隔離検査在庫処分 (whwmd2172m000)

セッションの目的:  隔離検査在庫 (whwmd2671m000) セッションで選択した処分ラインを表示してメンテナンスします。

扱い単位が存在する場合は、扱い単位の隔離検査処理を実行する必要があります。このセッションの扱い単位ありチェックボックスがオンになっている場合、扱い単位が存在します。

 

隔離検査 ID
選択した処分ラインが属する隔離検査 ID
処分ライン
処分ライン番号
処理
このチェックボックスがオンの場合、処分ラインは処理済です。
テキスト
このチェックボックスがオンの場合、処分ラインのテキストが存在します。
品目
検査時または製造時に不合格となり隔離検査に送られる品目
処分
選択した処分

指定可能な値

処分

理由
処分オプションを選択した理由
終了品目
隔離検査品目が再作業または再分類された後の品目。処分オプションとして再作業 (新しい仕様) または再分類を選択した場合は、このフィールドで品目を選択します。
数量
処分フィールドで選択した処分オプションが適用される現在の処分ラインの品目数量
処分数量単位
処分数量を表すときに使用する単位
数量 (棚卸単位)
処分フィールドで選択した処分オプションが適用される現在の処分ラインの品目数量。棚卸単位で表されます。
処分数量を表すときに使用する棚卸単位
ロット
現在の処分ラインのロットJSC 生産隔離検査オーダが発生元である場合、ロット番号は関連入庫ライン (少量ロット品目) または入庫ラインロット/シリアル (whinh3123m000) セッション (多量ロット品目) から取得されます。そうでない場合、ロット番号は発生元オーダの検査ラインから取得されます。
シリアル番号
現在の処分ラインのシリアル番号JSC 生産隔離検査オーダが発生元である場合、シリアル番号は関連入庫ライン (少量シリアル番号付品目) または入庫ラインロット/シリアル (whinh3123m000) セッション (多量シリアル番号付品目) から取得されます。そうでない場合、シリアル番号は発生元オーダの検査ラインから取得されます。
在庫日
保管時に品目に割り当てられる日付。在庫日付を使用すると、大規模なロット管理を実施しなくても FIFO (先入れ先出し) または LIFO (後入れ先出し) に基づいて品目を取り出すことができます。

在庫日付は、後入れ先出しまたは先入れ先出しの出庫優先順位、または品目の製品有効期限に使用されます。

後入れ先出しまたは先入れ先出しの出庫優先順位では、在庫日付のデフォルトはシステム日付です。しかし、この日付は上書きできるので、在庫日付は保管日付と同じである必要はありません。品目に特定の保存期間がある場合、在庫日付は品目について定義された製品有効期限です。

処分期限
現在の隔離検査 ID の品目の処分が期限切れになる日付。デフォルト日付は、隔離検査 ID の作成日に、品目 - 倉庫管理 (whwmd4500m000) セッションの処分期限リードタイムフィールドで指定した処分期限リードタイムを加算して計算されます。
処分オーダのシリーズ
処分オーダの作成に使用されるシリーズ
処分オーダのシリーズ
処分オーダに使用されるオーダシリーズ。処分ラインが処理済の場合、このフィールドは読み取り専用です。

デフォルトのシリーズは、選択した処分オプションによって変わります。選択した処分に応じてデフォルトは次のようになります。

  • 販売業者に返品の場合、シリーズのデフォルト値は、購買オーダパラメータ (tdpur0100m400) セッションの不合格返品のオーダシリーズフィールドから取得されます。
  • 再作業 (既存の仕様)または再作業 (新しい仕様)の場合、シリーズのデフォルト値は、製造オーダパラメータ (tisfc0100s000) セッションの倉庫管理のデフォルト製造オーダシリーズフィールドから取得されます。
  • 再分類の場合、シリーズのデフォルト値は、処理タイプ転送と倉庫について出荷元および出荷先タイプとして発生元別デフォルトオーダタイプ (whinh0120m000) セッションで定義されたシリーズから取得されます。存在しない場合、倉庫オーダのシリーズのデフォルト値は、在庫処理パラメータ (whinh0100m000) セッションまたはユーザプロファイル (whwmd1140s000) セッションから取得されます。
処分オーダのオーダタイプ
処分オーダのオーダタイプ。処分ラインが処理済の場合、このフィールドは読み取り専用です。

