超過在庫の動的クロスドッキング

ここでは、在庫が利用可能な場合の次の処理について説明します。

クロスドックオーダを生成した後で、オーダ数量の残りの部分 (クロスドックオーダが作成されない数量) に対して出庫勧告を生成できます。出庫オーダラインのオーダ数量に対して出庫勧告を生成する必要があるとき、まず、そのクロスドックオーダの取消または部分取消を行う必要があります。次の理由により在庫が利用可能になることがあるので、出庫勧告の生成が必要になる場合があります。

  • 調整オーダ
  • 循環棚卸
  • 在庫のブロック解除

在庫処理パラメータ (whinh0100m000) セッションの在庫を勧告できる場合、クロスドックオーダを取消パラメータがオンの場合にのみ、クロスドックオーダは自動的に (すべてが、または部分的に) 取り消されます。

クロスドックオーダは、在庫の利用可能性に基づいて自動的に取り消されるか、部分的に取り消すことができます。考えられるシナリオを次に示します。

  • 利用可能な在庫がない場合、関連するクロスドックオーダが取り消されます。

  • 出庫オーダラインに利用可能な在庫があり、クロスドックオーダラインがない関連するクロスドックオーダがある場合で、在庫を勧告できる場合、クロスドックオーダを取消パラメータの値が、オープンクロスドックオーダまたはオープンおよび計画クロスドックオーダのとき、そのクロスドックオーダはすべて取り消されます。

    オーダ数量を完全に満たすだけの十分な在庫がない場合、クロスドックオーダの要求数量は、勧告をするために必要な数量に応じて減少します。

  • 出庫オーダラインに利用可能な在庫があり、クロスドックオーダラインがある関連するクロスドックオーダがある場合で、在庫を勧告できる場合、クロスドックオーダを取消パラメータの値が、オープンおよび計画クロスドックオーダのとき、そのクロスドックオーダは部分的に取り消されます。クロスドックオーダが部分的に取り消されると、クロスドックオーダの要求数量は、そのクロスドックオーダの計画数量と同じ数量に減少します。

    注意クロスドックオーダの要求数量は、クロスドックオーダラインの合計数量と同じで、出庫勧告を生成できない場合、減らすことができません。

    在庫を勧告できる場合、クロスドックオーダを取消パラメータの値がなしまたはオープンクロスドックオーダの場合、クロスドックオーダは取り消されません。

注意

Infor ERP LN では、出庫勧告が生成される場合に、クロスドックオーダが取り消されます。マニュアルで作成したまたは変更した出庫勧告は、自動的に取り消せません。