借受/貸付転送と返却転送を設定するには

借受/貸付転送と返却転送の設定には、会社全体の設定と計画グループレベルの設定の両方があります。

注意

借受/貸付転送と返却転送を設定する前に、プロジェクトペギングを設定する必要があります。

  1. 会社レベル
    計画パラメータ (cprpd0100m000) セッションで転送可能在庫の使用チェックボックスをオンにします。
  2. 会社レベル

    プロジェクトペギングパラメータ (tcpeg0100m000) セッションでは、以下を実行します。

    • 借受/貸付および返却チェックボックスをオンにして、借受/貸付転送と返却転送を有効にします。

      原価ペグ転送ルール (tcpeg1100m000) セッションで、個々の計画グループ、プロジェクト、要素、または活動について、借受/貸付転送を無効にできます。

    • 年齢調べチェックボックスをオンにして、固定期間後、借受/貸付転送のファイナライズを可能にします。
    • 期間を設定します。
    • プロジェクトの借受/貸付取引のログ セッションに借受/貸付と返却の処理を表示する必要がある場合は、会計取引 (tpppc2100m100)チェックボックスをオンにします。
    • 返却転送に転送ルールを適用しない場合は、返却に対する原価ペグ転送ルールを無視チェックボックスをオンにします。詳細は、次の情報を参照してください: 次のステップ。
  3. 計画グループレベル

    原価ペグ転送ルール (tcpeg1100m000) セッションでは、以下を実行します。

    • 原価ペグ転送を許可する必要のある計画グループ、プロジェクト、要素、または活動を指定します。
    • 転送可能在庫の使用チェックボックスをオンにして、転送可能 (ATT) 在庫の転送を許可します。
    • 原価ペグ転送タイプフィールドで、永久または借受/貸付を指定します。
重要

借受/貸付転送は次の場合に生成されます。

  • パラメータと転送ルールが定義されている。
  • 転送可能 (ATT) 在庫が 1 つ以上のプロジェクトに存在する。
  • オリジナルの需要の期限がくる前に、潜在的な貸付プロジェクトに返却できる。

    ただし、プロジェクトペギングパラメータ (tcpeg0100m000) セッションの送信時に ATT タイムフェンスを無視チェックボックスをオンにすることで、貸付プロジェクトの補充リードタイムを無視することができます。

在庫を借り受けることのできるプロジェクトが複数ある場合は、需要日付が一番近いプロジェクトが選択されます。これは貸付プロジェクトの在庫不足を防ぐためです。

ただし、他のプロジェクトに過剰在庫がある場合は、まず永続転送が作成されます。設定によって原価ペグ転送が許可されたプロジェクトに十分な転送可能在庫または過剰在庫がない場合は、在庫不足レポートが作成されます。