補助梱包品目

補助梱包品目とは、生成された扱い単位構造の梱包に使用される資材を指します。

一部の数量に扱い単位が必要である場合、または、完全扱い単位テンプレートが使用されている場合、扱い単位テンプレートノード - 補助梱包品目 (whwmd4162m000) セッションの基準フィールドで以下のオプションを使用して、生成された扱い単位構造の補助梱包品目数量を指定できます。

  • 梱包品目: 補助梱包品目は、梱包品目に基づいて決定されます。
  • 子梱包品目: 補助梱包品目は、子扱い単位の梱包品目の数に基づいて決定されます。
  • 内容: 補助梱包品目は、扱い単位の内容数量に基づいて決定されます。

補助梱包品目を使用するときは、扱い単位数量の相殺を指定する必要があります。満杯の場合のみ適用チェックボックスの設定に基づいて、補助梱包品目をすべての数量基準において追加する必要があるかどうかが示されます。たとえば、満杯の場合のみ適用チェックボックスがオンの場合、計算値に小数点以下の端数があると、最も近い (小さい) 整数値に丸められます。たとえば、10.2 個のボックスは 10 に丸められます。満杯の場合のみ適用チェックボックスがオフの場合、計算値に小数点以下の端数があると、最も近い (大きい) 整数値に丸められます。たとえば、10.8 個のボックスは 11 に丸められます。

補助梱包品目を使用するには

補助梱包数の計算式は次のとおりです。

補助梱包数 = ((<使用数量> - 相殺数量) ÷ 基準数量) × 補助梱包品目数量

使用数量の値は、基準フィールドで指定されたオプション (梱包品目子梱包品目など) に基づいて計算されます。

発注先がホイールを自動車メーカーに送付しました。ホイールはパレットに積む必要があります。

次のテンプレートを使用してホイール 40 個の扱い単位を生成すると、以下のように各扱い単位ノードの補助梱包品目が決定されます。

補助梱包品目補助梱包品目数量基準基準数量相殺数量満杯の場合のみ適用
カバー1梱包品目10なし
トレー1内容88なし

 

この例では、扱い単位テンプレート (HUT004014) に 1 レベルしかないため、基準フィールドを子梱包品目に設定することはできません。

補助梱包品目は以下のように計算されます。

1: 40 個の扱い単位が生成されたとき

梱包品目パレットに 1 個のカバー

(((1 - 0) ÷ 1) × 1) = 1

次の計算に基づいて、内容が 40 個の 4 個のトレー

(((40 個 - 8 個) ÷ 8 個) × 1) = 4

2: 24 個の扱い単位が生成されたとき

梱包品目パレットに 1 個のカバー

(((1 - 0) ÷ 1) × 1) = 1

次の計算に基づいて、内容が 24 個の 2 個のトレー

(((24 個 - 8) ÷ 8) × 1) = 2 

3: 18 個の扱い単位が生成されたとき

梱包品目パレットに 1 個のカバー

(((1 - 0) ÷ 1) × 1) = 1

次の計算に基づいて、内容が 18 個の 2 個のトレー

(((18 個 - 8) ÷ 8) × 1) = 1.25 ([満杯の場合のみ適用] がオフの場合、これは 2 に丸められます)

1 個のパレットが 1 個のカバーを補助梱包品目として含む必要があります。各パレットは 2 個の木枠を持ちます。各木枠は 4 個のホイルを補助梱包品目として持ちます。各木枠は最大 6 個のボックスを持ちます。コンテナに 3 個のボックスがあると、1 個のトレーを補助梱包品目として追加する必要があります。満杯の木枠の場合、2 個のトレーが必要で、数量の相殺は 0 です。トレーは、3 個のボックスがある場合にのみ適用します。

以下の補助梱包品目を定義できます。

ノード補助梱包品目補助梱包品目数量基準基準数量相殺数量満杯の場合のみ適用
1カバー1梱包品目10なし
2ホイル4梱包品目10なし
2トレー1子梱包品目30あり

 

1: テンプレート (HUT004014) を使用して 120 個の扱い単位を生成すると、以下の計算式を使用して、各扱い単位ノードの補助梱包品目が決定されます。

1 個のカバー

(((1 - 0) ÷ 1) × 1) = 1

木枠の場合、以下の補助梱包品目が作成されます。合計 8 個のホイルで、各木枠に 4 個。

(((2 - 0) ÷ 1) × 4) = 8

合計 4 個のトレイで、各木枠に 2 個。この計算には、完全な構造のすべてのボックスは含みません。木枠ごとに、ボックスの合計が計算されます。

木枠 1) = (((6 - 0) ÷ 3) × 1) = 2
木枠 2) = (((6 - 0) ÷ 3) × 1) = 2

2: テンプレート (HUT004014) を使用して 72 個の扱い単位を生成すると、以下の計算式を使用して、各扱い単位ノードの補助梱包品目が決定されます。

1 個のカバー

(((1 - 0) ÷ 1) × 1) = 1

木枠の場合、以下の補助梱包品目が作成されます。

合計 8 個のホイルで、各木枠に 4 個

(((2 - 0) ÷ 1) × 4) = 8

合計 2 個のトレイで、最初の木枠に 2 個

木枠 1) = ((6 - 0) ÷ 3) × 1 = 2
木枠 2) = ((2 - 0) ÷ 3) × 1 = 0.66 = 0 ([満杯の場合のみ適用] が選択されているため、これは切り捨てにより丸められます)