出荷構造の構成 - コンテナ処理

ここでは、該当する場合にコンテナをマニュアルで作成する必要があるかどうか、また LN で最初のコンテナが自動的に作成されるかどうかについて説明します。次のコンテナ処理オプションが用意されています。

  • マニュアル
  • 自動
  • 適用なし

出荷コンテナは、輸送用に出荷を梱包する手段です。1 つの積荷に複数のコンテナをリンクできます。また、1 つの出荷コンテナに複数の出荷 (出荷先コードが異なる) をリンクできます。

マニュアル

出荷コンテナの作成と出荷コンテナへの出荷の割当は完全なマニュアル処理です。LN で出荷構造が構成されると、デフォルトですべての出荷が [出荷構造の構成] グラフィカルブラウザフレームワーク (GBF) の [コンテナなし] ノードに追加されます。出荷コンテナをマニュアルで作成した後、出荷を [コンテナなし] から新規に作成した出荷コンテナに移動させる必要があります。

注意

マニュアルオプションは、次の在庫処理タイプには適用されません。

  • 入庫
  • 仕掛品振替
自動

自動オプションを指定すると、LN で最初の出荷コンテナが作成され、この出荷コンテナに出荷が自動的に割り当てられます。LN では、積荷/出荷の構築時に出荷コンテナが自動的に作成され、このコンテナが積荷/出荷にリンクされます。

注意

自動オプションは、次の在庫処理タイプには適用されません。

  • 入庫
  • 仕掛品振替
適用なし

適用なしオプションを指定すると、出荷コンテナの概念が使用されません。このため、LN で出荷コンテナが作成されません。オプションが適用なしの場合は、マニュアルでも出荷コンテナを作成できません。

注意

適用なしオプションは、次の在庫処理タイプには適用されません。

  • 出庫
  • 転送
(自動) コンテナへの出荷のリンク

次の各シナリオでは、出荷コンテナに出荷をリンクさせる方法と使用可能なコンテナがない場合に出荷コンテナを作成する方法を示します。

  • シナリオ 1: 積荷、状況 = 「オープン」

    状況が 「オープン」 のコンテナの数 = 1: このコンテナに新規の出荷をリンクさせる必要があります。

    • コンテナ 1、状況 = 「確認済」
    • コンテナ 2、状況 = 「確認済」
    • コンテナ 3、状況 = 「凍結済」
    • コンテナ 4、状況 = 「オープン」

    この場合は、状況が 「オープン」 のコンテナに新規の出荷がリンクされます。

  • シナリオ 2: 積荷、状況 = 「オープン」

    状況が 「オープン」 のコンテナの数 = 2: 「コンテナなし」 ノードに新規の出荷をリンクさせる必要があります。

    例:

    • コンテナ 1、状況 = 「確認済」
    • コンテナ 2、状況 = 「確認済」
    • コンテナ 3、状況 = 「オープン」
    • コンテナ 4、状況 = 「オープン」

    この場合は、どのコンテナを使用する必要があるかをユーザが判断できるように、「コンテナなし」 ノードに新規の出荷がリンクされます。

  • シナリオ 3: 積荷、状況 = 「オープン」

    状況が 「オープン」 のコンテナの数 = 0

    この場合は、新規のコンテナが作成され、新規のコンテナに新規の出荷がリンクされます。

  • シナリオ 4: 積荷、状況 = 凍結済/確認済

    この場合は、新規の積荷と新規のコンテナが作成され、新規のコンテナに新規の出荷がリンクされます。

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