扱い単位の寸法例 D
この例では、LN で、外部梱包品目が使用される扱い単位の寸法を計算する方法を示します。
例
親扱い単位には、「パレット」 と呼ばれるユーザ定義の外部梱包品目が使用されます。親扱い単位には、8 個の子扱い単位で構成される子レベルが 1 つあります。各子扱い単位では、ボックスと呼ばれるユーザ定義の内部梱包品目が使用されます。
この扱い単位における個々の梱包品目の寸法は、次のようになります。
寸法 | パレット | ボックス |
---|
幅
| 1 m | 0.5 m |
長さ
| 1 m | 0.5 m |
高さ
| 0.2 m | 0.5 m |
フロアスペース
| 1 m2 | 0.25 m2 |
容積
| 0.2 m3 | 0.125 m3 |
前の例の寸法に当てはめると、子扱い単位が含まれている状態の親の寸法は次のようになります。
寸法 | 親 | 説明 |
---|
幅
| 1 m | これは外部梱包品目の幅です。 |
長さ
| 1 m | これは外部梱包品目の奥行です。 |
高さ
| 1.2 m | パレットおよびボックスの表面積によって、パレット上に納まるようにボックスを積み重ねる必要があるかどうかが決定されます。扱い単位 (whwmd5130m000) セッションの高さフィールドの値は、積み重ねたボックスの高さにパレットの高さを加算した値を示します。LN では扱い単位の高さを次のようにして計算します。- 品目または内部梱包品目の総容積を、外部梱包品目の容積に加算します。
- その結果を、外部梱包品目のフロアスペースで除算します。
個々の内部梱包品目の容積は 0.125 です。したがって、容積の総計は 8 x 0.125 = 1、外部梱包品目の容積は 0.2 になります。これにより、(1 + 0.2) ÷ 1 = 1.2 という結果が得られます。 |
フロアスペース
| 1 m2 |
幅の値 × 長さ の値 |
容積
| 1.2 m3 |
フロアスペースの値 × 高さの値 |
正味重量
| | 総重量は、該当の子扱い単位に含まれる品目の重量の総計、および親の外部梱包品目と子扱い単位の (いずれかのタイプの) 内部梱包品目における重量の総計を合計した値です。正味重量は、該当の子扱い単位に含まれる品目の重量の総計です。 |