デフォルトのオーダタイプは、選択した処分オプションによって変わります。選択した処分に応じてデフォルトは次のようになります。

  • 販売業者に返品の場合、オーダタイプのデフォルト値は、購買オーダパラメータ (tdpur0100m400) セッションの不合格返品のオーダタイプフィールドから取得されます。
  • 再分類の場合、オーダタイプのデフォルト値は、発生元別デフォルトオーダタイプ (whinh0120m000) セッションの次の設定から取得されます。

    • 在庫処理タイプ転送
    • 出荷元出荷先のタイプが倉庫
    • 出荷元コードが隔離検査倉庫
     存在しない場合、倉庫オーダのオーダタイプのデフォルト値は、在庫処理パラメータ (whinh0100m000) セッションまたはユーザプロファイル (whwmd1140s000) セッションから取得されます。
購買元取引先
設計品目改訂
品目の改訂番号
現状のまま使用
処分オプションとして現状のまま使用が指定された品目の数量。この数量は、処分ライン数量が処理されるときに、このフィールドの値が更新されます。
不良なし
処分オプションとして不良なしが指定された品目の数量。この数量は、処分ライン数量が処理されるときに、このフィールドの値が更新されます。
廃棄
処分オプションとして廃棄が指定された品目の数量。この数量は、処分ライン数量が処理されるときに、このフィールドの値が更新されます。
販売業者に返品
処分オプションとして販売業者に返品が指定された品目の数量。この数量は、処分ライン数量が処理されるときに、このフィールドの値が更新されます。
再作業 (既存の仕様)
処分オプションとして再作業 (既存の仕様)が指定された品目の数量。この数量は、処分ライン数量が処理されるときに、このフィールドの値が更新されます。
再作業 (新しい仕様)
処分オプションとして再作業 (新しい仕様)が指定された品目の数量。この数量は、処分ライン数量が処理されるときに、このフィールドの値が更新されます。
再分類
処分オプションとして再分類が指定された品目の数量。この数量は、処分ライン数量が処理されるときに、このフィールドの値が更新されます。
出荷元取引先
引当先販売先取引先
在庫が引き当てられる販売先取引先

現在のオーダによって供給される品目を使用して、この販売先取引先のオーダに対応することができます。これらの品目は他の取引先には使用されません。

関連トピック

引当先出荷先取引先
ビジネスオブジェクトタイプに割当
隔離検査在庫が引当済のオーダのタイプ (販売オーダ販売スケジュールなど)
注意

次のフィールドは常に組合せで使用されます。同時に、関連するオーダまたはオーダラインを識別します。

  • ビジネスオブジェクトタイプ
  • ビジネスオブジェクト
  • ビジネスオブジェクト参照

関連トピック

ビジネスオブジェクトに割当
在庫が引当済オーダまたはオーダライン
注意

次のフィールドは常に組合せで使用されます。同時に、関連するオーダまたはオーダラインを識別します。

  • ビジネスオブジェクトタイプ
  • ビジネスオブジェクト
  • ビジネスオブジェクト参照

関連トピック

ビジネスオブジェクト参照に割当
在庫が引当済オーダまたはオーダライン
注意

次のフィールドは常に組合せで使用されます。同時に、関連するオーダまたはオーダラインを識別します。

  • ビジネスオブジェクトタイプ
  • ビジネスオブジェクト
  • ビジネスオブジェクト参照

関連トピック

参照に割当
在庫が引当済の参照コード

この参照で指定されている需要を満たすために、レコードで指定されている在庫が使用できます。この在庫は他の目的には使用できません。

このフィールドは、次の 2 とおりの方法で使用できます。

  • 販売先取引先フィールドが入力済の場合、参照フィールドを使用して顧客定義による参照コードが記録されます。
  • 販売先取引先フィールドが空の場合、参照フィールドを使用して内部参照が記録されます。

参照コードを使用すると、一連の部品の工順が異なる場合 (たとえば、一部の部品が外注先に輸送されて後で返却される場合) でも、それらの部品を互いにリンクしたままにできます。

関連トピック

オプションリスト ID
構成済品目のオプションと特徴の ID。この ID は、需要と供給を一致させるために品目仕様で使用されます。

事前出荷通知の仕様には、オプションリスト ID が含まれます。事前出荷通知の仕様は、入庫オーダライン (whinh2110m000) セッションから取得されます。同様に、入庫オーダラインの仕様は、購買スケジュールラインから取得されます。

