィールドに入力する必要はありません。ただし、時間会計セッションで割当を使用する場合は、すべてのフィールドに入力する必要があります。入力しないとエラーメッセージが表示されます。

割当の労働時間は空のままにすることができます。そうすることにより、時間会計セッションでゼロラインが生成されます。生成されたこれらの時間入力を従業員が編集しない場合、時間が処理される際にゼロラインは自動的に削除されます。

注意
  • 従業員の作業時間スケジュールコードを入力すると、割当の開始時間が作業時間スケジュールの開始時間に照らしてチェックされます。作業時間スケジュール日の開始より前に、割当の開始が行われないようにしてください。
  • 期限が経過した割当をリストから削除するには、適切なメニューの割当の削除コマンドを使用します。
  • 各種の時間入力セッションからこのセッションにアクセスした場合、特定の時間入力セッションに関連する割当と、現在の時間期間に有効な割当のみが表示されます。

 

一般
従業員

従業員コード

処理タイプ

割当は、その割当が処理タイプにリンクされている場合のみ、従業員のタスクになります。

周期

「隔週の月曜日と金曜日」、「毎月 27 日」、「5 年ごとの 6 月の最初の月曜日」 など、日付の繰り返し

周期 (tcccp0143m000) セッションにズームすることで、周期を選択できます。

割当発生元

割当発生元

  • 従業員

    以下のセッションのうちの 1 つで割当が作成される

    • プロジェクト時間数 (bptmm1111m000)
    • 一般時間数 (bptmm1111m200)
    • プロジェクト (PCS) 時間 (bptmm1170m000)
  • 外部

    割当は LN の外部アプリケーションで作成される

  • マニュアル

    割当 (bpmdm0130m000) セッションで作成された割当

  • プロジェクト

    時間会計の割当の更新 (tpptc2211m000) セッションにより作成された割当

パターン
周期タイプ

周期 (tcccp0143m000) セッションから取得したパターンの記述

時間詳細
作業時間スケジュール

割当にリンクされている、作業時間スケジュールコード

登録/開始日

開始日

終了日

ジョブまたはタスクの終了日

開始時間

割当の作業を従業員が開始する予定の時間

終了時間

割当の作業を従業員が終了する予定の時間

労働時間

従業員によってタスクまたは活動に費やされた時間数

注意

時間数がプロジェクトで作成された場合、割当は日次割当となり、入力された時間数ごとの、計算された 1 日当たりの時間が表示されます。

時間単位

機械時間を表す時間単位

労務タイプ

実行された作業の分類と、その作業が行われた時刻 (通常の作業時間か超過時間のいずれか)。作業の種類と時間タイプに基づいて、LN の従業員管理で実際労務費を計算できるように、労務タイプを使用して付加費用を指定することができます。

労務タイプ (tcppl0130m000) セッションにズームすることで、労務タイプを選択できます。

超過時間

このチェックボックスがオンの場合、割当に入力された時間は、超過時間として計算されます。

この設定を手動で変更することはできません。この設定は労務タイプによって決まります。

一般タスク

特定のオーダまたはプロジェクトの費用に関連しない、ユーザ定義のタスク

LN には、次の 2 つのタイプの一般タスクがあります。

  • 間接業務
    管理および一般的な会議などの間接時間に使用され、間接費とも呼ばれます。
  • 休務
    休暇、病欠、通院などの休務時間に使用されます。
原価構成要素

原価構成要素は、特定の特徴を持った原価対象の集まりです。原価構成要素は原価タイプに依存しないため、たとえば、プロジェクトは別のディメンションからモニタできます。たとえば、ケーブル作業や取付作業など、電気関連の作業に関するすべての原価は、該当する原価対象が原価構成要素の 「電気」 作業にリンクされている場合に表示されます。

組立ライン

最終組立計画 (FAS) 品目を生産する一連のラインステーション。あるラインステーションから他のラインステーションへ品目を渡したり、各ラインステーションで作業を行ったりすることで、品目を生産します。組立ラインは、バッファで区切られた複数のラインセグメントにさらに分割されます。組立ラインはメインラインと供給ラインのいずれかです。

部署

組立ステーションを入力します。

労務費ライン

労務費ライン

交通費ライン

交通費ライン

プロジェクト

プロジェクトコード

活動

時系列予算に使用する活動構造の最小構成要素。活動構造におけるプロジェクトの一部を示すエンティティです。

LN では、次の活動タイプを扱います。

  • WBS 要素
  • 統制勘定
  • ワークパッケージ
  • 計画パッケージ
  • マイルストーン
製造オーダ

指定された納期で指定された数量の品目を製造するオーダ

作業

品目を製造するために連続的に実行される工順の一連のステップの 1 つ

次のデータは、工順作業時に収集されます。

  • タスク。切断など
  • タスクを実行するために使用される機械 (オプション)。切断機など
  • タスクが実行される箇所 (ワークセンタ)。木工作業など
  • タスクの実行に必要な従業員数

このデータはオーダリードタイムの計算や製造オーダの計画、標準原価計算に使用されます。

タスク

品目を製造または修理するための活動。たとえば、切断、穴あけ、塗装などです。

タスクはワークセンタで実行され、機械と関連付けることができます。

要素

要素構造の最小部分。要素を使用してプロジェクトの作業 (の構造) を定義し、プロジェクトを実行できるようにします。

タスク

プロジェクト時間数 (bptmm1111m000) セッションに表示されるタスク名

拡張

初期契約内の特別な合意、または初期契約への特別な追加合意。拡張は、販売先取引先との初期契約とは区別されます。拡張は、ボトムアップ予算に割り当てることができます。

LN では、4 種類の拡張タイプを扱います。

  • スコープ変更
  • 暫定金額
  • 変動決済
  • 決済対象数量
活動ライン

活動ライン番号

機械

品目の製造を行うことができる機械オブジェクトを指します。

機械は作業費レートにリンクされます。作業費レートと労務単価は、製造オーダの実際原価計算の基礎情報として使用されます。

参照活動

シリアル番号付品目や設置グループに計画されたグループ活動または単一活動 (指令)。

タスク

サービスオーダ時間数 (bptmm1130m000) セッションに表示されるタスク名

 

割当の取得

割当 (bpmdm0130m000) セッションを開始します。

割当のコピー

割当のコピー (bpmdm0235m000) セッションを開始します。

割当の削除

このコマンドは、期限が経過した割当の削除に使用します。