扱い単位を (単一品目から複数品目に、またはその逆に) 変更する場合の例
LN では、単一品目扱い単位しか作成されません。複数品目扱い単位の作成はマニュアルでの処理になります。単一品目扱い単位を複数品目扱い単位に変更することができます。単一品目扱い単位を複数品目扱い単位に変更すると、多くの場合に別のラベルレイアウトが適用されます。詳細は、次のオンラインヘルプを参照してください:
例
車の内部ミラーと外部左側ミラーという 2 つの品目で構成された出荷があるとします。最初の段階で、この出荷には 2 つの出荷ライン (品目 「内部ミラー」 における 1 つのラインと品目 「外部左側ミラー」 における 1 つのライン) があります。単一品目マスタが 2 つあり、マスタごとにシングルが 2 つあると想定します。つまり、(単一品目) 親扱い単位ごとに 2 つの子扱い単位があることになります。この場合は、4 つの単一品目シングル (4 つの子扱い単位) があります。定義されたラベルレイアウトコードを次の表に示します。
販売品目 | シングルの梱包情報 | マスタの梱包情報 |
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内部ミラー | KLT1234、単一品目ラベルレイアウトコード = AAA | パレット、単一品目ラベルレイアウトコード = KKK、複数品目ラベルレイアウトコード = LLL |
外部左側ミラー | KLT5678、単一品目ラベルレイアウトコード = BBB | コンテナ、単一品目ラベルレイアウトコード = MMM、複数品目ラベルレイアウトコード = NNN |
さまざまなシナリオ
シナリオ 1: 外部左側ミラーを含むシングルをコンテナからマニュアルで取得し、内部ミラーを含むパレットに配置します。この場合は、パレットが複数品目扱い単位になります。これ以降、パレットのラベルの出力に複数品目ラベルレイアウト 「LLL」 が使用されることになります。シングルのラベルの出力には、まだラベルレイアウト 「AAA」 と 「BBB」 が使用されます。コンテナの複数品目ラベルレイアウト 「NNN」 は使用されなくなります。
シナリオ 2: もう一方の選択肢として、内部ミラーを含むシングルをパレットからマニュアルで取得し、外部左側ミラーを含むコンテナに配置します。この場合は、コンテナが複数品目扱い単位になります。これ以降、コンテナのラベルの出力に複数品目ラベルレイアウト 「NNN」 が使用されることになります。シングルのラベルの出力には、まだラベルレイアウト 「AAA」 と 「BBB」 が使用されます。パレットの複数品目ラベルレイアウト 「LLL」 は使用されなくなります。
シナリオ 3: マスタ扱い単位を新規に作成します。シングルをパレットとコンテナから取得し、新規の扱い単位に配置します。新規の扱い単位を作成すると、梱包定義もデフォルトラベルレイアウトも使用できなくなります。この場合は、エンドユーザが目的に合ったラベルレイアウトコードをマニュアルで入力する必要があります。