輸入コンプライアンスチェック時の検証エラーの処理

確認エラーという状況が事前出荷通知ラインまたは入庫ラインのグローバル貿易コンプライアンスチェックの結果である場合、輸入コンプライアンスエラーを修正し、コンプライアンスチェックを再度実行する必要があります。修正後、検証に合格すれば、事前出荷通知または入庫の処理を続行できます。

別の方法として、検証エラーを上書きすることもできます。エラーは修正または上書きする必要があります。そうしないと、在庫に商品を保管する事前出荷通知または入庫が関係する入庫処理を完了できません。

コンプライアンスエラーを修正または上書きするには、共通情報パッケージのグローバル貿易コンプライアンス機能を使用します。

コンプライアンスチェックが実行されていて、その承認が必要な場合、状況は確認中と表示されます。

ゼロ入庫、発注先への返品

ときには、入庫で検証エラーが発生しても、コンプライアンスエラーを修正しないで、ただちに発注先に商品を返品したり、まず商品を在庫に入庫したい場合があります。そのような場合、返品は LN の外部で行う必要があります。関係するオーダラインを処分するには、次のいずれかを実行します。

承認

入庫ラインまたは事前出荷通知ラインのコンプライアンスチェックに合格しても、承認が必要な場合には、検証状況が確認中に設定されます。伝票のコンプライアンスチェック結果 (tcgtc1510m000) セッションでコンプライアンスチェックが承認されると、入庫ラインまたは事前出荷通知ラインの検証状況が確認済に設定されます。

検証エラーの上書き

事前出荷通知ラインまたは入庫ラインのコンプライアンスチェックが不合格になった場合でも、権限のあるユーザがコンプライアンスチェック結果の上書きワークベンチ (tcgtc1610m100) セッションでその不合格を無効にすることができます。その結果、事前出荷通知ラインまたは入庫ラインの状況は確認エラーから確認済に変更されます。

事前出荷通知ラインの場合、コンプライアンスチェックが再度実行され、その結果が検証エラーである場合、上書きは無効になります。入庫の場合、上書きは確定です。