倉庫管理で構成可能な購買品目に対して、オプションリスト ID のみが仕様となっています。これは、在庫が、オプションリスト ID ごとにメンテナンスされていること、および同一のオプションリスト ID を持つすべての製品バリアントの在庫の合計であることを意味しています。

注意
  • このフィールドは、導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションの組立 (APL/ASC/ASL) チェックボックスがオンの場合にのみ表示されます。

  • このフィールドは、構成可能な購買品目および 製造組立 (FAS) 品目に対してのみ生成されます。

検査中に廃棄
このチェックボックスがオンの場合、在庫は倉庫検査中に廃棄されました。

関連トピック

処分数量
処分フィールドで選択した処分オプションが適用される現在の処分ラインの品目数量。棚卸単位で表されます。
テキスト
追加情報のためのテキストフィールド
イメージ
このフィールドでは、たとえば破損した商品を示すために、.gif ファイルのような画像を検査に添付できます。

品目が検査後に隔離検査を受けた場合、イメージのデフォルト値は (存在する場合) 検査ラインから取得されます。

扱い単位あり
このチェックボックスがオンの場合、処分ラインに扱い単位が 1 つ以上存在し、その処分ラインを処理できません。処分を指定して、扱い単位の処分を処理する必要があります。
責任
処分ラインに記載された品目に責任を持つ当事者
処分日
処分ラインが処理される日付
ユーザ
処分ラインを処理したユーザの名前
勧告
処分オプションとして現状のまま使用または不良なしが指定された品目の勧告済数量。この数量は、処分ライン数量が処理され、入庫勧告が生成されるときに、このフィールドの値が更新されます。
プットアウェイ
処分オプションとして現状のまま使用または不良なしが指定された品目の勧告済数量。この数量は、処分ラインの現状のまま使用される数量が処理され、入庫勧告がプットアウェイされるときに、このフィールドの値が更新されます。
引当済保管場所
保管場所引当済在庫である不合格商品の数量この数量は、処分ライン数量が処理され、再作業オーダまたは返品オーダの出庫勧告が作成されるときに、このフィールドの値が更新されます。
出荷
出荷される品目の数量。この数量は、処分ライン数量が処理され、再作業オーダ、転送オーダ、または返品オーダに作成された出荷が確認されるときに、このフィールドの値が更新されます。
オーダ
隔離検査品目が発生した倉庫オーダの発生元
オーダ番号
隔離検査品目が発生した倉庫オーダの倉庫オーダ番号
オーダセット
発生元の倉庫オーダのオーダセット
オーダライン
発生元の倉庫オーダの倉庫オーダライン
連番
発生元の倉庫オーダの連番
入庫ライン
検査中に不合格となり隔離検査に送られる前に、不合格品目を製造から受け取った入庫、または、他の発生元の品目を受け取った入庫。関連する処分ラインに入庫が複数存在する場合、このフィールドは空です。

関連トピック

入庫ライン
不合格商品が発生したオーダラインに対応する入庫ラインの番号
出庫勧告
発生元検査ラインの出庫勧告
処分オーダ
処分ラインに対して生成された処分オーダの番号
処分オーダライン番号
会社所有在庫
このチェックボックスがオンの場合、処分ラインの品目の所有権は会社所有です。不合格の倉庫検査の場合、この値は発生元の検査ラインから取得されます。そうでない場合、発生元の入庫ライン所有権から取得されます。

このチェックボックスがオフの場合、所有権は顧客所有です。この場合、購買オーダまたは購買スケジュールに隔離検査在庫が作成され、発注先に未払チェックボックスがオフになります。

所有権
処分ラインの品目の所有権

品目が検査後に隔離検査を受けた場合、所有権は (存在する場合) 検査ラインから取得されます。品目が製造中に隔離検査を受けた場合、所有権は入庫ラインから取得されます。

購買オーダまたは購買スケジュールに隔離検査在庫が作成されていて、発注先に未払チェックボックスがオフの場合、所有権は顧客所有になります。

所有者
処分ラインの品目の所有者。

品目が検査後に隔離検査を受けた場合、所有者は (存在する場合) 検査ラインから取得されます。品目が製造中に隔離検査を受けた場合、所有者は入庫ラインから取得されます。

不合格在庫支払元
非所有の不合格在庫の支払元

指定可能な値

  • 条件に従う

    不合格在庫の所有者が未出荷商品の分を支払います。ロジスティック条件 (tctrm1140m000) セッションの取引先による在庫不一致の調整チェックボックスがオフになっている場合は、自社が支払います。

