ロジスティックサービスプロバイダ (LSP) - 梱包品目の登録

ロジスティックサービスプロバイダ (LSP) は、独立した VMI/委託タイプの倉庫として LN の倉庫管理で扱われます。在庫の所有権は発注先にあります。

注意
  • 顧客が消費した時点での梱包品目処理の記録は、VMI/LSP 倉庫の消費済ストックポイント情報を基準とするものではありません。梱包材の処理は、標準品目の消費とは別に記録する必要があり、販売消費の処理時に扱われます。

LSP に基づくシナリオでは、発注先への消費メッセージは、エンド顧客 (OEM) ではなく、常に LSP から送信されます。

前提条件

LN では、次の場合にのみ梱包品目処理が記録されます。

  • 倉庫マスタデータパラメータ (whwmd0100s000) セッションの拡張梱包品目の登録チェックボックスがオン

  • 梱包品目 (whwmd4505m000) セッションの登録対象チェックボックスがオン

  • 在庫管理チェックボックスがオフ

重要

LN が消費メッセージを受け取った後で該当する梱包品目取引を更新する LSP シナリオには、次の 2 とおりがあります。

  • LSP (VMI) 倉庫が顧客によって運営/管理されており、おそらくその顧客のサイトに所在している

  • LSP (VMI) 倉庫がおそらく発注先と関係の深い第三者によって運営されている

適用されるシナリオを表すために、倉庫 (whwmd2500m000) セッションの出荷資材取引の更新時フィールドにある次のオプションを提示します。

  • VMI 倉庫向け出荷: LSP 倉庫が顧客によって管理されている場合に使用します。
  • 顧客別消費: LSP 倉庫が発注先または発注先と関係の深い第三者によって運営されている場合に使用します。
VMI 倉庫向け出荷オプションの使用 - シナリオ

次の場合には、VMI 倉庫向け出荷オプションを使用する必要があります。

  • VMI (LSP) 倉庫に出荷される商品が発注先の倉庫から出た時点で出荷資材取引を更新する必要がある。LN では、商品を発注先の倉庫から VMI 倉庫 (LSP) に納入する VMI シナリオの場合に販売転送オーダが使用されます。

  • LSP から送信された消費メッセージに梱包情報が記載されていない場合に出荷資材取引を更新する必要がある。商品が発注先の倉庫から LSP 倉庫に出荷 (転送) された時点で、出荷資材取引を更新する必要があります。

顧客別消費オプションの使用 - シナリオ

次の場合には、顧客別消費オプションを使用する必要があります。

  • 顧客/OEM による消費が処理された時点で出荷資材取引を更新する必要がある。LSP から (発注先に) 送信される消費メッセージには、必要な梱包情報がすべて記載されていなければなりません。

出荷先 VMI (LSP) 倉庫 (商品の転送先) の出荷資材取引の更新時フィールドによって、適用されるシナリオが決まります。