納入地点に基づく出荷構築出荷構築とは、(ピッキング済) 出庫勧告に基づいて出荷が自動的に作成される処理です。 納入地点の値は、販売スケジュールライン (tdsls3107m000) セッションの納入地点フィールドを介して販売から倉庫管理に渡されます。スケジュールラインが倉庫管理に転送された時点で、納入地点が出庫倉庫オーダラインに渡されます。 既存の出荷構築基準を次に示します。
LN では、商品の移送先が最も詳細に定義されているレベルは出荷先取引先と出荷先住所です。ただし、顧客/相手先ブランド製造者 (OEM) の施設が広大であるために、商品を入庫できる納入地点が複数存在することがよくあります。商品の納入が円滑に済むように、発注先/輸送会社は、商品の荷卸を行う特定の納入地点を把握しておく必要があります。このためには、納入地点を納品先住所に追加し、出荷構築基準に含めます。 LN では、出荷ラインと同じ 「納入地点」 が設定された出庫勧告が 1 つの出荷に分類されます。倉庫オーダタイプ (whinh0110m000) セッションの出荷ごとに 1 納入地点チェックボックスを使用すると、出荷構築時に出荷ラインを納入地点別に分類できます。このチェックボックスがオンの場合、 LN で出庫ラインが次のとおりに分類されます。
納入地点に基づいて出荷が作成されるシナリオの例を次に示します。
輸送との統合 出庫オーダラインに納入地点が指定されており、倉庫オーダタイプ (whinh0110m000) セッションの出荷ごとに 1 納入地点チェックボックスがオンになっている場合は、その納入地点が対応する輸送オーダに渡されます (輸送が導入されている場合)。出荷ごとに 1 納入地点チェックボックスは、輸送では変更することができません。つまり、輸送での積荷構築は常に、倉庫管理の出荷構築指示書に基づいて行われることになります。これは、輸送の計画エンジンによって、納品先住所ではなく納入地点ごとに別々の出荷が構築されることを意味しています。このため、1 つの積荷内の 1 つの荷卸住所に対して複数の出荷が発生することがあります。
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