扱い単位ツリーでの扱い単位構造の検査扱い単位の設定によって、扱い単位が生成されるかどうか、扱い単位をユーザが作成するかどうか、入庫/出庫フローの品目に対して使用するかどうかが決まります。生成される場合は、検査ヘッダと検査ラインが作成されたときに、検査扱い単位が生成されます。 検査ラインは、検査用に作成された扱い単位に直接合致しません。検査の扱い単位構造は、以下の要因によって決定されます。
検査用に作成された扱い単位は、倉庫検査 (whinh3622m000) サテライトセッションに表示されます。扱い単位が存在する場合、扱い単位構造の最上位レベルの扱い単位が倉庫検査 (whinh3622m000) セッションに表示されます。検査予定品目の合計数量と使用する梱包定義に応じて、検査に複数の扱い単位構造を存在させることができます。そのような場合、余分な最上位レベルの扱い単位は、存在する扱い単位構造のインスタンスに重ね合わせられます。以下に例を示します。
例
検査 INS0001 は梱包定義 PD01 を使用して扱い単位を作成します。PD01 は次のように設定されています。
検査 INS0001 の検査予定品目の合計数量は 40 です。その結果、扱い単位構造は次のようになります。 扱い単位 HU 01 は、倉庫検査 (whinh3622m000) サテライトセッションに表示されます。 検査 INS0002 も梱包定義 PD01 を使用します。検査 INS0002 の検査予定品目の合計数量は 80 です。その結果、扱い単位構造は次のようになります。 検査予定品目の総数が、梱包定義 PD01 で含めることのできる最大数量を超えるため、扱い単位構造の別のインスタンスが作成されます。つまり、ボックスを 2 つ持つ追加のパレットです。そのような追加インスタンスの場合、梱包情報が存在せず、ラベルも出力されません。扱い単位 HU 04 と HU 07 は、倉庫検査 (whinh3622m000) サテライトセッションに表示されます。 さらに、最上位の扱い単位 HU 10 が HU 04 と HU 07 の上に重ね合わせられます。これは、INSP0002 のすべての扱い単位を 1 つの扱い単位構造にまとめるためです。そうしないと、HU 04 と HU 07 の下に 2 つの別の構造が存在することになります。HU 10 は、倉庫検査 (whinh3622m000) サテライトセッションには表示されませんが、扱い単位ツリーでは確認できます。 そのため、扱い単位 HU 04 を倉庫検査 (whinh3622m000) サテライトセッションで選択して、扱い単位ツリーを開いた場合、HU 10 からの構造全体が表示されます。倉庫検査 (whinh3622m000) サテライトセッションで INS0001 の HU 01 を選択した場合は、HU 01 が構造全体の最上位の扱い単位です。
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