出荷検証

出荷検証は、出庫フローに追加できるオプションのステップです。これは、特定の取引先要件が満たされているかどうかを検証するプロセスです。このため、このプロセスでは出荷と積荷について、以下のような各種チェックを行います。

  • 必要な扱い単位が存在するかどうか
  • 追跡番号が存在するかどうか
  • 発注先番号が存在するかどうか

出荷検証は LN の外部で、Automotive Exchange Export Manager (EXM) によって実行されます。検証チェックの定義は EXM で行われます。必要な出荷、積荷、およびその他のマスタデータ情報を LN から EXM に送信し、EXM から LN に検証結果を返すには、BOD を使用します。

出荷検証処理
ステップ 1.  凍結済: 出荷検証の開始

出荷または積荷凍結済になると、出荷検証処理が開始されます。これは、EXM で検証チェックが開始されることを意味します。検証の進行中は、検証状況が検証中に設定されます。

出荷検証状況は、出荷 (whinh4130m000) または積荷 (whinh4140m000) セッションの公開状況フィールドに表示されます。

ステップ 2.  凍結済: チェック完了、出荷伝票の出力

EXM で検証チェックが完了すると、出荷検証状況は次のいずれかになります。

  • 検証済
    EXM での検証が成功しました。出荷伝票が出力されます。次のステップを参照してください。
  • 検証エラー
    LN で積荷または出荷を修正し、修正内容を EXM に送信する必要があります。これにより、検証状況が検証中に設定されます。
ステップ 3.  確認済: 検証済の場合に確認

検証が成功した場合は、検証状況が検証済に設定されます。ユーザは出荷と積荷を確認することができます。確認を行うと、EXM から事前出荷通知 (ASN) が出されます。これにより、出荷伝票と事前出荷通知の正確性が向上し、出荷処理の費用対効果/効率を高めることができます。

注意

検証状況が検証中または検証エラーの場合は、出荷または積荷を確認できません。状況が検証済の積荷または出荷のみ、確認することができます。

設定

出荷検証を使用するには、倉庫オーダタイプ (whinh0110m000) セッションで凍結必須チェックボックスと出荷検証チェックボックスをオンにし、BOD の発行を有効にする必要があります。