顧客による倉庫管理 - 手順
顧客による倉庫管理 シナリオのステップは、ステップ 5 「発注先が顧客の在庫を出庫」 とステップ 6 「請求」 を除いて、完全 VMI シナリオと同じです。これらのステップを次に示します。このシナリオのその他のステップは完全 VMI - 手順を参照してください。
ステップ 5. 顧客が在庫を出庫
- 顧客が消費する在庫を出庫します。
発注先と顧客はそれぞれの ERP システムの VMI 倉庫に出庫を登録します。
顧客の ERP システムでは、買掛入庫と消費レコードが作成されます。消費レコードは、委託消費 (whwmd2551m000) セッションに保存され、購買オーダと、消費される商品の倉庫での入庫が発生した受取にリンクされます。詳細は、次の情報を参照してください:
消費レコード
発注先の ERP システムでは、在庫消費 (tdsls4140m000) セッションで、消費レポートが顧客からの BOD メッセージを受信した後に自動的に作成されるか、マニュアルで作成します。この消費レポートは、管理倉庫での在庫レベルの数を減らし、発注者の請求モジュールでの請求処理を制御します。これによって、顧客への発生元販売オーダへ消費レコードがリンクされます。詳細は、次の情報を参照してください:
在庫消費処理
ステップ 6. 請求
在庫消費の処理 (tdsls4290m000) セッションで、発注先は、消費レコードを処理し、発生元オーダラインにリンクされた請求書ラインを作成します。請求ラインは、販売オーダ請求ライン (tdsls4106m100) セッションに表示されます。
処理中に消費レコードへリンク可能な発生元販売オーダラインが見つからなかった場合、委託請求タイプの販売オーダが生成され請求ラインが作成されます。
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請求処理は、発注先または顧客のいずれかが開始します。発注先が請求をトリガする場合には、次のような手順になります。
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請求バッチ (cisli2100m000) セッションで、発注先が請求バッチを作成します。
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請求書の構成/出力/転記 (cisli2200m000) セッションで、発注先が請求書を作成します。これにより、発生元販売オーダが処理されます。
または、顧客が、自己請求を採用し、1 ヵ月に 1 回などの一定の期間で合算された支払を行います。詳細は、次の情報を参照してください:
自己請求または財務会計パッケージのオンラインヘルプ
顧客または発注先によって開始された請求は、すべての VMI シナリオに適用されます。