カンバンの設定

カンバン供給システムは倉庫別品目データ (whwmd2110s000) セッションで設定できます。倉庫と品目については、以下を指定します。

  • 倉庫に品目を供給する供給システムとしてのカンバン
  • カンバンオーダのデフォルト値
  • 棚ラベルレイアウトのマスク

通常、品目はフロア在庫品目として、倉庫は工程倉庫として定義されます。ただし、カンバンシステムではフロア在庫でない品目や通常の倉庫も使用できます。

倉庫を工程倉庫として定義するには、倉庫 (whwmd2500m000) セッションの倉庫タイプフィールドで工程を選択します。品目をフロア在庫品目として定義するには、品目 - 倉庫管理 (whwmd4100s000) セッションのフロア在庫チェックボックスをオンにします。

タイプが工程の倉庫にカンバン供給システムを使用して品目を供給できるようにするには、倉庫別品目データ (whwmd2110s000) セッションで次のように設定します。

ライン供給タブで

  1. 供給システムフィールドで、カンバンを選択します。
  2. 品目が倉庫から供給される場合は、供給元倉庫チェックボックスをオンにする必要があり、供給倉庫を指定できます。
  3. 品目が発注先またはワークセンタから供給される場合は、供給元倉庫チェックボックスをオフにする必要があります。品目タイプによって、品目が発注先から供給されるかワークセンタから供給されるかが決まります。

    • 品目タイプが購買の場合、品目は発注先から供給されます。品目の供給元として、購買元の取引先および出荷元取引先を指定できます。購買元の取引先および出荷元取引先が指定されていない場合、品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションから該当品目のデフォルトの発注先が取得されます。
    • 品目タイプが製造の場合、品目はワークセンタから供給されます。ワークセンタは、製造のジョブショップ管理モジュールから取得されます。

カンバンタブで

  1. ビン数量
    1 つの棚に供給しなければならないデフォルトの数量
  2. カンバン数
    組立ラインまたは製造ラインへの供給に使用される棚の数。棚の数を計算することもできます。
  3. 供給数量
    カンバンオーダに対して供給しなければならないデフォルトの数量。供給数量は、棚数量にカンバン数を掛け合わせて計算されます。
  4. ラベルレイアウト
    カンバンラベルの出力に使用されるレイアウトのコード
  5. カンバン ID
    棚の識別番号。カンバン ID を生成するには、生成を選択します。

カンバン棚の数はマニュアルで指定することも計算することもできます。棚の数を計算する場合は、以下のフィールドも指定する必要があります。

  • 平均日次需要
  • 在庫適用範囲
  • 履歴需要の範囲
  • 将来の需要の範囲

オプションとして、割合をバッファフィールドで指定できます。詳細は、次の情報を参照してください: 供給数量、カンバン数、平均日次需要の計算

注意

カンバンパラメータの一括更新 (whinh2200m100) セッションで、選択した範囲の倉庫と品目についてカンバン設定を調整できます。