    入庫検査の場合、このフィールドは、発生元が転送または転送 (マニュアル) の倉庫オーダから開始された検査にしか使用できません。

  • 所有者
    不合格在庫の所有者が未出荷商品の分を支払います。
  • 自社
    自社が未出荷商品の分を支払います。

品目が検査後に隔離検査を受けた場合、この値は (存在する場合) 検査ラインから取得されます。品目が製造中に隔離検査を受けた場合、この値は入庫ラインから取得されます。

購買オーダまたは購買スケジュールに隔離検査在庫が作成されていて、発注先に未払チェックボックスがオフの場合、所有権は顧客所有になります。

検査または処分の実施対象となるオーダのオーダ発生元と所有権によって、このフィールドのデフォルト値だけでなく、このフィールドを読み書き可能にするか読取専用にするかについても決定されます。

倉庫
不合格商品が保管される倉庫

保管場所
倉庫検査時または製造時に最初に不合格になった商品が保管され、その処分を決定するためにさらに調査される倉庫保管場所タイプ
有効化コード
有効化構成品目に関する差異をモデル化するために使用する、販売オーダラインやプロジェクト成果物ラインなどの参照番号

 

入庫
入庫 (whinh3512m000) セッションを開始します。
ペグ配分
処分ラインのペグ情報を表示する入庫ラインペグ配分 (whinh3528m000) セッションまたは出庫オーダラインペグ配分 (whinh2190m000) セッションを開始します。
入庫勧告
入庫勧告オプションを表示します。
勧告の生成
処分ラインについて、処分が現状のまま使用または不良なしの品目を倉庫または倉庫保管場所に保管する入庫勧告を生成します。
勧告とプットアウェイの作成
入庫勧告を生成し、処分が現状のまま使用または不良なしの処分ラインの品目をプットアウェイします。
入庫勧告...
入庫勧告作成 (whinh3201m000) セッションを開始します。
入庫勧告作成...
入庫勧告 (whinh3525m000) セッションを開始します。
勧告ログ
入庫勧告ログ (whinh3529m000) セッションを開始します。
処分
処分 (whwmd2272m200) セッションを開始します。

このオプションは、次の場合、利用できません。

  • 隔離検査 ID が複数選択されている
  • 処分ラインに扱い単位が存在する
リセット
処分ラインを処分待ちにリセットし、理由および責任フィールドを空にします。

このオプションは、次の場合、利用できません。

  • 処分ラインが処理済である
  • 処分ラインの初期状況が処分待ちである
処理
処分ラインの処分が処分待ち以外である場合に、処分ラインを処理します。

現在の隔離検査 ID に扱い単位が存在する場合、このオプションは使用できません。扱い単位ありチェックボックスがオンになっている場合、扱い単位が存在します。

ライン分割...
隔離検査在庫処分の分割 (whwmd2272m100) セッションを開始します。このセッションは、選択した処分ラインから品目数量を分割するために使用されます。分割された部分は、新しい処分ラインとなり、隔離検査在庫 (whwmd2671m000) セッションで処理できます。

このオプションは、次のいずれかの場合は使用できません。

  • 処分ラインが処理済である
  • 数量が 1 である
  • 現在の隔離検査レコードに扱い単位が存在する。扱い単位ありチェックボックスがオンになっている場合、扱い単位が存在します。

隔離検査在庫の移動
隔離検査在庫の移動 (whwmd2271m100) セッションを開始して、選択した処分ラインを同じ倉庫内の別の保管場所に移動します。

処分ラインが処理済の場合、または、現在の隔離検査 ID に扱い単位が存在する場合、このオプションは使用できません。扱い単位ありチェックボックスがオンになっている場合、扱い単位が存在します。

処分オーダ
選択した処分ラインの処分オーダを開始します。詳細は、次の情報を参照してください: 隔離検査在庫
オプションリスト
オプションリスト ID にリンクするオプションおよび特徴を表示します。詳細は、次の情報を参照してください: 倉庫管理での構成可能購買品目CINDI 処理
隔離検査在庫の出力
倉庫オーダ
処分ラインの処分オーダの倉庫オーダを表示する倉庫オーダ (whinh2100m100) セッションを開始します。詳細は、次の情報を参照してください: 隔離検査在庫