処分 (whwmd2272m200)

セッションの目的: 選択された処分ラインまたは隔離検査 ID の処分決定を指定します。処分と理由の指定は必須です。

隔離検査在庫概要 (whwmd2171m000) セッションで隔離検査 ID を選択してからこのセッションを開始した場合は、このセッションで指定した処分と理由が、処分待ち状況のすべての関連する処分ラインに対して更新されます。オプションで、処理を選択した場合は、自動的に関連するすべての処分ラインを処理できます。

このセッションを特定の処分ラインに対して開始したか、隔離検査在庫処分 (whwmd2172m000) セッションまたは隔離検査在庫 (whwmd2671m000) セッションで選択された処分ラインに対して開始した場合、このセクションで指定された処分、理由、およびその他のフィールドが選択された処分ラインに対して更新されます。

このセッションを隔離検査在庫扱い単位 (whwmd2574m000) セッションまたは扱い単位ツリー の扱い単位に対して開始した場合、このセクションで指定された処分、理由、およびその他のフィールドが選択された処分ラインに対して更新されます。

 

隔離検査 ID
隔離検査 ID の識別コード
処分ライン
処分ライン番号
扱い単位
現在の隔離検査 ID の扱い単位。隔離検査 ID に扱い単位が複数存在する場合、このフィールドは空です。
倉庫
不合格商品が保管される倉庫
品目
検査時または製造時に不合格となり隔離検査に送られる品目
処分
選択した処分

指定可能な値

処分

理由
処分オプションを選択した理由
終了品目
隔離検査品目が再作業または再分類された後の品目。処分オプションとして再作業 (新しい仕様) または再分類を選択した場合は、このフィールドで品目を選択します。
責任
処分ラインに記載された品目に責任を持つ当事者
処分数量
選択された隔離検査 ID または処分ラインの数量

このセッションの開始対象とそれぞれの処理は次のとおりです。

  • 隔離検査在庫概要 (whwmd2171m000) セッションの隔離検査 ID。このフィールドには、状況が処分待ちの隔離検査 ID の処分ラインの合計品目数量が表示されます。このフィールドは、読み取り専用です。
  • 隔離検査在庫処分 (whwmd2172m000) セッションまたは隔離検査在庫 (whwmd2671m000) セッションの処分ライン。このフィールドには、選択された処分ラインの品目数量が表示されます。

    このフィールドよりも少ない数量を指定すると、選択された処分オプションおよび理由が、その少ない数量に適用されます。残存数量には、状況が処分待ちの新しい処分ラインが作成され、隔離検査在庫 (whwmd2671m000) に表示されます。新しい処分ラインには、別の処分オプションや理由を指定できます。

    この方法により、処分ラインの一部に処分を指定できます。

単位
処分数量を表すために使用する単位
棚卸単位
処分フィールドで選択した処分オプションが適用される現在の処分ラインの品目数量。棚卸単位で表されます。
棚卸単位
処分数量を表すために使用する棚卸単位
処分オーダのシリーズ
処分オーダに使用されるオーダシリーズ。処分ラインが処理済の場合、このフィールドは読み取り専用です。

デフォルトのシリーズは、選択した処分オプションによって変わります。選択した処分に応じてデフォルトは次のようになります。

  • 販売業者に返品の場合、シリーズのデフォルト値は、購買オーダパラメータ (tdpur0100m400) セッションの不合格返品のオーダシリーズフィールドから取得されます。
  • 再作業 (既存の仕様)または再作業 (新しい仕様)の場合、シリーズのデフォルト値は、製造オーダパラメータ (tisfc0100s000) セッションの倉庫管理のデフォルト製造オーダシリーズフィールドから取得されます。
  • 再分類の場合、シリーズのデフォルト値は、処理タイプ転送と倉庫について出荷元および出荷先タイプとして発生元別デフォルトオーダタイプ (whinh0120m000) セッションで定義されたシリーズから取得されます。存在しない場合、倉庫オーダのシリーズのデフォルト値は、在庫処理パラメータ (whinh0100m000) セッションまたはユーザプロファイル (whwmd1140s000) セッションから取得されます。
オーダシリーズ
処分オーダの作成に使用されるシリーズ
オーダタイプ
処分オーダのオーダタイプ。処分ラインが処理済の場合、このフィールドは読み取り専用です。

デフォルトのオーダタイプは、選択した処分オプションによって変わります。選択した処分に応じてデフォルトは次のようになります。

  • 販売業者に返品の場合、オーダタイプのデフォルト値は、購買オーダパラメータ (tdpur0100m400) セッションの不合格返品のオーダタイプフィールドから取得されます。
  • 再分類の場合、オーダタイプのデフォルト値は、発生元別デフォルトオーダタイプ (whinh0120m000) セッションの次の設定から取得されます。

    • 在庫処理タイプ転送
    • 出荷元出荷先のタイプが倉庫
    • 出荷元コードが隔離検査倉庫
     存在しない場合、倉庫オーダのオーダタイプのデフォルト値は、在庫処理パラメータ (whinh0100m000) セッションまたはユーザプロファイル (whwmd1140s000) セッションから取得されます。
購買元取引先
出荷元取引先

 

保存
現在の隔離検査 ID または処分ラインの設定を保存します。

現在のレコードに応じて、次のように処理されます。

  • 隔離検査 ID。状況が処分待ちの隔離検査 ID の処分ラインに対して、指定された処分と理由が更新されます。
  • 処分ライン。選択された処分ラインに対して、指定された処分と理由が更新されます。
扱い単位
選択された処分ラインまたは隔離検査 ID の扱い単位を示す扱い単位 (whwmd5130m000) セッションが開始されます。
扱い単位ツリー
選択された処分ラインまたは隔離検査 ID の扱い単位を示す 「扱い単位ツリー」 が開始されます。

このセッションが隔離検査在庫処分 (whwmd2172m000) から開始された場合には、このオプションを利用することはできません。

ストックポイント詳細
扱い単位ストックポイント詳細 (whwmd5136m000) セッションを開始します。このコマンドによって、ストックポイント詳細の表示対象である最下層の扱い単位が示されます。
処理
選択した隔離検査 ID の処分が処分待ち以外で未処理の処分ラインを処理します。

このオプションは、次の場合、利用できません。

  • 隔離検査 ID が選択されていない
  • 隔離検査 ID が複数選択されている