ライン側ラベル

製造からの完成品の入庫を確認するときに、発生元需要オーダに関連するさまざまなフィールドを扱い単位ラベルに出力することができます。これは、出荷ドックではなく製造中または入庫中にコンテナラベルを添付することによってラベル付の間違いを減らすためです。

発生元需要オーダは、完成品の製造オーダが開始された販売スケジュールと関連する販売契約です。

発生元需要オーダに関連するフィールドの例を以下に挙げます。

  • 販売先取引先
  • 出荷先取引先
  • 販売契約の販売先および出荷先住所フィールド
  • 取引先品目
  • 取引先品目
  • 取引先品目改訂

取引先品目取引先品目は、入庫済品目および引当済取引先に関連する品目コードシステムから取得されます。取引先品目改訂番号は、取引先品目コードを介して取得されます。

ラベル出力で使用できる需要オーダフィールドの完全なリストについては、次を参照してください。 ライン側ラベルのラベルレイアウト

需要オーダフィールドの取得方法

入庫中に需要オーダフィールドを取得するには、需要ペギングが品目に対して実施されている必要があります。入庫した扱い単位 (存在する場合) または製造オーダの入庫ラインの仕様を使用して、発生元需要オーダのフィールドが取得され、それが扱い単位ラベルに出力されます。

需要オーダフィールドの取得は、需要ペギングタイプが顧客基準および顧客所在地基準の場合にサポートされます。

注意

品目に販売契約または販売スケジュールが複数存在する場合、どの契約またはスケジュールが該当する契約またはスケジュールか判断できないため、ラベルに出力される情報は不完全です。

需要ペギングの設定
  1. 導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションで需要ぺギングチェックボックスをオンにします。
  2. 品目 (tcibd0501m000) セッションで該当する品目の需要ペギングチェックボックスをオンにして、需要ぺギングタイプフィールドで顧客基準または顧客所在地基準を指定します。

注意

扱い単位が入庫中に使用される場合、倉庫別品目データ (whwmd2510m000) セッションの引当レベルフィールドに物的品目を指定します。その結果、扱い単位は需要オーダの仕様になります。

取引先品目コードシステムおよび品目の設定
  1. 品目コードシステム - 品目 (tcibd0104m000) セッションで販売先取引先の品目コードシステムと取引先品目コードを指定します。
  2. 取引先品目 - 改訂 (tcibd0114m000) セッションで取引先品目改訂を指定します。
ラベル出力の設定

次のいずれかのセッションで、ラベルに出力されるフィールドのラベルレイアウトを定義します。