出荷規則

LN では、倉庫オーダヘッダと出庫オーダライン上に出荷規則が記録されます。マニュアル倉庫オーダのヘッダレベルで出荷規則が定義されている場合は、その出荷規則がすべての出庫オーダラインにデフォルト設定されます。発生元が販売オーダまたは販売スケジュールの倉庫オーダでは、販売から出荷規則が取得されます。それ以外のすべての非マニュアルの発生元では、出荷規則がデフォルトでなしに設定されます。つまり、出荷規則を倉庫オーダ上にマニュアルで指定することができます。

出荷規則 - 倉庫オーダ

次の出荷規則を倉庫オーダヘッダ上に指定できます。

  • なし

    出荷規則が適用されません。LN で有効在庫に基づいてオーダが処理されます。十分な在庫がある場合は、完全な出荷が生成されます。十分な在庫がない場合は、次の状況が考えられます。

    • 販売契約パラメータ (tdsls0100s300) セッションのスケジュールに契約を使用チェックボックスがオンになっていると、部分的な出荷の場合にバックオーダが自動的に作成されません。この状況では、LN で出荷数量が販売スケジュールに戻され、ユーザは出荷数量の不足分をどのように処理するかを出荷詳細に基づいて決定します。出庫オーダライン (whinh2120m000) セッションのバックオーダの作成チェックボックスがオフになります。

      この処理は、スケジュールに契約を使用チェックボックスがオンになった後で作成された販売スケジュールにのみ適用されます。

    • 契約が販売スケジュールに使用されていないと、部分的な出荷の場合に LN で自動的にバックオーダが作成されます。出庫オーダライン (whinh2120m000) セッションのバックオーダの作成チェックボックスがオンになります。

  • 出荷オーダ完了

    オーダ全体を単一出荷で出荷する必要があります。このため、LN では、部分的な納入が許可されていません。在庫が不足していると、出荷が延期になります。

  • 出荷セット完了

    倉庫オーダセットは、倉庫オーダヘッダ上に記録されている販売オーダセットに基づいています。1 つの販売オーダセットに複数の倉庫オーダセットが属している場合があります。発生元が販売の場合、この規則は、販売オーダセット全体を一度に出荷する必要があることを意味しています。つまり、関連した倉庫オーダセットをすべて出荷する必要があります。

  • キットの出荷完了

    この出荷規則はキットオーダにしか適用できないため、キット全体を出荷する必要があります。オーダ数量よりも少ない数の品目を出荷できますが、これは関連したキット構造にすべての構成要素が揃っている場合に限ります。LN では、1 つの主品目/キットで構成された (1 つのセットとして出荷する必要のある) 構成要素ラインに固有のセット番号が割り当てられます。

    注記

    • 出荷規則キットの出荷完了は、次の項目には適用されません。

      • マニュアルで作成された倉庫オーダ
      • 発生元が販売オーダと販売スケジュール以外である非マニュアルの倉庫オーダ

出荷規則 - 出庫オーダライン

次の出荷規則を出庫オーダライン上に指定できます。

  • なし

    出荷規則が適用されません。

  • 出荷ライン完了

    該当するラインの合計数量を 1 つの単一出荷として出荷する必要があります。

  • 出荷ラインおよび取消

    十分な在庫がある場合は、そのラインの完全な出荷が生成されます。在庫が不足している場合、バックオーダは作成されませんが、残存数量のオーダが取り消されます。事前定義された取消理由が該当するオーダラインにリンクされます。